チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

答えかも。。「誠実な」説明は最大の防御

書評で面白そう、題名もステキと思って読んだ本
大平一枝さんというエッセイストの本です。この方沢山の本を出されているようですが、私は初めて存じ上げて。

多分、同世代(アラ還)の方と思います。若い頃に感じた「世の中の空気」が同じなので。

内容は、若い頃思っていた、信じて進めてきたものも歳をとると変わってくるということを実感し、その思いを書き綴った本。
読んでいると「あるある!」ということが沢山出てきて嬉しくなります。

正直、ちょっとしつこさを感じてしまう文章で、内容は共感するんだけど「うーん」という場所が目につく。でも、今まで漠然と思っていたことが、頭の中で整理できたので私としてはありがたい本でした。

ちょっと前に
はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと
で書いたことだけど。

o-chancello.net


変わったこととして、「無理」と言うことにした。とあげている。

昔は断ることが面倒で「無理」と言えなかったけれど、色々負担が増えてきて「無理」と言うように変えた。
ところが、今まで「大丈夫」と受けていたのになんで断るのかと怒る人が出てきて。
それでも受けてたらこっちがもたないからと「無理」を突き通したら、
大概はわかってもらえたけど、わかってもらえない人がいた。そういう方とは残念だけど付き合いを諦めようと覚悟していたけど、その人が怒って放った「嫌味」が残ってつらい。
というくだりなのですが。。

「大丈夫」を繰り返してきた私としては「無理」の後処理 つまり相手に対する説明がものすごく下手で。
やってるつもりなんだけど、わかってもらえない。

なんで今まで受けてくれたのに、ダメなの?という方々に納得行く説明ができたらもう少しソフトに人付き合いが出来るのにと思っていたところに。。

ありました。。

私も「ノー」は下手だ。
元来、人からの誘いや頼まれ事をあまり断れない。
先日、SNSを使ったバトン形式のインスタ投稿企画について話が回ってきた。賛同したので、次のバトンを渡すべく心当たりの人に打診をした。
するとしばらくして断りのメールが来た。「参加していない人の立場になると疎外感があるかもしれないので辞退する」と言う長くて丁寧な返事だった。
素直な言葉の連なりはすんなりと理解でき、よく納得できたのでお礼を告げた。相手から「こちらこそ伝えることで、何が引っかかっていたのか自分のもやもやも整理できました、ありがとう! 」と返ってきた。
ノーの伝え方が上手な人だなとしびれた。誠実に自分の気持ちを伝える。妙なフォローや言い訳を一切しない。丁寧な文面から、思いがこちらの心にまっすぐ届く。
いろんな考え方があっていいし、価値観は他人に押し付けるものではない。
彼女のノーの返事から、私は人付き合いの基本を学んだ。誰かがいいと言ったことに賛同するにしろ、違う立場を取るにしろ、「自分」はどう思うのかを言葉で表明する。それは自分の軸をしっかり持っていないとなめらかにはできない。

ポイントは、「誠実に」でした。

今までの私は、「誠実に」よりも 妙なフォローや言い訳が多かったような気がします。
そのうち面倒になって、もう嫌なものは嫌なの!ということになり。。。。そんなことでは納得は得られません。
国会と同じ。。。私も安倍さんと同じだったんだ。。。

「ノー」というのであればその理由を誠実に伝える。言い訳なしに。
そこが大切。

私は「ノー」しか伝えないので、理由が分からず相手が怒る。。
「ノー」の説明が下手だから。

まあ下手でも良いから、まずは誠実に相手に説明しようと。。。その次は説明の技術を身につければ、少しは納得してもらえるかもしれない。。。。

「丁寧に」とか「真摯に」説明する。と書くと、安倍総理のマネになって、全く説明しないことと同義語になるので、
「誠実に」説明することにします(笑)

昨夜の夕食

豚汁
豚の生姜焼き
キャベツの千切り

豚汁は、里芋をいれていますが。
この里芋をあらかじめ蒸してから入れるとホクホクになって、美味しいです。

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