年末にプラスチックゴミを捨て損ねて。
ベランダにある大きなゴミ箱は、パンパン。
とは言え、ゴミは増える一方なので。
なんとかゴミ箱に収まらないかと、何度も押し込んでみたけれど、限度がある。
ごみ収集の初日まであと4日。。。
こりゃ無理だと思い直して。
パンパンになっているゴミ一袋を栓をしてベランダの隅の方に置いた。
我が家は緑が多いせいか、何なのかわからないがカラスが多い。
マンションのごみ収集所は、時期によってはカラスがゴミ収集所の塀に何羽も停まって睨んでる。。
そのカラス。
物凄く大きくて、威厳があって、物凄く怖い。
「怖くてゴミ出せない。。」と、根を上げる人もいるほど。
だからと言って出さない訳にはいかないので、意を決して捨てに行く。
「おはよう。いい天気だねぇ。」
と、カラスに媚を売って、とにかく敵ではない、ご機嫌を損ねないようにそおっとそおっと収集所の扉を開けて、中に入り、ネット(カラスよけの為)を上げて、ゴミ袋を入れる。本心はネットの手前に放り出したい気分だが、そんなことをすると睨んでいるカラスがやった!とばかりゴミをつつきに来るので、ネットの奥に、放り込む。怖い。。。
管理人さんの話では、最近のカラスは、共同作業が出来るとか。。
一羽はネットを上げてもう一羽がネットの中に入って行ってゴミを引っ張り出す。
「もうそこまでやられると、わかったよ。あんた偉いよと感心しちゃうんだよね」
と、管理人さんは妙に感心していた。
ネットの奥にゴミを入れておけば、共同作業のカラスもさすがに入っていかれないので、諦めるらしい。
そんなこんなで、屋根付きの収集所にしよう!という声が何度も出るのだけど。。
何故か毎回却下される。。
多分、カラスに襲われたとか、大きな事故が起こるまでは動かないのだろう。極めて日本的。。。
話は、我が家のベランダに戻って。。
このゴミ袋はあと4日はベランダに居座ることになる。カラスに見つからないだろうか?
ドキドキするが。
よく考えてみたら、カラスが睨むのは繁殖期だけ。
年末年始は姿も見ない。
ベランダにビニールのゴミ袋をそのまま置いたら、ダメ!と思い込んでいたが、結構大丈夫じゃないの?と思い直した。
逆に、
今までパンパンだったゴミ箱がスッキリして、思いの外気分がスッキリした。
家の中のプラスチックゴミ箱も空になったし、ただそれだけなんだけれど、物凄く気分が良くなった。
何でも余裕が大切。。
パンパンになっていると、新しいものもいれられなくて、イライラするばかり。
パンパンになっている時は、「他に手はない!」と思いがちだけど、世の中結構色んな解決策があるもんだ。
プラスチックゴミのおかげで、年明けちょっと賢くなった。
ような気がする。