チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

気のせいか今日は良くない日のような。。

今日は家族がそれぞれ用事があり、それぞれに出かけて行った。

私は昼過ぎから外出。

朝から思っていたのだけど。

なんか、みんなイライラしている。

大きな問題もないのだけど、いちいち言うことが気に障り(笑)

穏やかな息子もなんかイライラ。

ありゃありゃと思いながら、私もなんか落ち着かない。

外にでて、電車に乗り、時間があったので1人お茶した。

隣は親子連れ。小さい子が2人とお母さん。

まだ一歳くらいの男の子がしたに落ちたポテトを拾って食べようとした。

お母さん慌てて、止めるんだけど、止めたあと、バチっ!と男の子をはたいた。

止めるのも怒るのもわかるけど、たたくかぁ??

男の子はギャン泣き。

見たところ、ふつーの穏やかそうなお母さんだけど。どうもイライラしているみたい。

ギャン泣きされて(させたんだけど(笑))お母さん益々イライラしてる。

そこら辺で私も気がついた。

 

今日はなんだかイライラする日。

 

電車に乗ってもなんだか周りが落ち着かなかったし、お茶の店員さんもなんか力が入ってる。

 

気のせいかもしれないけど。

 

多分、そう。

こういうときに足掻いても仕方ない。

みんな、調子わるくても頑張ってるから(勝手な思い込みかもしれんが)

 

私も何とか乗り切ろう。

事件が起きなければよしとしよう。

穏やかに1日を過ごせますように。

 

 

早めに用意するかぁ

88歳になる母の話。

 

心房細動でたまーに瞬間意識が無くなるらしい。これが、本当に突然起こる。

数ヶ月前は、冷蔵庫のドアを開けているときに、意識がなくなり、冷蔵庫のドアに激突してメガネ(プラスチック)のレンズが割れた。プラスチックのレンズが割れるというのは物凄い衝撃らしい(メガネ屋さん談)

そのまま、尻餅をついたのだけど、それが上手く着地したらしく、大きな怪我なく終わった。

そして、その後普通に夕食をとり、普通の生活を送れた。本当に瞬間、意識がなくなるたけで、その前後は普通なのです。

後から知ったのだけど、高齢者は、こういうことが多いらしい。

でも、周りは物凄く怖い。

予測がつかないし、その時にそばにいるとは限らないし。

ついでに、母は膝が悪く、つまづきやすい。

あと、心臓や腎臓の具合が悪いので足のむくみがあって歩きにくい。

ついでに、季節の変わり目で目眩がある見たい。

 

つまり。。。

転ぶ要素が満載。。

 

それでも、タクシーを使って、買い物には出かける。

一緒に行こう!と言っても、全く聞かない。

好きな時間に行きたいところに行きたいらしい。

 

危ないなぁ。とは思うけど、その気持ちはわかるので、そこで転んだらもう仕方ないと思うことにした。

 

家の中で、転ぶのもずっとついている訳にはいかない。

ずっと母と一緒にいたら、こっちがもたない。

 

我が家は別居(同じマンションの斜め下)だから、ドアを閉めれば、別空間になる。

何をやってもわからない。

これが同居になると、ひとつひとつの動きが気になって、お互いイライラしてしまうだろう。私なら、同居はダメだ。心から思う。

 

そうは言っても、結構なストレスだ。

日に数回母の部屋に通っているけど、ドアを開けるたびに、「大丈夫かなぁ」とちょっとドキドキしながら家に入る。

「問題ないです!」と言われると本当にホッとするけど、3日に一回くらい、何かしら起こっている。

小さいことなら、その場でなんとか処理して済ますけど、数日前は、

「夜中にトイレに起きたら転んだ。3回も」と言われて、朝からドキドキした。

畳の上だったので怪我はしなかったのだけど、3回も転ぶって、普通じゃない。どういう3回なのかわからないけど、とにかくふらついたのだろう。

しかも、対処法がない。

かかりつけのお医者さんに行っても、

「季節的なものと、年齢的なものと」

と、何となく思いつく原因をあげてくれるけど、結局

「もうお年だから仕方ない」ということで片付けられる。

 

この日々のドキドキに加えて、口座残高が0円になってたり(金銭管理は私がやることになった)、親戚からの親切そうなアドバイス(なんのアドバイスにもなってない)とか、に対処していると、物凄く負担を感じる。

 

どうなるんだぁ。この先。。

 

と思うと、益々暗くなる。。

 

そこで気がついたのだけど。。。

 

もし、転んで怪我をしたらどうするか?

について、考えがまとまってなかった。

 

怪我して病院に運んで。。

までは何となく考えていたけど、何処の病院に運んでもらうか(希望が叶うとは思わないけど、救急車でも希望は聞かれるらしいし。。)

その先、すぐに退院できればよいけど(それはそれで大変だけど)、リハビリが必要ならリハビリの病院は何処にするか。

寝たきりになったら、どこにお願いするか。

 

とにかく、怪我するまでの心配はしていたのだけど、その先の対処法を全く考えていないことがわかった。

 

母の場合、認知症はあるものの、訳がわからなくなっている訳ではないので、グループホームは無理だと思う。(勝手な私の判断)

母自身、抵抗が酷いだろうし、集団生活ができる人ではないから。

 

かといって老人ホームは?

なんかこれも違うような気がする。

 

結局、怪我をして動けなくなったら、怪我をしなくても、トイレが自力で出来なくなったら、つまり、寝たきりに近い状態になってから、動かす場所しかないような気がする。

 

老人病院。。

 

名前は聞いたことがあるものの、何処にあるのか、どんなものなのかわからない。

訳がわからないので、良さそうな病院にメールを打ってみた。

 

メールしたのは、日曜日の午前中。

そしたら、すぐに(日曜日の午前中)電話がかかってきた。

 

はやっ!!

 

電話は、ソーシャルワーカーの方だった。

さっぱりわからないことを伝えた。

すると、

「パンフレットを送りますので、それを読んで、ご興味があったら、見学にいらしてください。土日もやってます」

コロナで見学なんてやってないだろうと思い込んでいたのだけど、土日もやっているなんて。。(2人まで可能だそう)

 

早速、来週見学することにした。

 

ただ、見学を予約しただけだけど。

なんか、ちょっと心が軽くなった。

先行き不安で仕方なかったのが、少し道が見えて気持ちが楽になったのかもしれない。

 

必要になった時に、慌てて用意するのは大変だからと、先に考えておくか。と行動したのだけど。

こんなに気持ちが楽になるとは、思わなかった。

 

今朝、母のところに行くと、

「歯ぐきが痛いから、歯医者を予約した」

と言う。

確か、今日は内科受診の日。

「勝手にやらないでよ。予定あるんだから」

とぶつぶつ文句を言うと。母は猛然と、カレンダーの前に行って

「内科は明日!今日は何にもない!」と主張する。

カレンダーには、内科の予約の紙が貼ってあって、確かに予約は明日だった。

 

母の勝ち!!

 

歯が痛いから、歯医者に予約した。しかも空いている時間を考えて。

(私の予定はムシ。1人で行くつもりたったのだろう💦)

 

最近の母の行動としては、物凄くナイス!な行動だ。

感動した!!(笑)

 

まだ病院のお世話になるまでには、時間があるかも。とも思ってきた。

病院の存在を知る前は、すぐに気持ちがいっぱいになっていたけど、存在を知るだけで、ちょっと心に余裕ができた。

単純。。とは思ったけど、こういう心の拠り所って物凄く大切なんだなぁ。と、思った。

 

 

楽しいことが沢山ある!!

母の家の金銭管理のドタバタで、とてもとても疲れていた私ですが。

少しずつ、日常を戻しつつあり。。

 

戻ってくると、世間の楽しい情報が入って来ます!

なんと!

世界水泳が7月に行われるとか!

水泳大好きな私にはもう、今からワクワク。

今年は福岡だそうで。

何なら見に行こうかな?とも思うくらいだが

 

ラグビーワールドカップは今年の9月だと!!

日本でやった四年前のワールドカップ

恥ずかしながら、全く期待していなかったのですけど、スタートすると面白さに目覚め「にわかファン」全開!!!

楽しみですねぇ。

 

そして、来年はパリオリンピックなのですね!

東京オリンピックの時は時差が関係無かったのですが、今回はパリ。夜中に応援は辛いなぁ。

でも楽しみ!

 

そして。。

ホンダが、F1復帰!

と書くと、車好きと思われそうですが。

全然(笑)

そんな私でもホンダがF1復帰と書くだけでワクワクしてしまいます。

2026年から復帰ということなので、まだ先ですけど。

 

コロナやウクライナで、ニュースは暗いものばかり。だからニュースは見ないでおこう!と何となく思っていたけど。

知らないうちに明るいニュースも沢山!!

 

そして。。

ゴールデンウィークと点検でお休みだった水泳教室が再開した。

1カ月泳いでいない。

行くのがとても億劫だ。恐怖さえ(笑)感じる。

「途中で溺れるかも」と訳のわからないことを考える。

誰も背中を押してはくれない。行くのも辞めるのも自由だ。

面倒だなぁ。と思いながら、プールに向かった。

久しぶり!と声をかけられたり、かけたり。

この1年で随分と知り合いが増えた。

「1カ月ぶりなの」

と言うと、みんな

「それは大変よー。」と、びっくりされた。

教室が休みでも、みんなプールに通って、練習していたらしい💦

20人近いクラスの中で、休みの間一回も泳いでいないのは、

私だけ!!!

えーー。とびっくりするやら、反省するやら。

溺れるかも。。と言いながら(しつこい(笑))プールに入ると段々と調子が上がってきた。1時間のレッスンの最後の頃は、ノリノリになってきて。周りから、「やっと調子が上がってきたのね」と冷やかされた。

やっぱり、水の中はいいなぁ。

暗いニュースも多いけれど、楽しいことも沢山待ってる。

 

私もモチベーションあげなくちゃ!

母 迷子とその理由

もうすぐ88歳になる母。

同じマンションの斜め下の部屋で1人暮らし。

膝の痛みがひどくて上手く歩けない。

トボトボと本当にゆっくりと歩く。

そして長い距離もだめ。

元々歩くのが嫌いだったから、なおのこと。

でも出かけたい気持ちは人一倍大きくて。

危ないよー 転んだら大変!の声を全く気にすることなく 近所のスーパーに

タクシーで出かける。

母の話ではタクシーを待たせておいて、また同じタクシーで帰ってくるとか。

買うものといえば全然大したものではないので、タクシー代が一番高いのだろうと思う。

でも母は出かけたいらしい。1人で、好きな時に。

そんな行動。危ないことはわかっていたけれど、好きなように動きたい気持ちはわかっていたので見て見ぬふりをして過ごしていた。

 

その母が、ある日電話をかけてきた。

「迷子になったの」

タクシーで出かけている人がなぜ迷子になるのか。。。。

不思議に思っていると、知らない女性が電話口に出た。

「すいません。私、加藤と申しますがお母様が道に迷われているようで。。。」

今いる場所を聞くと、駅から少し離れた小道らしい。

なんでそんなところで歩いているのか?

さっぱり分からなかったけれど、とにかく、ご迷惑をおかけしている方もいるので、すぐに行きます!とノーメイク、家着、そしてお礼の品と思って大量買いしているお醤油を袋に入れて(それしかみつからなかった)車で向かった。

出会えるまでに少々時間はかかったのだけど、加藤さんという方がきちんと指示してくださって会うことができた。

ひたすら頭を下げることしかできない私に加藤さんは

「いえいえ。私の母も色々やらかしているので大丈夫ですよー」と優しく言ってくださった

土曜の午前中を歩いている方なんて、近所に住む主婦だろうと思っていたら、姿形が思いっきりキャリアウーマンで。。。。しかもお仕事中とか。

そんな時に母についていてくださって、本当に申し訳ない。

しかもお礼の品が、お醤油。。。。これから仕事の人にお醤油はないでしょう。。。。。💦

自分のバカさ加減に嫌気がさしながらも、

「あの。これ重いんですけど美味しいんです」とお醤油を渡そうとしたが、加藤さんはがんとして受け取らない。

「大したことしてませんから」とおっしゃる。

 

連絡先を聞くのもかえって迷惑だろうし、とにかくありがとうございました!と平身低頭で、お別れした。

母は、待っている間、加藤さんとお話したそうだ。

すごく楽しかったらしい。

「また遊びにいらしてくださいね」と言っていたが。。。。。意味わからん。

 

天気の良い暖かい時だったので、母の体調には問題なかった。

それはとても良かったのだけど、一体どうして、駅から歩いていたのだろう?

あんまりガンガン聞くと母も意地を張って何も言わなくなるので、しばらく時間が経ってから

「なんであんなところ歩いてたの?」

と聞いてみた。

すると母は「駅から家まで歩けると思ったんだけど、迷っちゃって」

昨年の10月に骨折するまで、駅に行くときは往復どちらかを歩き、どちらかをタクシーにしていた。

しかし、骨折してからは、全く歩くことはなくなって、しかも駅から家までの道は小道を曲がったりとちょっと分かりにくいので方向音痴の母が久しぶりに歩けば、迷うのは当然だろう。

でも、なんで突然 歩いた?

 

例え、道を間違えなかったにしても。今の母は1キロ弱の距離の歩きは無理だと思う。

大体、歩くことが嫌いなんだから、それなのになぜ歩く?

 

私の頭の中は????が巡り、なんで歩いた????

タクシーに乗ることさえわからなくなったのか????

 

と悪いことが頭の中を巡って、気分が暗くなっていく。

 

その日の午後は母の歯医者で。私は付き添い。

いつものように私の車に乗って、歯医者に行く。

普通に受診して。会計に。額は620円。

母から財布を預かって支払いをしようとすると。

221円しかない!

「お金ないよ」というと、母は「あら」と言って、札入れを渡してきた。

母は最近、カードを使わなくなっていて、いつも結構な額のお札を入れている。

でもその母の札入れを見ると、一枚もお札がない!

 

「全然お金ないよ!」と母に言うと

「あら、じゃあ下ろさなくちゃ!」と母は平然としている。

 

仕方なく歯医者の支払いは私が立て替えて、そのまま銀行のATMに行った。

普段、私は母の金銭管理は全く関わらない。

週に2回ほど東京から掃除にくる妹と母がゴソゴソやっているので、私は全く関知しない。

やってくれるならお任せしよう。私は少しでも楽したいから。

だから何処の銀行の口座を持っているのかも、よくわかっていない。

今回、母とATMに行ったのも、多分生まれて初めてかも。。。

 

初めて見た。

残高0円。。。。。

 

どんなに少なくても数百円はあるだろう。

0円??どうやれば、0円になる?

びっくりしすぎて、声も出ない。。

 

「なんで0円?」と呆然としている私の横で母も「あら0円!」とびっくりしている。

 

どうもこの口座。母のメイン口座らしい。

 

多分、色んなものが自動引き落としになっているだろう。でも、何がどれだけ引き落とされるのかわからない。

 

ちなみに、こういうことに私は弱い。

引き落としが出来ない!と思うだけで、ドキドキする。

弱いから、自分の家では、自動引き落としの口座は別に作り、絶対に引き出さない。

それこそ年単位で大丈夫なように口座にお金を入れて、引き落としができないことがないようにと気をつけているのだけど。

その母は、引き落としの口座が0円で平然としている。

 

とにかく、この口座にお金を入れなくてはいけない。

「どこかに溜まってる口座ある?」と聞くと、地方銀行で支店が東京駅の先にある銀行名をつぶやいた。

「そこに行っておろしてくるからいいわ。」と母は平然と言うが。。。。

無理でしょ。。。絶対。。。。

 

普通銀行なので、横浜のどの銀行からも下ろせるはずだし、(手数料はかかるけど交通費より安い)

ドキドキしたまま家に帰って、

今持っている通帳とキャッシュカード全部出して!と全部受け取った。

早速、残高0円だった通帳を開くと。。。

母のその口座は、ガス、水道、マンション管理、とにかくあらゆるものが引き落とされる口座だ。その口座が0円!!!!!!

妹と母が下ろすたびに何に使ったか鉛筆書きしている。

そして、最後に0円にしたのは妹で。横に「家計費」と書いてある。。。。。

 

やってられない。。。。

妹も50歳過ぎた普通の主婦で、夫も子供もいる。

引き落としの口座で0円になったらどうなるかはわかるだろう。

しかし、平気で0円にしていた。それも1週間近く前に。。。。

 

ありえん。。。。。だめだ。。

通帳以外に母が毎日唸って読んでいた書類の束も全部回収した。

妹が一緒にやってるからと遠慮して全く関知しなかったが、もうだめだ。

全部、回収。私がやる。

 

でもなんで、0円に????

夫に愚痴ると夫は即座に返答した

「あの子(妹)はそういう子だよ。お金が無くなったから0円にしたんでしょ。その後どうにかしなくちゃとか考えられないんだから。悪気とかそう言うレベルの話じゃない。怒鳴っても無駄だよ」

そんな人がいるんだ。しかも妹。。。。

夫は私より妹のことがわかっていた。

 

とにかく、お金の管理は私がやる。

幸い、郵便局にまとまったお金があることが判明。

そこから必要なお金を下ろすことに。

早速、母から暗唱番号を聞いて、下そうとしたら、1日10万円までしか下ろせないとか。。

オレオレ詐欺予防で高齢の方の口座はそうなってます。若い方だと50万円なんですけど」

郵便局の方が気の毒そうにそう教えてくれた。

残金0円の口座に10万円だけ入れても足りない。年金が入るようだけど、来月の話だし、大体、いくら引き落とされるのか全くわかってないし。。。

生活費として現金も必要だし。

そういえば、無くして作りかえた入れ歯代金も月末に払わなくてはいけないし。。。

仕方ない。郵便局に毎日通うか。。

 

そこからせっせと暗号解きが始まった。

何がどこの口座から落ちるのか母に聞いてもさっぱりわからない。多分、妹もよくわかってないだろう。

自分で解き明かすしかない。

 

夜な夜な通帳と睨めっこして。

やっと母の財産の全体像が見えてきた。

 

ちなみに、母が迷子になったのは、多分。

お金がなくてタクシーに乗れないとわかって、歩こうとして、迷ったのだろうと思う。(多分。。)

色々聞くと、タクシーに乗ってしまって、お金が無くて、ご近所の仲良しに3000円借りたとか!

妹からも3万円借りたとか!

私も先月転んで壊れたメガネ代を建て替えたまま。

0円どころか、借金してるじゃない!!

 

そして。

 

もうこの際だから、住所変更してない口座はやって、使っていない口座は解約しよう。

せっせと銀行に電話して、書類を送ってもらうように手配した。

引き落としも、1箇所の口座にまとめるようにした。

 

母の机の上にあった書類の山との格闘も大変で。

提出してない書類が沢山あり。

大体途中で終わっているので、追加して郵送した。

でも、いったい何の書類かわからないから、電話をかけて聞いてみたら、「2年前に必要だったんですけど、もう大丈夫になりましたから廃棄してください」と言われたものもあり💦

 

せっかく口座振替に変更したら「年金から強制徴収するので口座振替は無効になります」

と言われ。。

散々、悩んだ時間と力が無駄になったことも沢山あり。

 

それでも、

1週間かけてやっとちゃんと回るようになった。

いやあ、良かった、良かった。

とホッとしていると。

母が

「あのー、相談なんだけど。。」

と、言ってきた。

何かと思ったら

「あのね、孫にお祝い金とか、まとまった出金とかあることあるじゃない。そういう時にサッと出したいのよ。だからまとまったお金置いて置きたいの」

自分が社会に迷惑かけたことも、それを解決しようと娘が苦労したこともわかっていない様子。

口座0円の人がまとまったお金ですかぁーーー!

 

怒るのも面倒なので、1カ月くらい待ってね。

すぐには無理よ。と、伝えた。

母はちょっと不満そうだったが。。

 

知らん!

 

でも、何はともあれ先が見えて来た。

良かった、良かったと思っていたら、右腕が急に痛くなった。

この痛み。。

危ない!

やっちまった!

と思ったが、もう遅い。

すぐに震えがきて、熱がでた。

コロナではない。持病がでた。

8度7分。。。

 

残金0円は、私の身体にはキツすぎた。

2日ほど寝込んだ。

 

母は「あら風邪?」と言って、「ご飯作るわよ!」と我が家にやって来るが、夫は「僕がやりますから、お母さんは何もしないでください」と追い返していた(笑)

そりゃそうだ(笑)

 

介護は、思っているよりも、身体に負担になってる。

と、よく聞くけれど。

本当だ。

身体を動かすのも大変だけど、実の親の老いもセットで目の当たりにするから、精神的なショックが思っている以上に大きい。

 

とは言え。。

大変だったけれど、全く知らなかった母の財産もわかったし、お金の動きも整理できた。

母が亡くなった後にやるよりは全然楽なはずだし。(多分💦)

良いこともあった。と思いたい。

 

 

 

80の手習い。。

先週のチェロの発表会。

平均年齢50歳は超えるようなメンバー(30人くらい)の中で、最高齢のお爺さまがいらっしゃる。

多分85歳くらい。。

80歳近くなってから、初めて楽器を習い始めたとか。。

器用な方ではない。

でも、決して諦めず、黙々と続けていらっしゃる。

5年くらい前に私が初めて発表会に出たとき、

お爺さまもまだ全然入門段階だった。

ピアノに合わせて弾いていらっしゃるのだけど、申し訳ないが、音程もリズムもめちゃくちゃで、スピードも超スロー。

何の曲かさっぱりわからないほど💦

止まって、また再開しようとしようと思ってもなかなか再開できず、ついには先生が出ていらして、せーの!と思いっきり後押ししてもらって、なんとか終えられた。

「あー。やっと。でも頑張ったねぇ」

と、会場にほっとした空気が流れた。

お爺さまも頑張るが、先生もキチンと対応していらして、どちらも凄いなぁと感心していた。

でも、これでは、練習するのも大変で、長くは続かないだろうなぁと思ってもいた。

 

楽器は、たとえ始めても、大概は長く続かない。なかなか上手にならないことにイライラして、諦めてしまう方が多い。とくに、大人になってからの楽器習得は、完全に自分だけの意志で続けることだから、子どもの習い事よりも挫折率は高い。

 

それに。。このお爺さまは、普通よりも器用な方ではない。ひとつひとつ習得するのに物凄く時間がかかる。だから、練習も大変だ。

しかも、年齢が高いので、身体も動きにくくなるだろうから。

続けるのは難しいだろうなぁ。と、思っていた。

 

しかし。

お爺さまは、辞めない。

時々、お爺さま情報が流れてきて、元気に続けられていることは聞いていた。予想外に頑張っていらっしゃり、凄いなあと感心していた。

 

そして、先週の発表会。

お爺さまの弾く曲は、かなりのレベルの曲だった。

Mendelssohnの無言歌

物凄くステキな曲だけど、結構難しい。

でも、お爺さまの好きな曲だったのだろう。

 

リハーサルで聴き始めたときは、「これ最後まで弾き切れるかしら?」と思った。

物凄くたどたどしい。

でも、5年前と比べて、音程はきっちりしているし、リズムとたどたどしいけれど、ちゃんとしたリズムだった。

難しいところは、止まりそうになるけど、ピアノの伴奏の方もちゃんと合わせてくださって、最後までひききった。

終わって、立とうとすると、よろっとされた。

若い生徒さんが、心配して駆け寄って行ったが、先生が制止した。

「大丈夫です。1人でちゃんとされますから、お手伝いはなくて大丈夫です。」

先生は、いつもお爺さまと付き合って、わかっていらっしゃる。

先生のおっしゃる通り、お爺さまは立て直して、楽器を持ってスタスタと退場なさった。

先生、凄い!

 

リハーサルが終わって、本番までの間に時間があった。

喋る人、練習している人。色々だ。

お爺さまは、控室にこもって、黙々と練習されていた。

練習が終わって、出てこられて目が合ったので声をかけた。

「凄く上手になられて、ステキでした!」

ちょっと上から目線の発言かな?と思ったけど、正直な思いだったので、そのまま言った。

お爺さまはちょっと照れたように。

「いやあ。ピアノなしだともっとスラスラ弾かれるんだけど、ピアノがつくと訳わからなくなっちゃって。」

とおっしゃっていた。

ピアノ合わせは、2回だけ。

あのゆっくりのスピードだと、CDに合わせて練習するのは無理だろうから、いきなり生のピアノで合わせるのは大変なのだろう。

でも、本番のギリギリまで頑張る姿勢。

「今更焦ってもしかないしー」と、のんびりおしゃべりしている私とは全然違う💦

 

本番。

たどたどしかったけれど、見事に引き切られた。

そして、ふらつくことなく、ぱしっ!と立ち上がって、舞台袖に戻っていかれた。

見ているわたしたちは、その姿勢に感動して、

終わってからも「すごいよねぇ。」と感動を伝えあった。

大人の習い事は、自分の進む速度が全然違うし、方向性も違う。

物凄く頑張るひともいれば、のーんびりマイペースの人もいる。

子どものお稽古事に比べて、大人は習得するスピードが遅い。

だから、お爺さまのように、自分のペースをキチンと作って、とにかく続けていくこと。大人の習い事は、とにかく続ける。これなんだよなぁ。と教えていただいた、発表会でした。

 

 

本番中に閃いた!

先週はチェロの発表会だった。

5月5日という、まさにゴールデンウィーク真っ盛りの中で。

でも平均年齢の高い(多分50歳以上 最高齢85歳)チェロ教室は連休でも関係ないらしく(笑)30人近い出演者。(その他、都合で休みの人もいる)

私も息子が浪人生だし、介護中の母もいるし、全く問題ない。

 

そして、今年の発表会は短い曲(3分半)を選んだので、気持ち的に楽。

昨年、一昨年は難しくて長い曲だったので(昨年11分、一昨年30分)それに比べると本当に楽だった。

とは言っても、簡単だから、短い だからこその目標もある。

「綺麗に弾けるように」

いつもギコギコと曲の流れを無視したように(私は流れを考えて弾いているつもりだが、全く流れてない)弾いているので、今年は流れるような音楽を!

 

と思ったのだけど。。。。

 

短いから、簡単だから。。。 サボる。

 

一応毎日チェロは弾いているのだけど、去年、一昨年に比べると真剣度が違って。。。。

なんとなく弾いて、はい!おしまい!と言う感じで、本番1週間前のピアノ合わせの日になってしまった。

 

スマホで録音したものを聴いても色々直すところがある。

夢に描いていた、出来上がりとは程遠く。

たった3分半の曲でこんなに?と思うくらい直すところがあって、

流石に本番までの1週間は真剣に練習した。

 

本番当日。周りの方々は本当に緊張して、曲をさらっている。

この緊張感 いいよなあ。と思いながら、あんまり緊張していない私は手持ち無沙汰。

でも、色々声をかけてくれる人もいて(発表会の時しか会わないので1年ぶり)久しぶりの会話に花が咲いた。

 

リハーサルも、まあ、予定通り。このまま弾けば、それなりかなあ。

もう少し綺麗に弾きたかったけど、今更焦っても仕方がない。できることを精一杯やるだけだからと自分に言い聞かせて 本番。

 

出だしも順調で、問題なく続く、できないところはやっぱりできないし、なかなか難しいよなあと思いながら、弾いている最中に。

「伴奏のピアノに乗っかって弾いたらもっと楽に弾けるんじゃない?」

と、思いついた。

時は本番。しかも3分半の曲の後半。残りは1分くらいしかない。

なんでそんなことを思いつくのか。

去年までだったら、それこそ弾くのに必死で、とにかくこの瞬間を無事に終えることばかり考えていたけど、今日は違って。

ちなみに。。

ピアノに乗るって。物理的に乗るのではなく(笑)音楽の上でピアノの旋律を元にしてチェロを弾くと言うことで(説明悪くてごめんなさい)ピアノと合わせるというのとはちょっと違う。合わせると言うのはお互い聞き合って、自分を主張しあう感じだけど。

乗っかるって言うのは、ピアノのテンポに完全に頼って、自分はテンポを取らないで、テンポを取らない分、余裕が生まれるので、その余裕で自分のチェロを表現できる。

ワンランク上の演奏ができる方法。

今まで、先生も何回か指導してくださったのだけど、全く、全然雰囲気すら分からず。

????の状態だったのだけど。

 

話は本番中に戻る。

本番のあと1分で終わるという最中に、

「もしかして?」と閃いた。

今なら「ピアノに乗って弾けるかも」

できるかもしれないと。。

「今かあ。。。。」と思ったのだけど、せっかく閃いたし、ピアノも鳴ってるし(笑)

ちょっとやってみようと思って、

残り1分でトライしてみた。

まあ無理ですね。(笑)

今までわからなかったことが突然出来るようにはなりません。(笑)

ざーんねーん!でも来年は頑張ろう!

と、思いながら、本番を終えた。

本番の録音を聴いてみても、全く変化はなかった(笑)

でも、なんとなくでも閃いたこと。

ものすごく嬉しい。

できればもう少し早く閃いて欲しかったけど。まあ、仕方ないわね。

 

この喜びを誰かに伝えたい!と思うのだけど。

チェロの仲間に上手く伝える自信もなく、もちろん家族なんて、わかりっこない。

でも、誰かに伝えたいなぁ。と思い、

昨日のレッスンで、先生に伝えてみた。

先生、キョトンとしていたけど、

そのうち「それすごいですよね!」と一緒に喜んでくださった。さすが先生、私の喜びをわかってくださったらしい。。

でも「本番中っていうのが、すごいですねえ。普通本番中はそんな余裕はありませんよ」

と、ちょっと呆れてもいた(笑)

 

ピアノ合わせというのは、なかなかできない。

家族にピアノを弾ける人がいれば合わせられるのかもしれないけど、それでも真剣度がないだろうから、全然練習にならないだろう。

ちゃんと練習した状態で、緊張した状態でやらないと全然練習にならないのだ。

だから、今度ピアノ合わせをするのは1年後。

それまで1人であーでもないこーでもないと考えて。練習するしかない。

でも、来年は「ピアノの上に乗れるように」頑張ろう!と思う。

 

慣れないことはするもんじゃない。。

食洗機の調子が悪くて、振り回されている。

購入して一年を超えたあたりから、調子が悪くなり、修理の人に来てもらうと、「掃除が足りない」と言われて、掃除のポイントを教えてもらって、また使い始める。

3カ月ほどすると、また同じエラーがでて止まる。また修理。

食洗機はこれで3台目で、使い方は慣れてるはずだし、大体、電化製品は殆ど修理に出すことなく、寿命(15年以上)を迎えて、買い替えているのになんで食洗機だけこんなに壊れるのだろう?と不思議に思いながら、でも、修理屋さんの指示に従って、丁寧に使ってるのにまた壊れて。

4月に壊れたときは、修理屋さんが帰って数時間後に使ったら、止まった。。

修理屋さんはすぐには来てくれない。

当たり前のように「早くても1週間後です」

と、当然のように言われて、また1週間待つ。

そして、修理の人がきた。修理の人は、「これでダメなら部品交換です。センサーで18000円。ポンプなら30000円。」と言って帰っていった。

次の日。止まった。

我が家の食洗機は卓上で、7万円の商品。

センターとポンプ修理したら5万円!

それ以外が悪かったら、新品より高くなる。

5、6年使ったものなら、少しは諦めがつくが、一年ちょっとでそれはないでしょ。

 

修理センターのオペレーターの人に、これはおかしいから修理費について検討してくれ。

と、言ったら。

「わたし、そんな権限ないのでここではお答えできません。」

と。。。

そりゃそうだよね。

そんなことはわかってる。

だから、その権限のある人に相談して、その答えを教えて欲しい。

と、腹立つのを抑えて、穏やかに言ったら。

「すぐにはできません。」

とのこと。

その日は、休日ではない。平日の真ん中の曜日です。

「時間かかってもいいから話を持っていって欲しい」

と言うと、

物凄く嫌そうな声で

「えー。延長保証とかやってらっしゃらないのですか?」

と。

延長保証って、販売店とお客さんとの契約で、製造業者は関係ない。

大体、食洗機を購入するときに、なぜか「ポイントつきません。値下げもしません。延長保証もないです」

と、あれだけポイントポイントと騒いでる販売店がきっぱり言ったのを覚えていて、「不思議な話だなぁ」と思いながら、まあ、そう簡単に壊れないでしょと、思いながら買ったから。

製造業者になんでそんな説明をと思ったけど、丁寧に、穏やかに説明した。

そしたら、オペレーターのお姉さんは「えーそうなんですか。じゃあ、お金がかかるなら修理しないってことですか?」

と、何がなんだかわからんことを言い出して。

そこで、私はプツン。と切れた。

「修理するかしないかは私が決めることで、そちらに言われる筋合いはないでしょ!」

なんか、私も言ってることが変だなと思ったけど、とにかく怒ってることは伝わったらしい。

ちょっと慌てた感じで、

「お客様からそういう希望があったことはお伝えしまーす。」

と、また空気の抜けたような声で言われた。

もう文句も言う気もなくて、とにかく伝えろよ!と念じながら(気を送った(笑))電話を切った。

超大手電気メーカーも落ちたもんだわ。

もう面倒だから、食洗機自体を諦めるかと思ったけど。

それも悔しい。オペレーターの態度も頭にきたし、今回は頑張ろう。と固く決意。

 

程なくして、上の人らしい人から電話があった。

こちらは修理費全額払うのはいやだ、そっちも部分的に負担して!という話だったのだけど、「全額出せ!」という話になっている。

えー違うんだけどなぁ。と思いながら、もう面倒だからそのまま話を進めた。

工場と修理センターで負担を分担しなくてはいけないので、その前に、状態を見たい。と言う。

状態を見たいって、一昨日も先週も、来てるし、昨年から何人も直しに来てるんだから充分見たでしょ!

と、言ったけど。

「ルールで、見てから発注になるんです。」と、後に引かない。

もう、いいやと思って、じゃあ、見に来てください。いつですか?

と聞くと、オペレーターがまた電話するとか。

なんとまどろっこしい。と思ったが、もう言われるままにした。

来るのはまた1週間後だとか。。

そして、今日、連休真っ只中の中、修理のおじさんがやってきた。

何をチェックするんだろう?と思っていたら、

「今日は部品三つ取り替えます。」

とのことだった。

疑わしいもの三つ選んできましたから、取り替えます。と。

修理費はいただきません。

と。。。

1週間の間に考えが変わったらしい。

流石に変だと判断したんでしょう。

こちらとしては、また交渉しなくちゃと息巻いていたので、ホッとした。

 

1時間くらいかけて、3つの部品を取り替えてくれた。

 

「これで疑わしいもの全部取り替えたのですが。。もう壊れないと思いますが。。」

と、修理のおじさんはちょっと心配そうに言って帰って行った。

 

まだ試してないけど。。

だからまだ大丈夫とわかったわけではないけど。

さすがにこれだけやれば大丈夫でしょう。

 

やっとやっと1年かけて、奮闘した食洗機の修理が終わった。

あたし、頑張った。

 

基本的に、私はあまり、ごねることがない。

少々高いなと思っても、まあいいかと思って買ってる。

今回も、部品代は払ってもいいかな?と思っていた。作業費用が物凄く高いのは知ってたので、そこは負担して!と思っていたら。

全額無料になった。

 

頑張ったかいがあったのだけど。

長年の懸案が解決したのだけど、

慣れないことをして、頑張って交渉して、どっと疲れた。

明日は、チェロの発表会なんだけど、少し練習したら、すぐに疲れてやめてしまった。

大丈夫か?わたし?

 

ごねる。って、物凄く体力がいることが分かった。

慣れないことはやるもんじゃないと心から思った。