チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

突然やってきた 私の時間

息子の受験。

かなり苦戦を予想していて。

3月の後期試験まで当然続くと思っていたら。

嬉しい誤算で、2月の中旬には終わっていた。(国立も受けないし、難関校も我が家には関係ないので、早く終わる)

 

本当に突然終わった。

昨日まで、塾だお弁当だ、体調管理だ、ととにかく緊張が続いていたのに。

今日から全てが無くなった。

現役生なら、登校日もあるだろうし、卒業式に何着て行こうか(母親が)考えることもあるだろうが、もう終わったし。。。

じゃあ、入学式は?入学の準備は?

と、思っても。

第一志望補欠合格の身では、4月から通う学校がどちらなのか?誰もわからないので、何も様子がわからない。

入学式なんてどこの学校も変わらないだろうし、それなりに用意すれば?と、自分でも思うが、何故か全くやる気にならず。

「学校が決まってから、用意しよう」

と、勝手に決意したので。

とにかく、突然暇な、緊張感のない時間がやってきた。

旅行と言っても、89歳になる母の介護があるので、泊まりは無理、夜の外出すら控えているので、友達を飲みに誘うのも無理。

 

笑っちゃうくらい、ぼーっとしてる。

さて、何をしようかな?

 

ご無沙汰。ご無沙汰でした。

昨年、1年以上毎日続けたプログが止まった原因は、息子の大学受験でした。

まあ、無理だろうと思っていたものの、不合格の知らせは私にとって思った以上に衝撃的で。

なんでこんなに、衝撃的なんだ!と自分の思いにびっくりするほどびっくりなことでした。

そうは言っても、気持ちだけで生活は変わりないし。と思っていたら。

毎日続けていたプログすらも書くことを忘れて。。。

そっちはそっちでびっくり‼️

 

結局、浪人生活がスタートしました。

どんなに成績が上がるかしら?と少し期待したのですが、びっくり!するくらい上がらず(笑)

模試の成績も全く全然ぱっ!としません。

え!二浪はないよ!(そんなに受験勉強しなくてもと思っています。)

と、思いながら、当人も不安でしょうが、母も不安で。。。

とにかく最後までコツコツとペースを崩すな!だけを言い続けて、受験に突入しました。

結果。

第一志望は補欠。第二志望は合格。

母的には、天にも昇りたくなるほどの喜びです。

当人は、一次志望の合格を待ち侘びているようですが。。

第二志望の入学金は納めました。

春から大学生になることが出来そうです。

 

我が家の受験もほぼ終わりを迎えて。

 

また、プログも再開しようと思っています。

毎日は難しいと思いますが、ちょこちょこと書いていきますので、またよろしくお願いします。

 

本日はご挨拶のみ。

 

 

世界中でできるらしい

昨年の第九の合唱に出演した時に。

指導の先生(声楽家)が

「これ、覚えて歌えるとどこでも楽しめますよー。日本中、いや世界中でできますよー」

と言われて。

へえー。と思った。

 

確かに、第九は世界中で歌われている。

ベルリンの壁が崩壊した時も、ベルリンのイベントでは(ユダヤ人の人気指揮者 バーンスタイン指揮で、特別編成のオーケストラで)第九が歌われた。

正直、第九好きは日本人だけと思っていただけに。

「え?世界の人も好きなのね」とびっくりした。

あの最後の盛り上がりはすごい。

確かに気持ちはいいですよね。

第九歌いに海外。とかなんか聞こえは良さそうだし。

(物好きだねえ。とも言われているだろうけど。)

 

チェロを持ってもできるかもしれない。

その昔。

夫が海外赴任したら、その国のアマチュアオーケストラに入ってみたいなあ。と思っていた。

言葉が多少できなくても、それなりに参加できるだろうし、国によってオーケストラの形態も違って面白いだろうなと思っていた。

まあ、定年を迎えた今。果たせない夢に終わりましたが。

旅行の時持って行ったら?という意見も出るのだけど。

チェロに関しては、❌だ。

チェロを飛行機に乗せる時、一人分の料金がかかる。

もちろん、席を確保してくれるのだけど。

チェロはサービスはいらない。飲み物も食事も文句も言わないし。

それでも一人分で。。。。

チェリストはみんな怒ってる。(笑)

有名なチェリストで、マイレージカードをチェロの分も作っていて、それがバレて没収されたとか。。。(笑)

一人分の料金払ったんだから、マイレージ作ってもいいでしょ!と私も思います。

 

バイオリンやビオラなら、手荷物として機内に持って入ることができるので、それこそ旅行しながら持って歩けるのだけど。。。。

 

前回も紹介したエッセイ本

老後とピアノ

 

著者は小学生の時にピアノで挫折した。

でも、いつか弾いてみたいなと思っていて。

50歳すぎてから、再開。

でも、家にはピアノがない。

そこで、よく行く喫茶店のピアノを使わせてもらうことに。

茶店の開店前や閉店後、物分かりの良さそうなお客さんがいる時に練習。プロのピアニストの先生にも来ていただいてレッスンしていただいて。

ものすごく熱中したらしい。

地方に出かけてもピアノを探して練習したらしい。世の中使っていないピアノは山ほどあって、使わせて!というと喜んで弾かせてくださるかたが多いらしい。

海外に行っても同じように。ヨーロッパになると駅にピアノが置いてあって、ご自由に!と言うところが結構あるらしく(私は見たことないけど)そこで弾いたりと。。。

弾かせて欲しい!と言える勇気と交渉力。それがあるからできたのだろうけど。

私なんて、旅行先で、はいどうぞ!とチェロを差し出されても、躊躇して弾けないだろう。

 

逆に言えば、やろうと思えばどこでもできるもんだなと、感心した。

そういう気持ちの強さが上手になる力にもなるんだと思う。

世界中とは言わないまでも、いろんなところで音楽が楽しめるように。

ちょっと真面目に練習しよう!

 

 

 

 

 

 

 

似た者親子

息子浪人生。

ラストスパート のはずなんだけど。

なんやらピリッとしない。

赤本(過去問)を解いてはいるのだけど、なんとなく解いていて、間違ったら、あー間違った。で、答えを見て、そうか と理解して、終わり。

いや、違うやろ。

ここで賢い母は、じっと堪えて、本人のやる気になるように導いていくのだろうが。

申し訳ないが私は違う。

 

「何がわからなくて解けなかったのか分析しなくちゃダメでしょ!」

と、言うが、本人はポカーンとしている。

なぜ、この時期にそれがわからん!!!

 

ったくどうしようもない奴や!とプリプリしていたら。

 

今年初めのチェロのレッスン。

年末を挟んだので3週間ほど時間が空いた。

最初に先生の前でさらってきた曲を弾いてみると。

先生、ため息をついて。。。

「なんとなく流して弾いてます。これじゃあ上手にはなりません」

確かに、なんとなくこんな感じ?と思いながら弾いていて、しかも一つ一つ聴きながら弾いてないから、音程がずれていても(しかも気がついてない)進んでしまっているらしい。

いや、らしいっていう状態を先生に指摘されるのは、かなり恥ずかしいことで。

「あーまたやってしまった。。。」と恐縮することしきり。。。。

とはいえ、前進しているところはある。(わざわざ威張るほどのことでもないけど。。。一応)

前に比べて、左手(指板を押さえる方)は指の形をあらかじめ考えてて、引く前に手の形を整えてから押さえる癖はついた。(これは私の脳でもインプットされている)

でも、そこで安心してしまって、指の開きが狭かったり広すぎたりしないようにの配慮がまだ足りない。形できてるところで私にとっては完成していて。次に考えが及んでいない。

途中で、満足してしまって進んでないと言うことなんですね。

 

考え方を息子に戻すと。

息子なりに前進はしているのだろう。

でも、目の前のこと(問題を解いて丸つけまで)で精一杯。

先のことを考える余裕がまだできてないらしい。

まだって。もう入試は目の前です。しかも2回目。

 

いや、とにかく前に進もう。息子。お母さんも練習頑張るから。。。。

一日サボると三日かかる は本当。。。。

練習を1日休むと自分にわかる。

2日休むと批評家にわかる。

3日休むと聴衆にわかる。

 

よく聞く言葉です。

でも、私はそんなレベルじゃない。。。。

 

チェロは一応毎日弾いている。

酔っ払って、何弾いてるのかよくわからないこともあるけど(笑)

とにかく毎日楽器は触ろうと。

 

でも、弾けない日もたまにある。

具合が悪かったり、疲れ果ててたり。

それで、

1日休んだあと、弾いてみると。

え?と思うほど、レベルが落ちている。

一昨日は弾けていたフレーズが弾けなくなってる。

あれ?この指使いどうだっけ?と、自分で笑っちゃうくらい、いろんなことが抜け落ちていて。

久しぶり(1日ぶり)だから、もう一回弾いたら思い出すだろう。。と思って弾いても、だめ。

というか、あっちもこっちも悲しくなるくらい弾けなくなっていて。

また、最初から練習。

一度弾けるようになったんだから、2回目は早く弾けるようになるでしょ!と、前向きに考えるのですが、現実は。。。。

同じだけかかるんです。

1日休むと戻すのに3日かかる。

 

これは私だけではなく、有名な演奏家も言っていることらしいです。

まあ。演奏家と私じゃ、比べるものが違いすぎますけど。。。。

「1日休んだくらいでそんなに落ちない!」という意見もありますが。

いやいや。。。。落ちます、びっくりするくらい。

若い頃はそんなに1日で落ちることはなかったような気がします。

でも、今、この年齢になると、本当に落ちる。

なんで?

 

老後とピアノ

 

稲垣さんのエッセイ。

50歳をすぎて、小さい頃に挫折したピアノのレッスンを再開し、その顛末を書いたもの。

でも、稲垣さんのアパートには自宅にピアノがない。

そこで、つてを頼って、よく行く喫茶店のピアノで練習することになった。お店の開店前や、閉店後や、物分かりの良いお客さんがいる時をねらて練習した。もちろん、先生にも月に一回レッスンを見てもらって、憧れていた曲を練習し、発表会までやっていく。

昔やっていた(と言っても小学生で辞められた様子)からと言って、久しぶりのピアノ。そんなにうまくは行かない。でも、なぜできないのか?何がいけないのか?を考えながら進んでいく話なのだけど。

大人になって、楽器を弾きたい人。私も含めてたくさんいらっしゃる。

特に稲垣さんと私はほぼ同世代で、嫌々ピアノを習っていたのも同じで。そして辞めたのも同じで、そしてまた弾こうかな?とピアノを再開したのも同じで(ただし、私は先生についてないし、家の小さな電子ピアノで細々と練習しているので、かなり迫力が違うけど)

なんか、共感得られそう!と思って読んでみたのだけど。

書き物のプロが、書き物のためにピアノを習うというのは、相当の覚悟だったことがわかった。

私のように、別に続けようが辞めようが誰にも責められることはない環境でボソボソと練習しているのとは全然違う。

本当に考えて練習している。

同類だから、共感を得たくて読み出したのが、全く違って、感心することしきり。

 

特に。。。

ある時、稲垣さんは、なかなか弾けない部分で苦しむ。

右手の指が思うように動かない。

なんとか動かそうと、ピアノだけでなく家のちゃぶ台の上でも練習する。

なかなかできない。そこで、あ!と気が付く

 

実は思うように動いてくれないのは、体だけではなかったのでさる。

脳も動いていなかったのだ。

努力だけではどうしようもないことがある。しかもその大きな原因は脳の老化だったのだ。

脳を鍛えるつもりが脳のどうしようもない劣化に気付く羽目になったのである。いや全く、人生はそんなに甘くはないのである

 

読みながら。。あー!と叫んだ!

1日休んで次の日弾けないのは、筋肉の問題もあるけれど、それは若い人とかトップレベルの演奏家はそうかもしれないけど。

還暦一歩手前の私の場合、それに加えて脳の問題。。。。

昔のことは覚えてるけど、最近のことは覚えていない。

それが、チェロのレッスンにも現れてる。。。

1日で消える記憶。。。。。

多分、100日くらい連続で弾いていれば、脳は老化しても筋肉が覚えて忘れにくくなるのかもしれないけど。。。

1週間やそこらでは、筋肉も脳もあっというまに忘れてしまって。。。

元も木阿弥。。。。

なるほどねえ。

 

感心している場合ではないのだけど。。。。

老化とはこういうものかと。。。。

 

嘆いていても、解決しないので。

とにかく休まないように。

でも、無理のないように

頑張ろう。。。。

 

 

映画のトリックにやられた

映画 アマデウス

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私が大学生の頃?の映画です。

モーツアルトと対峙するサリエリの物語です。

かなり話題になりましたし、内容も面白い。

音楽的にもよくできていて、なんとなくしかモーツアルトを知らない(もちろんサリエリも)

私は「へえー」と思いながら興味深くみました。

それこそ、DVDでも観たような気がします。

 

ただ、この映画で一番印象に残ったのは

モーツアルトって、奇人だったんだ」ってこと。

私が小さい頃から教え込まれた、モーツアルトは、「偉大な作曲家」でした。音楽室には必ずモーツアルトの絵が飾られていたし、大人達はみんなこぞって「偉大、偉大」と言っていたので、全く躊躇なく「偉大」だと思っていたのです。

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でも。。。。

この映画で出てくるモーツアルトは、才能はあるけど、ものすごく軽薄な、遊び人

作曲してお金をもらっては、遊びまわる。

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「けけけけ」と笑いながら、遊び回っているのに、人気があり、才能を認められ、

それまで「大先生」として認められていて、きちんとした良識ある生活を送っていたサリエリは、モーツアルトの出現で、立ち位置を奪われ、ものすごく嫉妬します。

映画の中のモーツアルトを見ていれば、サリエリの気持ちすごくわかります。

なんで、あんなアホが認められて、賞賛されるんだ!

わかるわかる。

 

映画を見ながら、私はサリエリに同情しました。

モーツアルト役の俳優さんがあまりにも上手に「軽薄さ」を演じていたのをそのまま信じてしまいました。

そして、映画を見終わると、私の心の中では「モーツアルトってアホ」と刷り込まれていて。。。

それ以来、モーツアルトの曲を弾くことがあっても(モーツアルトはチェロの曲はないので、オーケストラの曲)なんか、かるーく考えてしまって。。。。

 

一旦刷り込まれると、怖いです。

ウィーンに行って、モーツアルトハウスに言っても、あの映画の情景が思い出されて

「アホのモーツアルト」が出てくる。

モーツアルトの自筆の譜面を見ても。

モーツアルトの譜面ってすごいんです。全く直しがない(消しゴムのない時代です。)頭に浮かんだものをそのまま書いているのか、ものすごく綺麗。(逆にベートーベンは直しが多すぎて全然わからない。)それを見て、すごい!と思いながら、「軽薄なモーツアルト」の印象は拭えず。。。

それからもう40年ほど。。。。

 

ピアニスト藤田真央君のモーツアルトを聴いて。

 

 

あれ?モーツアルトって素敵!

と、突然思ったのです。

そしてそれに触発されて、昔弾いたモーツアルトソナタ(一番簡単なの)を弾いてみると

なんて可愛らしい音楽! 和音も素敵! と、どんどんと感動が湧き上がってきて。。。

そこで、やっと。

モーツアルトってすごいじゃん!」

と、思えるようになって。

還暦マイナス1歳になってようやくわかるモーツアルト。。。。

 

もちろん、映画にあるように軽薄な部分もあったのかもしれません(誰も見た人いませんから)でも、それは部分的なものであり、モーツアルトの本分は、才能あふれた、遊び心満載の若者だったんじゃないか?

やっとやっと、今頃。当たり前の思いができるようになりました。

 

思い込みって本当に怖いものです。

私がモーツアルトが好きでも嫌いでも、世の中になんの影響もありませんが、

多分、絶対他にたくさんの思い込みをしていて。

色々な方々にご迷惑をおかけしているかもしれない。。。。

 

そう思うとドキドキしますが。

そんな思い込みを見つけたら、さっさと潰さなくては。。。

まだまだ人生やり直せます。

 

スマホ 寝室 入室禁止

スマホ中毒になりつつある。

 

スマホが無いと落ち着かない。

私だけではない。夫も息子も。。。

 

還暦目前のおばさん(お婆さんかもしれないが、あえておばさんと言っておく)

スマホが手放せないというのはなんとも情けない話で。。。

 

他のもののせいにするのも大人気ないが。。。

コロナで世の中が不安になった時に、少しでも情報が欲しいと(そんなに刻々と情報は変わらないし、大体、知らなくても大きな問題はないのだけど。。。)スマホに齧り付くようになった。

 

しかも睡眠障害なのに。

夜中に目が覚めると、スマホを手にとっているこの異常さ。。。。

スマホは睡眠に悪影響だとあれだけ言われているのに、手にとってしまう。

これじゃあダメだ。

 

手に取らないところに置けばいい。

 

スマホは寝室に持って行かないルールにした。

スマホ 寝室入室禁止

 

夜中、目が覚めると、ちょっとスマホが見たくなるが。

我慢我慢、

 

大変かな?と思ったけど、結構簡単にできた。

というより快適になった。

別にスマホなんて、時々メールや電話が来ているのかチェックすればいい話で。

それこそ1日1回か2回チェックすれば良い話。

 

何をしがみついているんだ。私。。。。

 

寝室に持ち込まなくなって、少しずつスマホから離れされたと喜んでいたのだけど。。。。

 

元旦の大地震

2日の日航機の事故

で、またニュースが見たくなり。。。。

 

夜中は見ないけれど、昼間に見る回数が増えてきたような気がする。。。

 

夜中は成功したけれど、昼間に見ない方法も考えなくてはいけない。。。

本当に情けない。。。