チェロとセミリタイア生活

趣味のチェロとか お気に入りとか日々の発見とかアラ還女の視線でお届けします

シューベルト の長すぎる曲

シューベルト交響曲
交響曲第8(9)番「ザ グレイト」という曲があります。

「未完成交響曲」と共に シューベルト交響曲の名曲と言われていますけど。

この曲、長いんです。
どんなに早く弾いても1時間はかかる。
ダラダラという感覚で私はあんまり好きじゃなくて。。

最初は、のんびり始まって、綺麗なフレーズが続くので、「あら良いじゃない」
と思うのですが。それが続くわ続くわ。
転調してみたり、工夫はあるんですけど何か長い。。
最後の4楽章は、色々組み立ててて、盛り上がるところが多いもののやっぱりダラダラになって長い。。


私は、最後まで聴き通したことすらなく。(聴いていても途中寝ちゃうか、聴くのを辞めるかどっちか)

でも、世の中にはこの曲を理解して、愛し、演奏したい!というアマチュアは結構いて。。
でも、「こんな長いの嫌!」と嫌悪するアマチュア(私も含む)も多く。
実際、この曲はアマチュアで演奏することは少ないのです。

マチュアオケでは曲を決めるとき、メインの曲(交響曲)は投票で決めることが多いです。
それで、投票すると

毎回、「ザ グレイト」は、出てくるものの、いつも少数派で落ちていました。

それでも、グレイト派は、いつも投票していて。
ある時何故か、執念が実って「ザ グレイト」に決まってしまい。。

「ザ グレイト」が定期演奏会のメインの曲になってしまったんです。

アンチ「ザ グレイト」だった人はもちろんびっくり!ですけど。
「ザ グレイト」ファンですら、え!!という感じでびっくり。

私は結構愕然として、出演やめようかと思ったけど(大変なことからすぐ逃げたくなるタイプ)
でも、2度とないことだから。
と気を取り直して、やるからには頑張ろうと。。

まずは全曲聴くことから。スタート。

スコアまで買って、やる気アップさせて、
聴き始めたものの
何度聞いても、途中で夢の中になり。
気づくと、どこをやってるのかわからなくなり。。
わかるところまで戻って、聴いて、また寝ててを繰り返して全然進まない。。。

全部通して聴けないのに、どうやって演奏会で弾くのか。。
ものすごく心配になったのですが。

まあ、そのうちに好きになるだろうとポジティブに考えることにして。。

練習してたけど。。

個人練も大変ですが。
(長くてどこを頑張って練習すればよいかわからなくて。。)

合奏も、長すぎて、普通の練習時間では足りないから。。
全然まとまらなくて。。

学生オケとかだと、練習時間増やして頑張るのでしょうが。

平均年齢50違い社会人オケで
出来が悪いから練習時間増やして頑張ろう!なんて言ったら、倒れる人が続々と出そうなんで絶対言わないし。。。

それどころか。

本番が近づくと、心配の種は、「曲の出来不出来」じゃなくて「演奏会で、体力が最後までもつか」ということで。。

もうお先真っ暗(笑)

でも指揮者はなんとかまとめようと。最後まであがいてくださり。
その気持ちを汲んで、頑張ろうと本番前日の練習も、当日のリハーサルも頑張ったら。

本番で、エネルギーが切れて。。(笑)

何十回も演奏会出ていますが、あんなに辛かったことはないと思うほど、辛かった。

2楽章くらいから、もうエネルギーが切れるのがわかり、3楽章はメロメロ。
4楽章なんて、ページを前にもどさなくてはいけないところがあって、「戻りたくないよう。」と思いながらページをめくり。
つまり、体力も気力もなくなり。。

ふと、客席を見ると気持ち良さそうに寝ている方々が。
普段なら「あー寝ちゃってる。起きようよー」とか思うけど。
その時は「私も一緒に寝たい」
と思うほど。

そんな辛い(笑)時間を通り抜け。

最後のページになった時は、嬉しくて(嬉しい理由が違うけど)そこからは、楽しもう!となり、フィナーレへ。。
時すでに遅し。。。

聞きにきた夫は
「何度も夢の中に行ってしまった」
と言われましたが。

よくぞ最後まで座っていてくれたと感謝しました。

そして、大変そうな曲は、聴くだけにしないとえらい事になることを学びました。

未だに素晴らしさはわからないのです。

そうしたら、
岩城宏之さんの本
フィルハーモニーの風景 (岩波新書)

にこの「ザ グレート」についての記述がありました

特に長大な第九番 (グレイトのことです。) は巨匠とウィーン、フィルの極めつけで、我々一般の指揮者には危険極まる交響曲である。ともすれば退屈で状況になってしまう。僕は普通の指揮者の演奏で、全曲を聞いた覚えがない。寝てしまうからだ。ベームウィーン・フィルには最初から最後まで引き込まれた。美しさと緊張感が持続し、壮大なクライマックスでは涙がこぼれたほどの演奏だった。

やっぱり、普通のオケではグレートはわからない。出来れば、凄いオケで聴いてみたい。。
と思っていたら。

11月に来るウィーンフィルが「ザ グレイト」を弾くと聴いて、聴く気満々になっていたのですが。

これは過去ログ
o-chancello.net

今日は、10時からウィーンフィルのチケット発売が始まる❤️

ネット争奪戦にも慣れてきたから、
それに、グレート聴きたいから。と、
10時の発売開始時にログインしたのですが。
開けた時点で1番安いチケットがもうすでにない。。。(19000円ですよ💢)
次に安いチケット24000円!と見たら
残ってる!❤️
でも、即座に押せない私。。。

ワクチンは無料だから、躊躇なく押せるけど。
24000円と思うと、躊躇する。。。
「えっ!ほんとにいいかな?いいのかな?」
と、思ってボタンが押せないうちに。
24000円も完売🍂

その上のチケットは買う気もないので。。。

あっけなく、私のウィーンフィル「グレート」の夢は終了したのでした。

ちゃんちゃん(笑)


人生なかなか上手くいかないですね。

追伸

交響曲8(9)番って書きましたが、何故かというと今でも8番だ。いや、9番だと言う人がいて、はっきりしないのです。
番号決めたのは、シューベルト ではありません。シューベルト が亡くなってからずーっと先になってから番号をふっているのですが。
シューベルト交響曲を書いたものの未完成のものが多く、未完成のなかでも、曲として出来上がっていると評価するもの、しないものの区分けが、人によって違い。その違いで番号が違うんです💦
だから8番だという人も9番だと言う人も、間をとって第8(9)番だという人もいるなんともややこしい話なんです。
だから、みな「グレイト」という副題で呼んでいる方が多いような気がします。

↓ポチお願いします
PVアクセスランキング にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ