昨年の第九の合唱に出演した時に。
指導の先生(声楽家)が
「これ、覚えて歌えるとどこでも楽しめますよー。日本中、いや世界中でできますよー」
と言われて。
へえー。と思った。
確かに、第九は世界中で歌われている。
ベルリンの壁が崩壊した時も、ベルリンのイベントでは(ユダヤ人の人気指揮者 バーンスタイン指揮で、特別編成のオーケストラで)第九が歌われた。
正直、第九好きは日本人だけと思っていただけに。
「え?世界の人も好きなのね」とびっくりした。
あの最後の盛り上がりはすごい。
確かに気持ちはいいですよね。
第九歌いに海外。とかなんか聞こえは良さそうだし。
(物好きだねえ。とも言われているだろうけど。)
チェロを持ってもできるかもしれない。
その昔。
夫が海外赴任したら、その国のアマチュアオーケストラに入ってみたいなあ。と思っていた。
言葉が多少できなくても、それなりに参加できるだろうし、国によってオーケストラの形態も違って面白いだろうなと思っていた。
まあ、定年を迎えた今。果たせない夢に終わりましたが。
旅行の時持って行ったら?という意見も出るのだけど。
チェロに関しては、❌だ。
チェロを飛行機に乗せる時、一人分の料金がかかる。
もちろん、席を確保してくれるのだけど。
チェロはサービスはいらない。飲み物も食事も文句も言わないし。
それでも一人分で。。。。
チェリストはみんな怒ってる。(笑)
有名なチェリストで、マイレージカードをチェロの分も作っていて、それがバレて没収されたとか。。。(笑)
一人分の料金払ったんだから、マイレージ作ってもいいでしょ!と私も思います。
バイオリンやビオラなら、手荷物として機内に持って入ることができるので、それこそ旅行しながら持って歩けるのだけど。。。。
前回も紹介したエッセイ本
著者は小学生の時にピアノで挫折した。
でも、いつか弾いてみたいなと思っていて。
50歳すぎてから、再開。
でも、家にはピアノがない。
そこで、よく行く喫茶店のピアノを使わせてもらうことに。
喫茶店の開店前や閉店後、物分かりの良さそうなお客さんがいる時に練習。プロのピアニストの先生にも来ていただいてレッスンしていただいて。
ものすごく熱中したらしい。
地方に出かけてもピアノを探して練習したらしい。世の中使っていないピアノは山ほどあって、使わせて!というと喜んで弾かせてくださるかたが多いらしい。
海外に行っても同じように。ヨーロッパになると駅にピアノが置いてあって、ご自由に!と言うところが結構あるらしく(私は見たことないけど)そこで弾いたりと。。。
弾かせて欲しい!と言える勇気と交渉力。それがあるからできたのだろうけど。
私なんて、旅行先で、はいどうぞ!とチェロを差し出されても、躊躇して弾けないだろう。
逆に言えば、やろうと思えばどこでもできるもんだなと、感心した。
そういう気持ちの強さが上手になる力にもなるんだと思う。
世界中とは言わないまでも、いろんなところで音楽が楽しめるように。
ちょっと真面目に練習しよう!