最初喉が痛いなぁ、なんか変。
と思ったとき、数日前の合唱練習を思い出した。そして、運営者からのメールも。
その日は、初のオーケストラと合唱合わせ。
いつもの広い会場もオーケストラが入るので
合唱団は隣同士がとても狭かった。
マスクして、全曲歌ったの(2時間かけて)だけど熱気もあるし、マスクは苦しいから、途中から鼻出しマスクにしていた。
練習後に届いた主催者からのメールでは
「練習後、オーケストラから2人、合唱団から数人コロナの報告がありました。」
と、来ていたので、大丈夫かな?と思っていたのだけど、大丈夫では無かったらしい。
これが去年だと、大変だった。
感染者はもちろん家族も自宅に篭らなくてはいけない。
でも、5月に5類になったことで、縛りが物凄く緩くなった。
でも、同じコロナウイルスであって。。
去年と怖さは変わらない。
おかしいな、と思った時点で病院にと思ったのだけど。
私の症状は喉の痛み(結構痛いけど)だけで発熱はない。
発熱がないと近所のかかりつけは、自主療養を強く薦める。
つまり、自分で検査して、自分で薬飲んで治して!ってこと。
去年だと不安のあまり震えただろうけど。
同じウイルスなんだけど。
今年の私は、何故か物凄く納得して、自主療養することにした。
というのも。
前は、濃厚接触者
というものがあって、同居家族は、みな濃厚接触者。
家族に感染者が出た時点で、仕事も学校ももちろん外出もだめ。。期間も長かった。
しかし、5類になると。
濃厚接触者という定義が無くなり、家族は何の規制も無くなった。
つまり、ふつーに生活してよいことになる。
もちろん、症状に気をつけて生活しなくてはいけないけれど、感染者本人としては、ここが物凄く気が楽だ。
検査はしていないけど、コロナ感染者として行動しようと決めた。
今のルールはこれ。
つまり、具合が悪くなってから6日間は外出を控えるべきらしい。
専業主婦はこういうときは気が楽だ。
さっさと10日間の約束をキャンセルした。
6日間で外出するにしても、10日はウイルスを出す危険があるらしいので、近い距離でおしゃべりするのはさけた方が賢明だし、エチケットだろうと、10日先まで予定はキャンセルした。
そして、88歳の母と一緒に食事(朝晩)をするのもやめた。
自分で作るのは大変だろうから、こちらから運ぶので1人で食べて。と、伝えた。
感染者がご飯を作るのは感染とかを考えると違うかなとも思ったけど、もうこの際は仕方ない。
母は「あら大変ねぇ」と言って納得してくれたので、安心した。
数日後、夫が発症した。
我が家はインフルエンザさえも、家族間で感染することが無かった。
それなのに、コロナはこんなに簡単に!
まだ検査してなかったけど(薬屋まで行くのが面倒で)あーやっぱりコロナだわ。と妙に確信した。
とは言え、もうどうしようもない。
夫も発熱しないので(咳だけ)病院は無理だ。
自主療養が1人増えた。
夫はオンラインで仕事しているので、国のルール通りに出来るだろう。
次は息子か。
ある朝、コンコンと咳をしたので、
きた!と思って、塾をやすませた。
しかし、咳どめ薬を飲んだらそれ以来、咳は出ない。
その後2日塾は休みだったので、様子見したが
いたって健康。
やっと買ってきた検査薬で調べたら、陰性だったので、月曜日(明日)から塾は行けるだろう。
もちろん行く前に検査するけど。
そうしているうちに、わたしも今日で外出を控える必要が無くなる。明日からは、どこにでも行かれるらしい。
とは言え、予定は4日先までキャンセルしてあるし、しばらくは買い物(日用品の)くらいだから、ご迷惑はかけない。。と思う。
あーこれでどうにか我が家のコロナも治まるかと思っていたら。
母がおかしい。。
発症したのではなく、なんか言ってることが変。
朝、夕食を運ぶときは、物凄いスピードで家に入り、凄いスピードで出てきた。
毎回母の体調は確認していたのだけど、元気がないなとは思っていたのだけど、申し訳ないがそんなことに付き合えない。
そんなことで感染させたら、88歳の母にとっては命とりだから。
ちょっと気になりながらも「生きてるし」
と、それだけ確認して、あと風邪の症状がないかを確認してすぐに家から退散していた。
しかし、こちらが落ち着いてきて、母の様子を見ると、本当に変なのだ。
よくよく母の言うことを聞いてみると、
「わたし(母)の具合が悪いからみんなと一緒にご飯が食べられない。隔離されている」と、思っているらしい。。
だから、自分は具合が悪い。大変だと思って、どんどん落ち込んでいるらしい。
どこが具合が悪いのか?と聞くと(今までも毎日確認していたけど)
「熱が8度でたことがあった。」と言う。
熱がでて、薬も飲んでないとか。
その場で熱を測ると36.8度
「平熱だよ」と伝えると「え?」とびっくりしている。
運んでいた食べ物もほとんど食べることなく冷蔵庫に詰め込んであった。
何を食べていたのだろう?
まだ咳が出る夫がいるが、食事の間、夫は自室に閉じこもってもらい(笑)
母は我が家で食べることになった。
コロナの感染も危ないが、1人で食事はもっと危ないと判断したので。
感染したことも(じつは私はまだ検査してない)かなりのショックだったが。。
母の行動の方が何倍もショックだった。
母を守るつもりでやった行動が、母の頭の中では勝手に変換されていて、それが思わぬ変換になっていた。。
この影響、後々どんなふうにでるのか、さっぱりわからない。
とにかく、まだまだ我が家のコロナの後始末。。
どんなふうになるのか、考えるだけで怖くなる。。