88歳になる母の話。
心房細動でたまーに瞬間意識が無くなるらしい。これが、本当に突然起こる。
数ヶ月前は、冷蔵庫のドアを開けているときに、意識がなくなり、冷蔵庫のドアに激突してメガネ(プラスチック)のレンズが割れた。プラスチックのレンズが割れるというのは物凄い衝撃らしい(メガネ屋さん談)
そのまま、尻餅をついたのだけど、それが上手く着地したらしく、大きな怪我なく終わった。
そして、その後普通に夕食をとり、普通の生活を送れた。本当に瞬間、意識がなくなるたけで、その前後は普通なのです。
後から知ったのだけど、高齢者は、こういうことが多いらしい。
でも、周りは物凄く怖い。
予測がつかないし、その時にそばにいるとは限らないし。
ついでに、母は膝が悪く、つまづきやすい。
あと、心臓や腎臓の具合が悪いので足のむくみがあって歩きにくい。
ついでに、季節の変わり目で目眩がある見たい。
つまり。。。
転ぶ要素が満載。。
それでも、タクシーを使って、買い物には出かける。
一緒に行こう!と言っても、全く聞かない。
好きな時間に行きたいところに行きたいらしい。
危ないなぁ。とは思うけど、その気持ちはわかるので、そこで転んだらもう仕方ないと思うことにした。
家の中で、転ぶのもずっとついている訳にはいかない。
ずっと母と一緒にいたら、こっちがもたない。
我が家は別居(同じマンションの斜め下)だから、ドアを閉めれば、別空間になる。
何をやってもわからない。
これが同居になると、ひとつひとつの動きが気になって、お互いイライラしてしまうだろう。私なら、同居はダメだ。心から思う。
そうは言っても、結構なストレスだ。
日に数回母の部屋に通っているけど、ドアを開けるたびに、「大丈夫かなぁ」とちょっとドキドキしながら家に入る。
「問題ないです!」と言われると本当にホッとするけど、3日に一回くらい、何かしら起こっている。
小さいことなら、その場でなんとか処理して済ますけど、数日前は、
「夜中にトイレに起きたら転んだ。3回も」と言われて、朝からドキドキした。
畳の上だったので怪我はしなかったのだけど、3回も転ぶって、普通じゃない。どういう3回なのかわからないけど、とにかくふらついたのだろう。
しかも、対処法がない。
かかりつけのお医者さんに行っても、
「季節的なものと、年齢的なものと」
と、何となく思いつく原因をあげてくれるけど、結局
「もうお年だから仕方ない」ということで片付けられる。
この日々のドキドキに加えて、口座残高が0円になってたり(金銭管理は私がやることになった)、親戚からの親切そうなアドバイス(なんのアドバイスにもなってない)とか、に対処していると、物凄く負担を感じる。
どうなるんだぁ。この先。。
と思うと、益々暗くなる。。
そこで気がついたのだけど。。。
もし、転んで怪我をしたらどうするか?
について、考えがまとまってなかった。
怪我して病院に運んで。。
までは何となく考えていたけど、何処の病院に運んでもらうか(希望が叶うとは思わないけど、救急車でも希望は聞かれるらしいし。。)
その先、すぐに退院できればよいけど(それはそれで大変だけど)、リハビリが必要ならリハビリの病院は何処にするか。
寝たきりになったら、どこにお願いするか。
とにかく、怪我するまでの心配はしていたのだけど、その先の対処法を全く考えていないことがわかった。
母の場合、認知症はあるものの、訳がわからなくなっている訳ではないので、グループホームは無理だと思う。(勝手な私の判断)
母自身、抵抗が酷いだろうし、集団生活ができる人ではないから。
かといって老人ホームは?
なんかこれも違うような気がする。
結局、怪我をして動けなくなったら、怪我をしなくても、トイレが自力で出来なくなったら、つまり、寝たきりに近い状態になってから、動かす場所しかないような気がする。
老人病院。。
名前は聞いたことがあるものの、何処にあるのか、どんなものなのかわからない。
訳がわからないので、良さそうな病院にメールを打ってみた。
メールしたのは、日曜日の午前中。
そしたら、すぐに(日曜日の午前中)電話がかかってきた。
はやっ!!
電話は、ソーシャルワーカーの方だった。
さっぱりわからないことを伝えた。
すると、
「パンフレットを送りますので、それを読んで、ご興味があったら、見学にいらしてください。土日もやってます」
コロナで見学なんてやってないだろうと思い込んでいたのだけど、土日もやっているなんて。。(2人まで可能だそう)
早速、来週見学することにした。
ただ、見学を予約しただけだけど。
なんか、ちょっと心が軽くなった。
先行き不安で仕方なかったのが、少し道が見えて気持ちが楽になったのかもしれない。
必要になった時に、慌てて用意するのは大変だからと、先に考えておくか。と行動したのだけど。
こんなに気持ちが楽になるとは、思わなかった。
今朝、母のところに行くと、
「歯ぐきが痛いから、歯医者を予約した」
と言う。
確か、今日は内科受診の日。
「勝手にやらないでよ。予定あるんだから」
とぶつぶつ文句を言うと。母は猛然と、カレンダーの前に行って
「内科は明日!今日は何にもない!」と主張する。
カレンダーには、内科の予約の紙が貼ってあって、確かに予約は明日だった。
母の勝ち!!
歯が痛いから、歯医者に予約した。しかも空いている時間を考えて。
(私の予定はムシ。1人で行くつもりたったのだろう💦)
最近の母の行動としては、物凄くナイス!な行動だ。
感動した!!(笑)
まだ病院のお世話になるまでには、時間があるかも。とも思ってきた。
病院の存在を知る前は、すぐに気持ちがいっぱいになっていたけど、存在を知るだけで、ちょっと心に余裕ができた。
単純。。とは思ったけど、こういう心の拠り所って物凄く大切なんだなぁ。と、思った。