親しくしている叔母から電話がきました。
「おじちゃんがやっと退職するの」
80歳をゆうに超えてます!
ひと世代違う我が家でも退職金だの年金だのと日々頭を悩ませているのに(まあ悩ませても金額が決まってるので仕方ないのですが、なんせ慣れないことばかりなので)80を超えて退職とは。。
「それはそれはお疲れ様でした!」
と、伝えると。
「おじちゃん、退職するので鬱病状態で」
と、叔母はため息。
まあ、それだけ長く勤めたんですからねぇ。
寂しいわよねぇ。
ここ数年叔父は体調を崩していて、よく続けてるなぁと周りはハラハラしていました。
だから、周りとしては、ある意味ホッとしているのだけど、叔父は落ち込んでるらしい。。
それだけかと思いきや。
叔母は「引っ越す」と言うのです。
叔母も80歳を過ぎています。
地方の郊外の一軒家。
雪が多いところで、庭掃除も雪かきももう辛くなったから、この際、東京に引っ越すと。
はぁ。東京ですかぁ。。
叔父夫婦は子どもがいません。だからしきんてきに余裕があるのか、東京にマンションを持っています。
どうもそこに引っ越すらしい。
元々ある家に移動すると考えれば簡単な話ですが。。
元気でぴちぴちの若者夫婦が引っ越してくるのではなく。
すぐに介護が始まりそうなお年寄り夫婦の引っ越しです。
どうするんだ???
引っ越しだけでも大変ですよ。
向こうの家は、すぐに閉めないで徐々に閉めると言ってますが、生活の拠点が変わるんですから、しかも80過ぎの引っ越しは無謀な話です。
荷物が終わってもまだまだ。
東京に住民票を移動して。
介護申請をして。
生活がこっちになるので、主治医も決めなくちゃ、歯医者も、整形外科も、近くにあるのかしら??
母の時は、私が住んでるところにやってきてくれたので、近所の状況はよくわかりますけど。
叔父夫婦が住む場所は全く知らないので。。
正直、もうそれだけ高齢者であれば東京に引っ越しというよりも、老人ホームなどの施設に移動のほうが現実的ですが。
「老人ホームも見たんだけど、なんか高いばっかりで少しも良くなくて。それなら介護の人に来てもらって動けなくなるまで家で頑張ろうと思うのよ。動けなくなったら老人病院に行こうと思うの。」
その考え方は、私も賛成です。
豪華なお風呂とか、食堂がついてるけど、ありえない金額の老人ホームの広告がインスタとかで毎日入ってきて、見せられていますが、見るたびに余りの値段に暗くなり。。最近では老人ホームの広告は、出ないように設定しました。(それでもしつこく入ってきます。なんででしょう?)自由度もなくなるし、安心は安心なんでしょうけど、ちょっと私には無理だなぁ。
と、還暦前の私がそのためにはどうしたら良いかと考えてるのに。
80過ぎの叔母は、今!今ごろです!
遅すぎ!!
これからやらなくてはいけないことを考えると、本当に頭がクラクラします。
「介護申請もわからないから色々よろしくねぇ」と言われても。。。
手伝いますよ。手伝いますけど、悔いの残る結果になると思います。
あまりに無謀な話なので。
でも、それは叔父夫婦もわかってくるでしょう(今は全くわかってないけど)
母1人でもクラクラしてるのに。
なんか、凄い話になってきました。
そして誓いました。
絶対、私は早くから準備しようと(笑)