今週は息子の高校の卒業式がある。
当初、保護者1人だけと指定があったが、2人OKと増員された。それ以上は、会場に人が入らないからダメとか(コロナのせいではない)
コロナで高校になってから数回しか学校に行ってないので、6年も通った割には親としてあまり感慨深いものはない。
謝恩会もなくて、子どもだけで打ち上げみたいだし、式に出て帰ってくるだけになりそう。
思えば息子の卒業式前後は、よく事件が起こった。
幼稚園のときは、卒園9日前に謝恩会をやったところまでは平和だった。涙ながらに先生をねぎらい、親同士も別れを惜しんで感動的な謝恩会だった。
ところが、次の日。
東日本大震災が起こって、世の中がめちゃくちゃになった。
横浜も、スーパーに食べ物が無くなり、ガソリンも不足して、おまけに原発の爆発で世の中はパニック状態。放射線を避けるために、横浜から西に避難する人が続出した。卒園式は、欠席が目立ち、式に出席したもののそのまま地方に避難する人も多く、式が終わったらすぐに帰ってしまい、さよならを言う暇も無かった。落ち着かない卒園式となった。
小学校の卒業式は、謝恩会の幹事の中で揉め事が起きて、謝恩会に参加しない親子がかなりの人数でた。最後なんだから、穏やかに行こうよと思ったけど、怒りは収まらないらしく、幼稚園の時に比べたら卒業感あふれるものだったけど、嫌な気持ちが残る卒業式になった。
そして、中学卒業はコロナで中止だった。
そして高校。
学校としては、久しぶりに保護者出席の卒業式になる。
明後日の卒業式を前に今日は卒業アルバムを持って帰ってきた。
どれどれと見てみると。
誰がだれだかわからない。
中学入学のときは、子ども子どもしていた子たちが、みなおじさんぽくなっている。
思い返すと私が子どもの頃は、本当に平和だった。オイルショックだの、公害だの、ロッキード事件だのパンダが来ただのが大きなニュースだったけど、今思えば、生活にそれほど支障は出なかった。(トイレットペーパーが無くなったのは大変だったかも知らないけど)
でも今は、どうしたら良いのかわからないことが立て続けに起こっている。
もの凄く不安定な時代になっている。
当たり前に入学式が出来て、学生生活が過ごせる世界になって欲しいと心から思う。
浪人生活突入の息子だが、穏やかな楽しい日々が過ごせますように。
卒業おめでとう!