ひょんな事で、音楽堂のツアーがあることを、知って申し込みました。
数日前に申し込んだのですが、すぐOKの返信がきて。。
公立ってどんな時も時間をかけるのに、こんなに早く進むなんて凄いわーと感心しました。
観光かながわよりお借りしました
この音楽堂、築69年。初の公立ホールとして誕生したそうです。当時の県知事さんのお宅の土地を使って、図書館(県立図書館)とともに建てたそうで。
場所としても横浜では高級住宅街の中にあるんじゃないでしょうか。周りは古いけれどいかにも上等なマンションが立ち並んでいました。
このホールの特徴は「木でできている」こと。
あと、前川國男という有名な建築家(東京都美術館とか上野の文化会館も建てた)によって建てられたオシャレなホールというイメージがあって、近所にある近代的な「みなとみらいホール」と並んで、憧れのホールとして知られています。
アマチュアオーケストラもここで演奏することに憧れます。「一度は県立音楽堂で!」と皆口にするし、音楽堂自体も門戸を開いているのでアマオケの演奏会はよく行われていますが。、私はまだ、未経験。
数年前に改築工事が、行われてリニューアルされてこともあり、どんなに変わったのか中身を見てみたいと楽しみにしていました。
直前でも簡単に参加できたので、参加者が少ないのかと思いきや。結構な人数(100人くらい)がいらっしゃいました。
6グループに分かれて、それぞれ案内人の方々に連れられて周ります。
名建築家の設計だけあって随所にこだわりを感じます。
でも、いわば公共施設だけあって、なんで?というところも。
上の写真の緞帳。
なんでコンサートホールにこんなものが、しかも黄緑の緞帳。。。
私にはものすごく不思議だったのですけど、スタッフの方は、「素晴らしい色合い」とおっしゃっていて。なんでだ??(笑)
せめて椅子と同じ色にすれば良いのに。。
この黄緑の緞帳も凝ったものだそうです。京都の龍村という有名着物メーカーに特注して作らしたとか。錦糸も入っている上等なものだそうですが。。色が。。しつこい
でも名建築らしいこだわりも。
こういうこだわりよいですねぇ。
譜面台や、団員の座る椅子(多分コントラバス)まで設計なさったそうです。
今は使ってないそうですが。
こういうものこそ使えばよいと思うのですが。。
普段見られない舞台裏も
舞台の奥にある楽器倉庫だそうです。
グランドピアノが3台と古楽器がひとつ
実は、最初この倉庫はなかったそうです.駐車場の土地を使って付け足したとか。
でも、この楽器倉庫のおかげで、オーケストラの荷物の搬入ができなくなったようです。
あれ?と思って質問したのですが、聞いてはいけない質問のようでした。。。。💦
ここは楽屋。これも狭すぎであとから付け足しで作ったとか。だから部屋の真ん中に不思議な柱が。。。
広くしたようですが、それでもかなり狭いです。オーケストラが入るとキッチキチじゃないかな?
指揮者用の楽屋。こちらは立派。
日本で最初の公共のコンサートホールということで、色々不備もあったようです。
このあとできた上野の文化会館は素晴らしいので、こちらの反省を生かして作ったのでしょう。
とは言え、木でできた古いホールは大切な財産なので。
大事に使っていけば良いよなあと思いました。
ただ、ここでオーケストラの演奏会をやるのが夢だったのですが、ちょっと使いにくそう。。
ピアノの演奏会とか単独の演奏会がいいかなあ。。
となりには県立図書館が。
つい最近改築して、こちらは別の方が改築しているのでものすごく現代風に変わっています。
スタバのような大きなソファがあったり、勉強ルームも立派。
ただし、この図書館は専門図書しか扱っていなくて、私はあまり利用することはないと思います。(普段使っているのは横浜市の図書館です。)でも喫茶店もあり、近所の方は憩いの場として使っても良いところかも。
横浜の桜木町の駅から少し歩いたところにありますが、公園もあり、能楽堂もありと、非常に文化的なところで、なおかつ高級住宅街でもあります。
こんなところに住んでいたら、私の文化度も上がったろうなぁと思いながら。。
ちょっと文化的な日を過ごしました。