テレビ「徹子の部屋」もう少しで50年だそうです。
続ける凄さ、続けられる凄さ。
同じ司会者で、ゲストを呼んでお話を聞くという同じパターンですが、ひと頃のパワーはないもののいまだに徹子さんのトークは楽しく、ゲストから引き出す話術もすごいです。
何十年も見ていなかったわたしも、懐かしい人が出ているのを知って数年前から録画して見るようになりました。
とは言っても、見るのは、好きなゲストの時だけですが。
昔のようなスピード感はないにしても、相変わらず徹子さんは品の良い司会でゲストの話を盛り上げます。感心するのが、ゲストだからと言って、迎合しないところ。意見が違う時はゲストの立場に気を遣いながらも、ハッキリと自分の考えを述べていらっしゃいます。
見ていて気がついたのが、徹子さんが務めて「親の介護」または、「つれあいの介護」について細かく質問していること。これは視聴者の年齢を意識していらっしゃるのだと思います。
どの方もそれぞれの「介護」があって、苦労したことを語られます。結構踏み込んだ質問も出てくるのですが、これが徹子さんだから出来る技。大概のゲストは、キチンと答えていらっしゃって、こちらとしては、色々な介護の体験を聞くことができます。
介護の話の後は、健康法について。どんな健康法をやっているのか。細かく質問されています。
ある時草笛光子(90近い)さんが、家にトレーナーを呼んで運動してる話をされていました。まだ舞台に立っていらっしゃる方ですので、物凄く専門的なトレーニングかな?と思いきや、「歩く練習」だとか。。その話に徹子さんも「私もやってる。歩く練習するためにトレーナーに来てもらうの」と言っていらっしゃって、今のお年寄りは歩く為にトレーナーを呼ぶことを知りました。
丁度母が椅子から立ち上がるのも時間がかかるようになって、足が弱くなっていたことを実感していたので、「母も体操が必要だ」と思い立ち。。「草笛光子さんも黒柳徹子さんもやってる」と言う誘い文句で運動嫌いの母も乗ってきて(笑)リハビリを始めることができました。
ありがたやありがたや。
ゲストの介護も人それぞれ。ベッタリと介護をやられた方もいれば、桐島カレンさんのように「介護のプロ」を雇ってお母様(桐島洋子さん)の介護を全部お任せする方もいて、色々な介護があることがわかります。
ゲストは皆さん魅力的で能力の高い方ばかりなので、話が面白い。。物凄く興味深いのです。
もちろん若いゲストの時は、そんな質問は飛びません。
昨日は小山明子さんでした。86歳にして鬱病になってしまって苦労したものの、家族の支えで復活されたそうです。
復活してからの健康法。「経済的に大変なんです」と、困窮状態を明るく語っていらっしゃいましたが、麻雀、コーラス、水泳、話題のものには飛びつくということを続けていらっしゃって楽しく毎日を過ごしていらっしゃるようです。
麻雀も楽しそうだなぁとボヤーっと思ってしまいましたが(笑)
こういうステキな方でも苦労していらっしゃるし、克服していらっしゃる。
見ていて、元気になり、勇気が湧いてきました。
徹子の部屋は50年までやるつもりだそうです。今47年なのであと3年。
その時は徹子さんも92歳!なんとも凄い話ですが、どうぞどうぞ50年を元気に迎えられますように!