今、高三の息子が幼稚園の時に、あれ?と思ったことがあります。
いつももらうクラスだより。クラスの楽しかった出来事を毎月、親にお知らせしてくださる楽しいプリントです、親としては、知らない幼稚園の出来事を知ることができるので楽しみにしていたのですけど。
ある日貰ったクラス便りを読んでみると
「首輪と紐をつけて、女の子に連れられてYKくんはハイハイしながら園内をお散歩しています。」いかにも楽しそうな文章で最後に「YKくんは嬉しそうにワンワンと吠えていて微笑ましかったです」
そのYK君はイニシャルからどう考えても我が息子。
一体この遊びはなんなんだ!と思いながらも、「これは世間的にはほのぼのとした遊びなんだろうか?私が被害妄想なんだろうか?」
と混乱していたら、仲良しのママ友から「あのお便りなんなの?」とメールが来て。夜帰って来た夫は「なんだ!これ?」と言われて。
やっぱり、そうだよね。と次の日、園に質問のお便りを送りました。
もちろん、日頃の感謝を添えて、でもどうしても首輪をつけて犬の格好をさせるのは遊びとしてはどうかと思うという内容を穏やかに書いたつもりです。
次の日に迎えに行ったら、主任の先生に「ちょっとこちらに」と呼ばれました。
主任の先生は大きな笑顔でおっしゃいました。「あの遊びが良くないなんて。そんな感覚のお母様がいらっしゃるなんて。もう私たちはびっくりしました!」
とのこと。
もうずっと前から園では人気の遊びなんです。子供たちも犬になりたくて仕方ないんですよ。でも、そんな感覚のお母様がいらっしゃると今回初めて知って、そういう捉え方をする方もいらっしゃるのだなあ。と私たちも勉強になりました!と明るく言われて。
なんか、小さいことに文句つけてきて、そういうことだから子供の自由を奪うのよね。本当に失礼しちゃう!
って感じで。。。
言われてみると、確かに変ですね。と認められるもんだと思い込んでいた私としては、思わぬ反撃にびっくり。感覚違うんだ!とやっと気がつきました。
結局、子供を預けている親としては、面倒なことになるのは嫌だし。「気にしすぎかもしれませんが、現場の雰囲気を文章で理解するのはちょっと難しかったので、今後の保育の参考にしていただければ。。。」と穏便に終わらせたのですが。
でも、やっぱり首輪でリードで、犬の散歩はちょっと変だと。今でも思います。
保育園の虐待のニュースが盛んですが。
当然のことながら、「1歳児の逆さ釣り」とか「4歳児にカッターナイフを見せる」とか「暴言」とか、私には考えられない行為ですけど。
もしかしたら保育の現場では結構当たり前になってることがあるんじゃないかなとも思っています。
え?これって虐待だったの?
って感じで、結構混乱しているんじゃないでしょうか?
この本1974年発刊の本ですが今でも人気の本だとか。
息子も小さい時にこれを読んで喜んでいたし、習っていた公文の国語にも使われていました。
つまり、名作なんです。
罰として押入れに入れられた男の子2人が怖いのを我慢して手を握っていたら、押入れの向こうにトンネルがあって、そのトンネルを通って面白い世界を見る冒険小説なんです。
(かなり前に読んだ話でちょっと違うかも)
ただ、この舞台は保育園の押入れ。男の子たちが、保育園で悪さをして「ごめんなさい」が言えなかったから、怖い先生がじゃあ、保育園の押入れに入っていなさい!と言って、押し込めることから話は始まるんです。
今、虐待!と騒がれている「物置きに入れる」動作を、名作で読み継がれている本が堂々とやっている。
いつもこの本を読み聞かせしている先生方。
この本読んでいたら、罰として押入れに入れることは自分の中で正当化されちゃうんじゃないかなと。この逮捕された保育士さんたちは少なくとも「教育」のつもりだったんじゃなかろうかとも思います。
今回の事件の原因は、保育士さんたちが忙しくて心が荒れて起きたこと。
という意見が多いですが。
それだけかな?と思います。
元々「虐待」の感覚が薄い保育士さんもいるでしょう。
ひと昔であれば「虐待」ではないと思われていたことが、どんどん「虐待」として扱われるようになってますので、追いつけない保育士さんたちもいるでしょう。
自分達の価値観の中で「保育」してたら、怒られて逮捕まで行ってしまった。という「何が悪いのかわからない」状態だったんじゃないでしょうか?
「虐待」の基準を明確にしめしておかないと、いつまでも保育士(他の職業もそうだけど)の「基準」に頼っていたら、面倒なことになる。
母と喋っていても思いますが。親子でも「基準」が違うんです。
本当に人付き合いは難しい💦💦
昭和41年12月4日(日)
鯛ちり鍋
かまぼこ
しじみの味噌汁