チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

合唱、練習方法変更

来年夏に参加する予定のブラームス  ドイツレクイエム。

80分の大曲で、全部ドイツ語。

超初心者がやるのには考えられない、難しさ。

だと思うのだけど、目の前にそれしか無かったんだから、やるしかない(笑)

2月から始まる練習に備えて、少しでもわかっておこうと毎朝、練習している。

当初の私の予定では、まず歌う場所の音階を覚えようとしていた。

音階を覚えてから歌詞をつけて行こうと。

 

オーケストラのバックに合わせて、アルト(私のパート)が入る場所、音程をしっかり覚えて、年明けくらいから、歌詞(ドイツ語)をスラスラ歌えるようにしようと思ったのだけど。

 

ところが。。

 

音を取って、音階で歌う練習をしていても。

上手くいかない。

どうしてここで入るんだろう?というところが色んなところに出てきて、物凄く歌いにくい。

なんで私こんなに出来ないんだろう?と、まあ出来ないんだけど、オーケストラでやってきた経験が全く役に立ってない。

不思議、不思議と思いながらふと気がついたこと。

歌詞に合わせればいいんだ!

他の曲を歌ったことがないのでわからないのですけど。

これは元々 ブラームスが聖書から選んだものを歌詞にして曲にしたものです。

例えば第3曲は

Herr, lehre doch mich,主よ、知らしめたまえ、

daß ein Ende mit mir haben muß,終わりの定めあること、

und mein Leben ein Ziel hat,わが命の限りあること、

und ich davon muß.そこから去らねばならぬことを。

 

Siehe, meine Tage sind einer Hand breit vor dir,見よ、わが日は一掌に過ぎぬ、あなたの前では、

und mein Leben ist wie nichts vor dir.そして、わが命は空にひとしい、あなたの前では。

Ach, wie gar nichts sind alle Menschen,ああ、なんと空しいことか、全ての人は、

die doch so sicher leben.確かに生きているとしても。

Sie gehen daher wie ein Schemen,さまようこと影のように、

und machen ihnen viel vergebliche Unruhe;そして無意味なことに騒ぐ;

sie sammeln und wissen nicht,集め蓄えるけれども、知らないのだ、

wer es kriegen wird.誰の手にそれが収まるのかを。

Nun Herr, wes soll ich mich trösten?では主よ、何をわが慰めとすれば?

Ich hoffe auf dich.わが望みは、あなたにある。(詩篇 39:4-7

 

Der Gerechten Seelen sind in Gottes Hand正しいものの魂は神の手にあり

und keine Qual rühret sie an.そしていかなる苦痛も届くことはない。(知恵の書 3:1

 

聖書のこともよく知らないのですが、2つのお言葉(?)を第3曲の歌詞としているのです。

 

 

最初の頃は、ソロが歌って、それと同じ歌詞を合唱が4部合唱になって歌います。

(これがとっても綺麗)

でも途中から、形態が変わって。

ソロが終わると、合唱が 一部の歌詞を掛け合って歌ってる。

 

例えば

Nun Herr, wes soll ich mich trösten?では主よ、何をわが慰めとすれば?

という歌詞を何度も何度も(全部で10回くらい)合唱の4つのパートがいろんな旋律で歌っていて。

ここがさっぱりわからなくて。。

 

その歌詞が終わると

Ich hoffe auf dich.わが望みは、あなたにある。

の歌詞を使ってまた10回以上掛け合い。

旋律も複雑になってきて。

 

最後なんて

und keine Qual rühret sie an.そしていかなる苦痛も届くことはない。

をずーっとずーっと掛け合いで歌い続けて。

盛り上がって終わる。

 

私はずっと音ばかり追いかけていて、どこで切れるのかわからなかったのですけど。

歌詞で切ってみると結構わかりやすいことが。

無論、強引に歌詞を入れているところもあるので???というところもありますが

歌詞で追っていくと、結構曲がわかりやすい。

 

 

当初、音を先に覚えてから年明けあたりから歌詞を合わせて行こうと計画していたのですが。

それでは全くダメなことがわかりました。

最初からドイツ語を入れないと訳わからなくなる。

音とドイツ語と掛け合いのところの入り方と3つの部分を気にしながら練習するのはちょっと大変ですが。

 

でも、短い歌詞を何度も何度も歌っていることがわかったので。

ドイツ語を覚えなくちゃ行けない!と緊張していたところが少し楽になりました。

 

合唱では当たり前のことかもしれませんが。。。周りに教えてくださる人がいないので。。。

なんでも時間がかかります。

本当に大丈夫かな?とは思いますが。まあ、気楽にやって行こうと思います。

 

昭和41年12月3日(土)

夫 おかゆ、むしがれい、かまぼこ、かぼちゃの甘煮

妻 鮭、かぼちゃの甘煮、しじみの味噌汁