小学生の頃、各教室には必ずオルガンがありました。
学校によって使い方は違うのでしょうが、
転校した学校では休み時間になると、オルガンに群がって連弾をし合っていました。
晴れの日は、外でボール遊び(その学校特有のボール遊びがあった)なのですが、雨の日はオルガン。
転校前の学校は下手な子(私とか)は恥ずかしくてオルガンなんて触れなかったのにこの学校は下手でも上手でもみんな群がって弾きたがっています。
かなりのカルチャーショックでしたが、逆に、これなら私も参加できる!と嬉しくなりました。
何を弾くかって言っても、習っているバイエルとかの曲は今ひとつ受けが悪くて、
だからと言って、ものすごく上手な子が難しい曲を弾くのも受けが悪く。
連弾の曲とか、猫ふんじゃったを数人でものすごいスピードで弾くとか、特有のオルガン遊びがあったように思います。
皆、耳で覚えて、目で覚えて、弾けるようになっていました。
ピアノは嫌いだったけど、合奏が好きな私は、一生懸命覚えて(転校生だったので友達より習得が遅れていた)ノリノリになって弾いていました
猫ふんじゃったも、黒鍵をバンバン使うし、途中で両手が交差したりして、子どもにとってはものすごくカッコいい曲なので、なんとか弾けるようになろうと練習しました。休み時間友達が弾くのをじーっと見ていて、色々質問すると「弾いてみる?」と言われて、ドキドキしながらオルガンの前に座って友達に見てもらう。わからないところは教えてもらって、家に帰ってまた弾いて。完全に見よう見まねで習得した曲ですけど。
あの曲も楽譜にして、弾いてみろ!と言われたら、ものすごく難曲で弾けたもんじゃありません!
今歌っている、ドイツレクイエム。
ドイツ語で歌います。ドイツ語なんて、大学の第二外国語で2年ほどやっただけで、ほぼやらなかったに等しくて。
それを歌ってみようと思いたった時は、「カタカナ読めばいいんだから」と思ったんですけど。やってるうちにそれじゃできないことがわかりました。
ドイツ語として当たり前の韻の踏み方とか、伸ばして歌うところなんてどこからどこまでが一つの単語だ?とわからなくなって、元の歌詞を見直したり。
逆に短いところに歌詞が詰めつめに入っていて、えらい早口になってしまい、口が回らなかったり。
思った以上に歌うのに苦労しています。
多分、耳から入ったら歌いやすいのかと思います。
昔流行った、歌も全部耳から入れてましたから、ピンクレディーなんてダンスまで覚えて、
そんな感じで、このドイツレクイエムも耳から入れれば歌いやすくなるのでしょうが。
なんせ、今回初めて聴いた曲なので。。。。不可能。
歳のせいか、音感の悪さか、何度やっても歌えるようになりません。
何度かやって、覚えようというのが無理だとわかりました。
まずはカタカナで書き出すか。。。。
ich イッヒも イッヒ と八分音符で歌ったあと、ヒーヒーヒーと伸ばすようにカタカナを付けたします。
そのままだとイーと伸ばしてヒが短いのか、イッが短くて、ヒーを伸ばすのかわからないから、とにかく書く。
der もデエーエーエーアとエーを書き足す。そのまま書かないとデアーーーーーとアーを伸ばしちゃうから。
ドイツ語をわかってる人や合唱曲を長年やってらっしゃる方はこんなこと見れば瞬間でわかるのかもしれないけど
私はさっぱりわからない。。。
ひたすらカタカナを書き続けて。。。。そして歌の練習。
歌の練習よりカタカナ書く方が時間とったなあ。
楽譜がカタカナだらけ(笑)みっともない。。
そのうちスラスラと歌えるようになるのかしら?
まあ、やるしかないかと、黙々とやってます。
音感の良い女になりたかったなあ。。