チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

嫁が介護の時代は終わりつつあるらしい

気がつけばみんな「介護のお年頃」

全く興味なかった私も、母の介護を始めて(まだホヤホヤですが)興味津々。

読み物も自然と「介護」の話が多くなった。図書館で借りるものも1冊は介護の本が含まれている。

 

ちょっと前まで、介護は、「長男の嫁」が主体となって介護に関わっていた。

私の父の実家も、長男の嫁は同居して、しかも小姑2人が厳しくて、おばちゃんは本当に気の毒だった。私が見た限りでは、祖父母を本当に大事にしていて、明るい関係を築いていたのに小姑2人に散々なことを言われてやられて、本当に気の毒だった。

あれを見て、「長男の嫁は絶対嫌」と決意した。(そして次男と結婚した)

 

夫の家は、兄一家が同居している。地方の長男の嫁なので、「同居」は当たり前、面倒を見るのも当たり前の様子。しかも、今、子供2人は独立し、兄は仕事で単身赴任。義理姉は義理母と2人暮らし。。でも、義理母は結構きつくて。。。気の毒だ。。。

 

でも。世の中は変わっているみたい。

 

嫁は義理の父母の介護には関わらない

という話をよく聞くようになった。

つまり、息子だけが親の介護をして、奥さんは家で自分の家庭を守る。という図式。

ママ友のおうちは、旦那さんのお母さんの一人暮らしが心配になったと、旦那さんが実家で暮らし始めた。実家から通勤してるとか。

しばらくそれで何とかなっていたのだけど、昼間1人にしておくのが心配になって。施設に入れることを考えてるとか。

別に夫婦の仲が悪いわけでもないし、お母さんとの仲が悪いわけでもないらしい。でも、「夫のお母さんは夫だけが面倒を見る」ということになってるみたい。

 

その話を聞いて、当初「え?」と思ったのだけど、どうもそれは今普通になっている様子。

 

よく考えれば、「嫁」しかも「長男の嫁」に頼っていた世界がおかしいのであって。

自分の親は自分で見よう!というのはしごくもっともな話。

息子が面倒みられなくなったら(見ない息子もいるだろうし。。我が家はそうなるような気がする。。)、施設に入ることを考える。で、何の問題があろうか?

 

介護保険制度が広まってきてるし、ヘルパーさんなどの手を借りると聞いたものの、私も当初、どんなことをお願いすればよいのかわからなかった。果たして我が家のレベルで頼ってよいの?と思ってたら。

友達が「どんどん利用すべきだよ。」と、背中を押してくれて、やる気になった。

 

でも、家の中に人を入れるのは嫌な方とか、自分達でできるから。と、家族だけで頑張っている人も多いみたい。

介護保険は素晴らしい制度なんだけど、利用側から申し出ないと何も動いてくれない。向こうから「いかがですか?」なんて言ってくれない。介護で悲劇にならないように(ちょっとやっただけだけど、介護って精神的にもかなり大変だから)少しでもらくできるように、間違っても家庭崩壊を起こさないようにしなくちゃいけないと思う。

 

介護で怖いのはこの先何が起こるのかわからないところ。

 

老人医療の先生が書かれた本。

軽いタッチで認知症の進み方とその対策のアドバイスが書かれている。

この本によると、認知症で1番大変なのは中程度になった時。

初期のころは物忘れとか、時間感覚がなくなるとか大変だけど、大きな問題までは発展しないレベル。この期間は結構長い。でも、ちょっとずつゆっくり進行するからこわがらなくて大丈夫と書いてある。

 

大変なのは、その後の中期。

 

よくあるのが「金を盗まれた」と騒ぎ出すこと。しかも1番世話している人に対して、盗んだ!と騒ぐらしい。

他にも、暴言を吐いたり、徘徊したりとにかく大変なんだけど、この期間は長くても2年だとか。

え?ホント?と思ったのだけど。

そしてこれらの酷いものも、薬で抑えられるものも多いとか。

ひたすら耐え忍ぶ必要はないと書いてあって、とても心が軽くなった。

 

その先の後期になると、ぼーっとしていて反応が無くなるから攻撃することはなくなるらしい。物忘れとかいうレベルの話でもなく、介護する側としては、穏やかに対応できるようになるとか。でも、排泄も困難になるし自宅で世話をするのはほぼ無理だと書いてある。

 

読んでいると何となく、介護のプロセスがわかって、心の準備ができる。

何より。

万一「金を盗んだ!」と言われても狼狽えなくてすむと思う。(笑)

心の準備がない状態で「金を盗んだ!」なんて言われたら、もう立ち直れなかったと思うので。。

読み終わって、気がついたこと。

今のかかりつけの先生は、老人医療は専門ではない。近いし、親切だし、温かい治療をしてくださるけど、老人医療は専門ではない。

この本を読んで専門医療の先生も探し始めるべきかな?と思うようになってきた。途方に暮れなためにも、準備は大切だと思うので。

 

ところで。。

🍁もみじてるやまさんから、ステキなお知らせをいただきました。

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ありがとうございます。

でも、何処に紹介されているのか、まだ見つけられません。

トロくてすいません。探してみます。

 

初めての体験ですが。

それほど、スターマークの数に影響は出ていない様子。

でも、嬉しかったです。

見つけられないけど(笑)