87歳の母が右腕を骨折して3週間になろうとしている。
3週間色々なことがあったが、周りの皆様のおかげでなんとか軌道に乗りつつある。
1番大変だったのが、床に寝転んだ母を起こすこと。テレビの前で床にゴロンと寝転ぶことが何よりも好きな母は、寝転んだら最後、1人で起き上がれないのに、寝転ぶ。
でも、私より7キロも重い母をしかも、右腕を骨折しているので抱えることも出来ず、膝に力が入れられない母を立ち上がらせるのは、本当に、本当に大変で。
途中、介護用ベルトを購入して、幾分軽くなったものの、やはり大変で。寝転んでほしくない。
とにかく、自分で起き上がれないのだったら、寝転ばないで!と、きつく、きつく言った。
それでも寝転ぶので、もう助けないから、1人で起き上がって、と見守るだけにした。1人で起き上がるのは大変で、ギャーギャー言っていたが、絶対に助けないで、起き方を隣でアドバイスするだけにした。もの凄く大変だったから懲りたようで、ここ3日ほど寝転んでない。
やっとわかってくれたのね。
とにかく、平和、平和。
とは言え、
ベッドや椅子から立ち上がるのも、骨折直後は、もの凄く時間がかかっていたのが、いまは結構早い時間で(それなりには時間はかかるけど。比較すると物凄く速くなってる)立ち上がれるようになってきた。
87歳でも筋肉はつくらしい。
新しい発見だ。。
朝6時ごろ、母の家に行った。
無事に過ごしているか確認するため。
ちょっと前は午前3時にも行っていたけど、今は夜中はパスしている。
母は、食卓に座って、テレビを見ていた。
「腕とか身体が痛いの」と機嫌が悪い。
昨夜も痛いと言っていたから湿布を貼ったんだけど、まだ痛いとか。
なんでそんなに痛いのかなぁと思いながら
ふと、床を見ると、あらあらあらら
床に寝そべった跡がある。
新聞が散らかってるし、枕にしたようなクッションも。。
あれ?これは寝転んだのは確実だわ。
と、思って、穏やかな声で聞いてみた。
「寝転んだ?」
母はドギマギしながら(笑)「いや、あの」と言ってる。
こちらとしては、自分で起き上がれるのなら別に寝転んでもいいし。
起き上がれないのに寝転ぶから、文句を言うのだから。
「へぇ。起き上がれたんだ。凄いじゃない」と言うと、ドギマギしていた母の態度が偉そうになった(笑)
「もう大変な思いをして起きたんだから」
そりゃそうだろう。
本当に大変だったのだろう。
気がつかなかったけど、多分、昨日も寝転がって、必死の思いで起き上がったのだろう。
娘に隠れて。
起き上がったけど、チカラ入れすぎて身体中が痛くなった。ということなんだろうと思う。
きっと物凄く時間も力もかけたのだと思う。
そりゃ全身運動だからねぇ。
痛くもなるわね。
でも、まあ仕方ないわねぇ。
とは言え、全身痛くなっても
寝転びたいのか。。。
凄い執念。。
今のところ、母は通所リハビリと訪問リハビリを週一回お願いしている。
訪問リハビリは、家の中で、大変なことをどうやってやればよいのか、教えてもらうためにお願いした。
何をお願いするか考えなくてはいけないのだけど、最初にお願いすることは決まった。
寝転んだものを起き上がれるように。
これしかない。
テレビの前でごろ寝が躊躇なくできるように。
あれだけ、大変なのにやりたいというなら、母も頑張るだろうから。
予習、復習頑張るだろう。
夢に向かって(笑)頑張れ母
昭和41年11月18日(金)
ぶり照り焼き
大根そぼろあんかけ
春菊おひたし
豆腐となめこの味噌汁