母の骨折騒ぎで、心がギシギシと音を立てている時。
春から、楽しみにしていたコンサートが開催されました。
ミッシャマイスキーのソロのコンサート
何度見てもこの髪の毛の跳ね具合が凄い
しかもバッハの無伴奏チェロです。
今私が練習している無伴奏の1番。
ミッシャマイスキーの1番を生で聴けるなんて、どんなに幸せなんだ!
と、ウキウキしながらチケット購入したんですよねぇ。
しかも、2日連続のチケット。
つまり、サントリーホールに連チャン!
いやぁ幸せだ!と思ってワクワクしてたら。
母骨折。。。
1日目は3時から始まるので夕食前に帰宅できますが、2日目は7時から。。
もともと、夕食は作っておくから食べてね。と言っていたのですけど。
さすがに母の世話までお願いできない。。
悩み悩んで。
2日目は諦めることに。
ありえん!と思いながら。
でも、誰か行ってくれないかな?と思うもののチケットを届けられるところに住んでいないと(郵送では間に合わないから)ダメなので。
ご近所のチェロ弾きの方は、みな予定があって無理と💦🥲
チケットは、完全に無駄に。。
一日でも行かれることに感謝して、行ってきました。
2日券だったので席は極上です。
前から三列目。
一日券ではここは多分ゲットできない。
こんなに舞台が近いの
今日の曲目は、1番と4番と2番
ソ連では迫害にあって、収容所に入れられたことも、やっとのことで収容所を出たものの、今度は軍隊に入れられそうになり、精神科医の友人に「精神病患者」として入院させてもらい、入隊をまのがれたとか。
その後イスラエルに亡命して、自由にチェロを弾くことが出来るようになったようですが。
そのせいか、ピカピカひかる音ではなく、何となく哀愁を帯びた演奏をされます。
現在74歳。
一曲ごとに、シャツを着替えて、最初は白、次は青、三曲目は黒。そしてアンコールはグレーと目も楽しませてくれました。
昔はイッセイミヤケのプリーツプリーツをよく着ていらっしゃいましたが、今回は違いました。
サントリーホールの大ホールは、満員。
ブラボーは禁止とアナウンスがあったので、皆さん無言でしたが、無言でいるのが苦しいほどのステキな演奏で。
アンコールは何かな?と思ったら、グランドピアノが運ばれてきて。。
なんか物凄く豪華なアンコールだわーと感動していたら。
ピアニストとして出てきたのは若い男の子。
???
マイスキーの話によると(英語なので今ひとつ不安ですが)6人いる子どもの末っ子で18歳の息子さんだとか。。
マイスキー74歳で18歳の息子かぁ。。
長男、長女はよく出ているようですが、末っ子さんは初めて見ました。
緊張しているせいか、ちょっとぶっきらぼう(笑)
お父さん(マイスキー)が一生懸命合わせていて(笑)
席もよくなかった(まさかピアノをやるとは思わなかったので)こともあるのですがピアノが音が大きすぎて(というかちょっとうるさかった(笑))チェロが消されてしまっていて。。まあアンコールだからいいか。
そうそう、休憩時間は、素敵なラウンジで、白ワインをいただきました。
ホールの近くのパン屋さんで、パンを購入して、それとワインをいただくと、それはもう美味しくて。。。1人ご機嫌。
演奏会もワインも堪能。
これを2日やってたら人間ダメになります。
もったいなかったけれど、私の為にはこれで良かったのだと思います。
正直、母の骨折で心も身体もガチガチになっていましたが、この演奏会で思いっきりリラックスできて。。
この時期に演奏会をやってくれてありがたかったです。
帰れば、現実が待ってましたが。。
少し余裕ができたしね。
良かった良かった。
10月31日(月)
鳥唐揚げ
切り干し大根、油揚げの煮もの
かまぼこ
豆腐、ねぎの味噌汁