昨日の続き
87歳の母が腕を骨折した。
しかも右手。
それは色々大変だろうなとは思ったけど。
考えることは、食事が大変とか、着替えが大変とか。で、いわば若い人が折ったときの大変さしか考えていなかったが。
母は、膝が悪く、椅子から立ち上がるのもよっこいしょと時間をかけて立ち上がる状態で。
とはいえ、杖や手すりを使ったりすれば、1人で立ち上がれる。
トイレも大丈夫。
家の中には、もう手すりが準備されているので、それを使えば、時間はかかっても動くことはできる。
右手が不自由になっても、左手があるし。。
と、楽観的になっていた。
というか、楽観的になりたかったということで。
母は同じマンションの斜め下に1人で住んでいる。スープの冷めない距離ではあるけど、しょっちゅうチェックに行くのはそれなりに手間がかかる。
昨夜(骨折した日)も見に行くと、ソファで寝っ転がっていて、
ベッドに行ったら?と言うと、「まだ早いから」と、起きてベッドに行かれるからと言ってるので、大丈夫と思い、朝まで行かなかった。
朝早めに見に行くと。
トイレの前で、寝転んでいた。
何が起こったのか?と思ったら。
明け方、目が覚めて、テレビを見ようとテレビの前に寝転んだ。絨毯の上にゴロンと。
そうして、トイレに行きたいと起きあがろうとしたけど、起き上がれず、トイレまで這って行ったが、そこでも起き上がれず。
電話も高いところにあって、かけられないし。
ということで、粗相をしてしまい、そのまま身動き出来ず、寝っ転がって待っていたと。。
当人も悔しいだろうし、恥ずかしいだろうが、私もしばし呆然。
とにかく、起きあがろうかと起こしてみるが立ち上がれない。
大体、私より体重が重いから、しかも踏ん張りの効かない脚で立ち上がらせようとしても、介護素人の人間には無理。
仕方なく、斜め上の部屋にいる夫と息子の手を借りようとしたが。
いや、まず、このみっともない恰好は、、見せるのは可哀想だから。
なんとか着替えさせて、それなりの恰好にしてから、上の男2人を呼んだ。
男2人が来ても、もちあがらない。
大体右側が痛いと言うので、左とお尻しか触らないので、効率が悪くて起き上がらせない。
まず、膝を床につけて立ってみようか。
と言ってもそれすら出来なくて💦
色々な方法で試してみて、やっとできた。
そこから色んな手すりを使って、椅子を使って、本当に文字通り、「やっとこさ」で、立ち上がれた。
立ち上がれればあとは1人で動ける。
トイレもお湯を沸かすことも、それなりに出来て問題ない。
食事も左手を使って食べられるし。
とにかく床に寝っ転がらなければ大丈夫!
と、学んだはずだったが。。
ある時、部屋を覗くと、また朝イチで見た光景が。。
今度は寝っ転がってもいなくて粗相もしていなかったけど、トイレの前で立ち上がれなくて足掻いている母がいた。
また、寝っ転がったの???
うん。ちょっと。。
あと何回やったら、起き上がれないことを理解するんだろうか?
とにかく、明日はケアマネジャーさんに連絡して、レンタルのものを揃えないと、こっちの腰がやられてしまう。。。
昭和41年10月30日(日)
赤飯
野菜のごま煮
きゅうり、いかの酢の物
豆腐の味噌汁