弦楽四重奏(バイオリン2人、ビオラ、チェロ1人ずつ)の曲を大勢で練習します。
前回まではドボルザークの「糸杉」でした。
とてもとても綺麗な曲ですが、練習しにくくて、皆さん同じ思いだったようで、合奏でも「???」が飛び交っていて、今ひとつの仕上がりだったのですが。。
今回のノクターンは、それぞれの楽器に聴かせどころがあるし、家で1人練習しやすい曲でした。だからか。。
参加者も多く、特にチェロなんて、今まで1人とか2人だったのに、突然4人!
やる気が人数に出てますねぇ。
バイオリンでは初顔の方がいらっしゃいました。
還暦はゆうに超えていらっしゃるおじ様です。
10年ほど習ったけど、休みがちで結局3年くらいしかやってないし。。
何より合奏は初めてだから。。
と、不安そう。。
わかります、わかります。その不安な気持ち。
でも、合奏したら益々呆然としますよー(笑)
私も最初の合奏のときに、呆然としました。
大学1年の時です。
あらかじめ譜面を練習してから臨んだのですが、拍数は数えられないし、早いし、今どこやってんの??
という感じで、フリーズしたまま終わりました。
高校の時に吹奏楽を経験している同級生は、もう全然問題なく弾いているし、吹いています。
私のように、ピアノをちょっとかじったくらいの人間は、テンポを合わせるなんてやったことないので、全くダメ。。
えらいところに来ちゃったもんだと思いました。
おじ様もフリーズでした。(笑)
先生に「諦めちゃダメですよー。一拍目だけでいいから弾いてくださいね。」
と、親切にアドバイスしてくださっていましたが。
先生、どこが一拍目かわからないんですよー。
最初は座ってるだけでOKですよー。
と、ココロの中で反論してみるが。
もちろん、ココロの中だけ。
「おじ様頑張れ!」
ココロの中で応援した。
この曲は、
素直にテンポが取れない曲なので、合奏はかなり苦戦しました。
先生は、大声で、調整してくださいますが、いやいや、あっちでズレてこっちでズレて。。
何度も何度も止まります。
私も弾きながら、これで合ってるのだろうか?
と不安に思いながら、それでも止めることなく弾き続けて、「チェロ違う」と言われ、そこでやっとズレてることに気がつく。。
いったい、どこからズレていたんだろう。。
さっぱりわからない。。
何度も何度も合わせて、
最後の最後でやっと皆んなズレないで終わらせることができました。
終わった時は皆んなで拍手。。
良かった良かった。そして楽しかった。
次は1か月後です。
雰囲気かなりわかったし、来月はもっとスムーズに進むだろうなぁ。
楽しみだなぁ。
おじ様は元気に片付けをしていらっしゃいました。
来月もいらしてくださいね。と、またココロの中で思う。
座ってるだけでもよいから、何となく楽しさを感じてくださればよいなぁ。。
昭和41年10月17日(月)
かます塩焼き
鳥、里芋、こんにゃく いため煮
松茸の生醤油煮
大根千切りの味噌汁