月に一度のアンサンブル練習会。
毎回参加者を募集して、練習会を開いている。参加費もその度ごと。
だから、参加者は、自分の予定と練習内容を見て参加を決めることができる。
一年くらい前までは、比較的易しい曲（モーツァルトのディベルティメントとか）だったので参加希望がものすごく多かった。多すぎて断っていたこともあったらしいけど。
最近は難易度が高い曲ばかりて、チェロの出席率がかなり低い。
酷い時は1人とか。。
そんな時は、もう大変。。
私は難しくても毎回出席してる。
もちろん私にとっても難易度が高いのだけど。
シューベルト の「ます」とか「死と乙女」なんて、なかなか弾く機会はないから、こんな経験もうないだろうと思って。
弾いても良いよと言われるのなら、頑張ろう！と参加することにしてるんだけど。。
当然大変です。
私も大変ですけど、それに合わせなくてはいけない先生や他のパートの方々はもっと大変なんですけどね。
ごめんなさいと思いながらも。。
でも楽しい。。。❤️
今日も。
万が一チェロ1人だったら、困るなぁ。
嫌だなあ。。
と思いながら、会場へ。
そしたら。。
チェロがもう1人❤️
そして
コントラバスも1人❤️
今日練習する「死と乙女」はコントラバスのパートはなくて。
もし、参加されるのならチェロの楽譜でお願いします。
と、募集時に通達が出ていた。
コントラバスはチェロより音が低いので、高い音は出せない。
だからそこは、カット（弾かない）すればよいし。
あと、大きい楽器だから、早いパッセージも弾くのが大変。そこも4つの音の最初の音だけ弾くとかカットすれば弾ける。
でも弾ける人は早いパッセージでも問題なく弾いてしまう。。チェロの方が弾けなくてなんで〜といわれることはしょっちゅう（笑）
ただ、コントラバスの特徴が出せないから、面白くないからやめとく。という人も多い。
でも、今回は参加してくれた。
しかも上手！ありがたやー
実は
先生はこの曲の2楽章はやる気満々だったんだけど、1楽章は全くと言って良いほどやる気がない。。。
何故？
難しいんです。
楽器同士の掛け合いが多くてしかも早い。
ちゃんと相手の音を聞き合わないとごちゃごちゃになっちゃう。
いったんごちゃごちゃになったら元に戻しようがなくなるので。。。
やめたほうが。。。
と、何回もおっしゃるのだけど。
一回だけ！
と熱心に言われる方が何人かいらして、やることに。。
私は。。
全く自信は無いけど。。やるんなら、やってみたい。。
他力本願
で、やってみました。
先生のお話では
シューベルト が育ったウィーンでの演奏会場はウィーン学友協会（ニューイヤーコンサートをやるところ。）や教会で、とにかく音がぐわんぐわんと響く（音響がよい訳ではない）。だから流れるように弾くと聴いてる人は訳がわからなくなる。その代わり、ハッキリと弾くとこの曲はものすごく素晴らしく聞こえるから、是非かっちり弾いてください！
と。。
なるほどねぇ。
作曲家は、自分たちの周りにあるホールの音響を考えながら曲を作る。
シューベルト は、ぐわんぐわんと響くホールを考えて、それに合った曲を作ってるということか。。。
わかりやすい。。。
大いに理解し、先生の深い教えに感動するのだけど。。
表現できない。。
なんとも情け無い。。
ぐちゃぐちゃになりながらも先生は交通整理をしてくださって、弾き方をおしえくださる。
ここは、
ビオラをベースに考えてー
とか
強弱しっかり！とか。。
プロなら自分で見つけてるところを
私たちは出来てないので、先生は指摘し、丁寧に説明してくださる。
なるほどと思いながら。。
黙々と弾いて。
最後に、
「指揮しないから自分達で合わせて通して弾いてみてー」
と、難題を指示された。。
えー。と思いながらも。。
とにかくやってみようと、スタート。
ここはファースバイオリンを聴いて。
ここはビオラ。
先生の指示されたところを思い出しながら、とにかく周りの音を聴いて弾き続ける。
段々と気持ちが良くなってきて。
合わせてるのが楽しくて仕方なくなってきた。
途中ぐちゃぐちゃになって、止められたところもあったけれど。
最後になると、みんな合わせることに集中して、盛り上げて終わることができた。
楽しい〜
難しい難しいとぶつぶつ言いながら練習したけれど、だからこの合奏に参加できて、こんなに楽しい経験ができた。。
やっぱり参加して良かった！
みんなもウキウキしていた。
なんなら来月ももう一回やってほしい。
とみんな思っていたと思う。
けれど
先生は冷静だった（笑）
「来月から基礎に戻ります」
まあ、やってもらっただけありがたいことなのね。
来月から基礎。
頑張ります。
昨日の夕食
餃子（練習場の近くでいつも買う美味しい冷凍餃子）
豚汁
キャベツの千切り
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