昨夜、午前2時。
家の呼び鈴が鳴った。
もう誰なのかわかっている。
斜め下に住む母87歳。
あーあと思いながらドアを開けると
ニコニコした顔で
「ご飯食べたっけ?」と言う。
「ちゃんと食べてたよ。もう午前2時だよ」
と、言うと、
「あら。訳分からなくなっちゃって」
と言って、ごめんなさいねー と明るく帰っていった。
夕食は一緒に食べて、家に帰って一寝入りしたのだろう。。
起きたら、あらご飯食べなくちゃとなったらしい。
月に一回くらいは起きる現象。
一年くらいまえから、おきている。
最初は「ぞーっ」としたのだけど、慣れるもので、最近は穏やかに「さっき食べてたよ。また明日ね」と言えば納得するので、それほどショックでもないけど。
そうは言っても、
午前2時は新記録だ。。
今までで1番遅くて夜11時だった。
時計を見て現状確認をするということが、出来なくなってるのだろうか??
母は帰って行ったが、こっちは目が冴えてしまい、良くないとわかっていながらネット検索。
もちろん調べるのは認知症
認知症というものは、
まず、時間の感覚が分からなくなる。
ことから始まるらしい。
それから、
場所の感覚が分からなくなり。
そして、
周りの人が分からなくなる。
と、順序だてて進んでいくとか。。
我母は、まさに時間の感覚がおかしくなっている。
いまは、夜中に我が家がピンポンと鳴るだけだから良いけど。
これが他所のお家をピンポンしたらと思うとドキドキする。
夜中に近所のおばあさんが、訪ねてきただけでもドキッとするだろう。
悪いことを考えればキリがないけど。
介護とは、体調を管理するだけでなくて、その他の予想しない事件も対応しなくてはいけないのだな。ということを改めて認識した。
まだまだ介護初心者で、ひとつひとつにドキドキする。
昭和41年9月12日(月)
牛肉とナスの煮付け
冷や奴
しょうがの酢漬け
いんげんのおひたし
大根の味噌汁