気のせいか、世の中の雑誌では「実家の片付け」の特集が多いような気がします。
80代の方々(つまり私の親世代)は、「捨てる」ことに抵抗感を感じるせいかどうしても物をためてしまい、実家にモノが溢れている。娘としては快適な生活をしてもらいたいと実家を掃除しようとするのだけど、親の抵抗にあってなかなか進まない。
という感じで。。
そうかそうかと、わが86歳の母のことを考えると。
実は10年ほど前に実家を引き払って今のマンション(我が家の斜め下の部屋)に引っ越して来たのです。
引っ越す時に住んでいた家は、妹一家に渡して来たので、古いものはほぼ処分したらしいです。
仏壇は大きいから置いて来たそうです。
中身だけ(父しか入っていないので)持ってきたそう。
なんせ家の大きさが3分の1くらいになりましたから捨てざるをえません。
60歳前に未亡人になったせいか、自由にものは捨てられますし(反対する人がいない)動き方も自由ということが大きかったのかなと思います。
勢いよく捨てている母をただ見ていましたが、よく考えるともう75歳でした。よくやりましたねぇ。
でも、それだけ捨ててもいまだに断捨離しています。
どうもクセになってるらしい(笑)
それを見ていると人間生きている限り断捨離が必要なんだと思います。
実家の断捨離に悩まなくて良いので、私も見習って断捨離しようとちょこちょこと進めています。
最近は台所に置いていたカトラリーや、取り皿を居間の方に動かしました。
あと、ワイングラスやビール用のカップも居間に移動。
これで台所の食器棚に空間が生まれました。
ぎゅうぎゅう詰めだった食器棚に空間が生まれて気持ちがいい。。
カトラリーやグラス、取り皿は台所では使わないから、居間の方が便利!と思って動かしてみると、思った以上に便利です。
ただ、居間の方にそれらの物を置かなくてはいけないので、居間の不要な物を断捨離しました。
今回は、DVDや、CDを整理しました。
DVDは息子が小さかった頃の電車やドラえもんのDVDがまだいっぱいありました。
あまりに残っているので、びっくりしたー!
CDも子ども用のものとか、英語の勉強をしようとして買ったCDとか。
全然使ってないものがどっちゃり。
これらは躊躇なく売りに出します。
発表会とかの録画してもらったDVDは、息子と夫のものはとっておいて、私のものは廃棄。絶対見ることはありませんから。
ちょっと悩んだのが、音楽CD。
夫のモノは手を出しません。捨てると言うと絶対に怒りますので。
でも、私のクラシックのCDは、悩みました。昔はよく聴きましたが、今は全然聞いていなくて。。。
悩んだ末、ものすごく気にいってるCD以外は売ることに。
Youtubeでいくらでも聴けますし、何より何のCDがあるか忘れてるから(笑)
曲を聴く=YouTube になっていますので、もう私の生活にはCDは必要ないのかもしれません。
それらを除去すると、かなり大きいスペースが生まれました。
あとは、引き出しも。
ワインのコルクとか、栓抜きとか、保存用の栓とか、割り箸とか。
ドアストッパーとか。写真たてとか。
なんか一つの引き出しからいろんなモノが出て来ました(笑)
色々入っていることは知っていたのですが、億劫で手をつけなかった引き出しです。
割り箸なんて信じられないほどいっぱい。
お客さんがくる家でもないし、さっさと捨ててしまえ!と思っていたら、横で見ていた夫が
「山小屋で焚き付けに使う」と言うので、割り箸は、捨てるのはやめました。
ワインの栓は古くて割れてるのまであって、ほとんど捨て。
ドアストッパーもストップするところないしと捨て。
写真たては、写真だけで飾っているモノが何枚かあったので、めでたく写真たてに収まりました。
一つだけ、陶器でできていて重くて、大きくてちょっと使いにくいなと思ったものだけ廃棄。
長年の懸案だった引き出しも、スカスカに。
やった!
ただ、一つ悩んで捨てられなかったのが箸置きです。
我が家は今、全然使っていないのですが。
昔は、可愛い箸置きをみるとついつい、しかも4つとかずつ買っていて。。。。
たまってしまったらしい。
今後使う予定は全くないのですが、気に入って買ったものが多いので、捨てる気にならず、結局また引き出しに収まりました。
また次の断捨離の時期が来たら考えようと思います。
沢村貞子さん
私の献立日記より
昭和41年9月4日(日)
お客さまだったようです。
うなぎ
枝豆おろしかけ
きも吸汁