幸か不幸か、勧誘で悩まされたことがない。
一つだけ。ア◯◯エイというところに何年かおつきあいしたことがある。
ア◯◯エイと言われないで、材料費だけでお料理を教えてくれるというママ友の誘いで行ってみたら。見事にア◯◯エイだった。あーやられたなと思ったのだけど、材料費だけでお料理を教えてくれるのは本当だったし。製品の素晴らしさを語られる時間があることさえ、問題にしなければ楽しい時間だったので毎月、1年以上通っていた。その間、習いっぱなしも悪いかと思い、良さそうな製品は購入するようにしていた(お醤油とか油とかストッキングとか)それでその人の儲けになるし、それでチャラと思っていたけど、どうもそうはいかないらしくて、1年以上たった頃、「友達紹介して欲しい」と言われて、断ったらそれっきり連絡が来なくなった。
お料理は効率的に作れる美味しいものばかりだったし、製品もいいものが多かったし(ちょっと高めだけど)だから私はあまりア◯◯エイに悪い思いはない。
むしろ利用するだけ利用して終わらせたのが、ちょっと心苦しくて。
それ以来、他人を利用するのは辞めようと心した。
それ以外は全く勧誘で悩まされたことはない。
ア◯◯エイよりももっともっと昔。
仕事場で宗教の勧誘をしている人がいた。いろんな人を食事に誘って勧誘していたらしい。
周りの人は誘われているのに私は全然誘われない。
ちなみに誰も勧誘に乗らなかった。。それでもその人は勧誘を続けていた。
食事を奢ってもらえるという話だったので、意地汚い私は、こちらから宗教関連の話をして近づいていったのだけど、全く相手にしてもらえなかった。
誘っても無駄というオーラが出ているのだろうか?
かつてオウム真理教が大騒ぎされていた時。
サリン事件の幹部と友達だったという人が2人いた。
いずれも私が勤めていた会社の人で、その会社は、理系出身の人がゴロゴロしていたのと、年代的に実行犯と同世代だったので、自然と知り合いが多かったようだ。
1人は、就職活動で一緒に回ったらしい。
いくつか会社を一緒に回って、相手は(サリンの実行犯)は大会社に就職が決まったのだけど僕は落ちた。と悔しそうに言っていた。
「あんな大きな会社に決まったのにあいつ、内定断ってオウム真理教に入信したんだ、、、」
穏やかな良い人だったらしい。結局死刑になった。
もう1人は入学した時に新入生歓迎の合宿で同じ班の班長をしてくれた人が実行犯だったそうだ。明るくてリーダーシップがあって、ものすごく尊敬していたのに。
久しく会ってなかったけれどテレビで顔が出た時は、本当にびっくりしたと言っていた。
その人も死刑になった。
ちなみに その会社の人たちはそれだけオウム真理教に近いところにいても全く勧誘されなかったそうだ。大学生とみたら誰でも声をかけまくっているのかと思ったら、そんなことはないらしい。「勧誘されやすそうな人」がいて、そういう人に声をかけ、入信させているのだろうか?
旧統一教会と国会議員の関係が次々と明らかになっているけれど。
あれだけ騒がれた統一教会が名前を変えて、政治の世界にまで入り込んでいるのはびっくりした。
30年前、世の中から糾弾されたけれど、何とか続けて行こうと、そして繁栄させようとあの手この手を使って政治の世界に入っていったのだろう。
政治家は票が欲しくてたまらない。それにつけ込めば、勧誘しやすい。
何せ相手は元統一協会だ。人生を狂わせても献金したいという人を沢山生み出してきたのだから、票が欲しい政治家を引き寄せるのは簡単だったのだろう。
票がそんなに必要でない、いわゆる大物議員に対しても、勧誘のプロは、琴線に触れる言葉を連発して引き寄せたのだと思う。
いったん引き寄せられると、人は頑なになる。だから、どんなに批判されても、なかなか元に戻れないでしょう。
逆に「世の中間違ってる」と殻にこもって、波が収まるのを待っているだけ。
信仰は自由でしょう。
でも、元統一協会は次元の違う問題を引き起こしていて、
これが詐欺じゃないならなんなんだ?と思うことを堂々と行っている集団です。
そして、その宗教が日本の国会に入りこんでしまっている。
今回、明らかになったからと退散する様な相手ではありません。
そんな時代が来るのでしょうか。
本当に面倒な時代になりました。