チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

老眼と楽譜

老眼は突然やってきた。。

まだ薬局で仕事をしていた頃。
朝、処方箋を見て薬を確認しようと思ったら、字がボヤけていて。。
キチンと読めない。

カタカナ(薬は殆どカタカナ)は何とか読めるけど、数字がものすごくあやふやになって。。。

薬は、名前が同じでも容量が違うことが多い。
アダラート50とアダラート100では
量が倍違うので、間違えて飲んだら患者さんの生命を脅かすことになりかねない。

人間間違いはあるものだから、薬局では二重、三重のチェックをしているんだけど。。

キチンと読めていても間違えるのに、読めなければ、どうしようもない。

案の定、間違えまくり、怒られまくった。。

何で、見えなくなったのか??

さっぱりわからず、しかも怒られまくって落ち込みながら昼食を食べに控室に行った。

控室では、私よりも大分年配の方が先に食事をしていた。落ち込んでいた私は、その方に
「処方箋が突然見えなくなった。。」
と、告白した。

その方は全く表情を変えずに
「老眼が始まったのよー」
と、キッパリと断言した。

これが老眼かと。。。

大きな病気じゃないのは安心したけれど、
そして老眼はそのうち来るとは思っていたけど。

私の老眼はこんな風にやってきた。


それから10年ちょっと。
流石の私も老眼も慣れてきた。

でも、色んな壁にぶつかった。。

1番面倒だったのが楽譜を見ること。

70センチくらい離れて楽譜を見ると普段の近眼のメガネ(その時は1.2に合わせていた)ではボヤけて見えない。

じゃあ、度数を少し弱くしてと、0.8に合わせてみたら、前よりはよく見えるけど細かいところがキッチリ見えない。

まだダメだ。

メガネ屋さんに行って事情を話したら

メガネ屋のお姉さんは、またキッパリと

「乱視つけないと見えませんねぇ。」

と言った。

それまでの検査で弱い乱視があるのはわかっていたけど、弱いので何もしなくても大丈夫と言われていた。
実際、生活になんの支障も無かったし。

でも、楽譜をみるには(細かいものを見るには)弱い乱視でも悪さをするらしい。

乱視には縦の乱視横の乱視があって。

私のは横の乱視

乱視自体は弱いのだけど、
五線譜のような🎼細かい横線があると線が歪むので、見にくく感じる。

とのこと。

見にくいときは、近視の度数を上げたり下げたりすれば良いんだと思い込んでいたわたしには、びっくりの話だった。

その横の乱視を調整してもらったら、あらまあ、くっきりと楽譜が読めるようになった。

結局そのお姉さんが決めてくれた度数で、6年ほど。
問題なく快適に過ごせている。


欲望は尽きない。。。

楽譜は見やすければ見やすいほど快適だから。

と。。

可能な限り拡大して使っていたこともあった。

家のコピー機では不十分なのでコンビニまで行って、もともとA4の楽譜をB4まで拡大して(A3だと譜面台からはみ出してかえって使いにくい)使っていたこともあった。

マチュアオケでは、結構普通の話だったし。。

でも、プロを見ると、そんなに拡大している人はいない(笑)


どんなお爺さんでも、みんなと同じA4の楽譜を使っている。

ちゃんと見えるのかしら??
不思議に思って

習っているチェロの先生に聞いてみたら

「年齢が上になると、みんな楽譜覚えてる」

そうだ。。

もちろん、何度も弾くから自然に覚えることもあるけど、目が悪くなったら、今度は楽譜が見えなくても弾けるように、覚えるとか。。。

甘え放題の私にとっては、驚愕の話で。。

だからと言って、楽譜を覚える気はさらさらないけれど。
何となく、楽に弾けるように楽譜を大きくするのはみっともないような気になって。

楽譜はA4で統一することにした。

その代わり。
目に優しいというクリーム色の用紙を買ってきて、それで印刷することにした。

無理しすぎもダメだけど、大概にしないとみっともなくなる。

わからなかったら、周りに相談する。特にプロに。。

老眼も色々学ばせてくれる。

昨日の夕食

ポトフ

サラダ菜とトマトのサラダ

ポトフは、スネ肉をくつくつと煮込んで、野菜をポンポン放り込んで。

トマトはいつもプチトマトですが、大きなトマトを使いました。安かったので。
室温で何日か置いておくと、美味しさがアップすると聞いて、やってみました。
確かに美味しくなります。冷蔵庫に入れっぱなしより全然。

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