87歳の母は、食事中、ちょっと遠いところにあるおかずを取るのが苦手らしい。
もちろん、手前まで持ってきたら問題ないけれど、それをサボってちょっと手を伸ばせばいいだけだからと、手を伸ばして取ろうとすると、かえって時間がかかってる。
「もう!取れない!」と怒っている(笑)
確かに、ちょっと前は問題ない距離だったから、できなくなったことに腹が立つらしい。
よく見ていると、お箸で取るのが難しいらしい。
手をちょっと伸ばすだけで筋肉の使い方が変わるのかしら?
こちらがお皿を近づけてあげれば良い話なんだけど、やっぱり自分でできた方がいいからねえ。
なんかないかな?と考えたのが、
トング。
取り箸じゃなくてトングにしてみた。
母は手を伸ばしてもおかずが取れるようになった。
ついでに、私たちも、取り箸よりもトングの方が全然楽で。。。。
取り箸は全く使われなくなった。
おかずの大きさに合わせてトングを合わせていったら。。。。
トングが増えてる。。。。
サラダや大皿料理はもちろん、漬物には小さいトングと色々揃えてみたら。
結構便利。
食事中も使うけど、料理中にも便利に使える。
揚げ物作る時に卵に漬けるとか、パン粉に移すとか。そんな時に小さめのトングで移すと手を汚すことなく、準備ができるし。。。
もちろん、油で揚げる時もトングを使う。この時は大きめのトングを使って。お箸より掴み易いので、手早く料理できる。
トング万歳。。。
お箸も。。。
そのうち、お箸も介護用にしなくてはいけないかな?と思い、ネットで検索してみたのだけど。
どうも、ピンとこない。
いかにも「介護用」という感じで。。。。
なんか嫌。
お皿もスプーンも 介護用品は楽しさがない。。。。
もう少しどうにかならないか?と探してみたらこんなホームページが
わじま 手ばしや ホームページより
美しいお箸で料理を食べてきた日本人ですから、歳を取ってもできるだけ長い期間、お箸で美味しく食べて欲しいものです。
私の父もそうですが、病気や高齢になるとお箸を持つために重要な把持力が弱くなります。
把持力というのは人差し指と親指で挟む力のことです、
また歳をとり、肌の水分量が減少し、手が乾燥することで物を落としやすくなります。
そうなると思い通りにお箸を使うことができなくなります。
問題なのはこのことが引き金となって、イライラしたりすることで食が進まなくなることです。
高齢者はスプーンやフォークよりお箸のほうを好みます。これは、洋食より和食の方を好む体と思います。ですから高齢者の方につかいやすいお箸を選んであげることはとても大切なことです。
