図書館で借りて来た韓国語の絵本
粘土人形が可愛らしくて、内容も見ずに借りてきてしまいました(笑)
読むのに時間がかかるので(笑)なかなか内容がわからないのです。
題名は
粟一粒で、結婚した独身男
なんだ?と思いながら、よくよく読むと。。
まさに韓国版わらしべ長者なのです。
ちなみに、日本のわらしべ長者は、
今昔物語(平安時代末期)がもととか。。
この韓国(朝鮮)版がいつの時代のものなのか?わかりませんが、韓国以外にもブータン、イギリスで同じような話があるそうです。
共通の内容は、
わずかな物から物々交換を経て、最後に高価な物を手に入れる。
ということなのですが。
この物々交換の中身が国によって違うみたい。
残念ながら、ブータンやイギリスはわからないのですが。
この韓国(朝鮮)版は、
怠け者の独身男が、主人公
日本版も貧しい独身男ですね。
この男が適当に育てた粟を一粒持って旅にでます。
粟一粒としか訳せないのですが。ほんのちょっとという意味なのでしょうか?
日本版は、お告げに従って、
転んで掴んだ一本の藁を持って旅に出ます。
韓国版は、
粟一粒→ ネズミ→ネコ→犬→ロバ→牛
→娘(結婚する)
いかにも大陸的と思うのが、動物が次々と殺されてそのかわりに大きい動物を貰うというところ。
最後は間違えて牛を食べちゃって、じゃあ、娘さんをくださいって話で。。
ちょっとそれ酷くない?と思うのだけど。。
さすがに娘の両親は抵抗しますが、独身男は、なぞなぞが解けたら娘は諦めるけど、解けなかったら娘を貰うと。。
もちろん、なぞなぞは解けなくて、娘は貰われて結婚するのだけど。
娘さん嬉しそう。。それで良いのだろうか?
文化の違いというか、かなり釈然としないフィナーレなんですよね。。
ちなみに
日本のわらしべ長者の話は
藁一本→蜜柑→反物→馬→屋敷
と、詳細は省略しますが、話も納得いく展開です。
何気なく借りた絵本でしたが。。
日本と韓国。
なかなか理解し合えないのも仕方ないのかな?と、妙に納得してしまった絵本でした。(笑)