図書館から借りてきた本2冊
もともと購入すると高くて(一冊3000円くらい)躊躇していて、ある日
「図書館で借りればいいじゃない!」
と思いついて
なぜすぐに思いつかなかったか自分でも不思議
借りたもの。
これだけマイナーな本が図書館にあるのもびっくりしたし。
そして、マイナーなので、予約している人もいなくて、すぐに手元に入った。
読んでみたかった本なので、ワクワクしながら読み始めた。
まずはシュタルケル自伝。
有名なチェリストです。
本を開いてみると
びっしりと字が詰まっている
今は見られませんねぇ。
懐かしい思い。。
読み始めは、ワクワクしながら読んでいたのだけど。。
段々と訳がわからなくなってきた(笑)
これは今のことを書いているのか、昔のことか?
これは空想の話なのか?現実の話なのか?
読んでるうちに、何度読んでもわからない文章まで出てきて。。
主語と述語が一致してなくて、何度読んでも何を言っているのかわからないものがちらほらと。。
それが後ろに行くにつれて増えてきて。。
訳している人が疲れてめちゃくちゃな訳になってるみたいで。。
まさか!と思ったけれど。
昔はこんなことがあったのだろうなぁと思って、発行年月日を見てみると
2008年!
結構最近ですよねぇ。
挫折しました。
私の読解力がないせいかもしれませんが。。
難しくてわからないことはあっても、
文章が読み取れないことはあまり無かったので
ちょっとびっくりですが。
まあ、なんとなく雰囲気はわかったので良かったということで。。
でも、
本の後ろに、「組織的な弦楽器奏法」というページがあり。
ここは、頑張って読みこなそうと思ったのですが。
やっぱり挫折。。
このページは、日本のチェリストでシュタルケルの弟子でもある堤剛さんが監修していらっしゃるので、訳に間違いはないのだろうと思いますが。。
なぜ、こんなにわかりにくく書くのでしょう??
気を取り直して、もう一冊の本
「無伴奏チェロ組曲」を求めて
こちらも2011年に発行されたもの。
つまり、10年ちょっと前ですが。
やっぱり分かりにくい。。
こちらは、頑張れば読めるけど。。
内容も難しくないのだけど。。
読んでるうちに嫌になって。。
挫折。。
定価3600円。
売れたのでしょうか?
興味ある内容だっただけに、とても残念。
翻訳が難しかったのかなあ?
原本を読む能力が無かったので何とも言えませんが。。
翻訳で思い出したのが
今のお子さんは英語で歌っているのかもしれませんが、私はいつも日本語で読んで楽しんでいました。
そこで見つけたのがこのプログ。。
一つの歌が、訳者によってどんなに違うか教えてくださいます。
訳は、クリスティの小説でも有名な、「六ペンスの歌」にしよう。
原詩:
Sing a song of sixpence,
A Pocket full of rye,
For and twenty blackbirds,
Baked in a pie.白秋訳:
歌え歌え 六片(ペンス)の歌を。
衣嚢(かくし)にゃ 御褒美の麦がある。
二十四匹の黒鶫(くろつぐみ)
焙じこまれて、パイの中
藻風訳:六片(シクスペンス)の歌、うたえ、
ポケット一杯裸麦。
二十と四羽の黒つぐみ
焼かれたところがパイの中。
谷川訳6ぺんすの うたをうたおう
ポケットは むぎでいっぱい
24はのくろつぐみ
パイにやかれて
和田訳歌は6ペンス
ライ麦いっぱい
二十と四羽の
つぐみ入りパイ
マザーグースの歌は色んな方が翻訳していらっしゃいます。
1番最初に有名になったのが、北原白秋
ちょっと古いですので、わかりにくい。
その後ヒットした藻風の訳はかなり分かりやすくなっていて。
谷川俊太郎さんは、さすが。
わかりやすくて楽しいですね。
和田誠さんは、挿絵も訳もやっていらしたそうですが、切り込み方が凄い。。
日本語のチカラ
伝えるチカラ
凄いなあ。。
ちょっとモヤモヤしていたのですが。
この綺麗な日本語訳を読んだら
頭の中のモヤが消えて行きました。
私には難しいものはダメですね。