チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

どっちが大人?という話

昨日満開だった、我が家の前の公園の桜

昨日

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今日

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雨のせいもあると思うんですけど、華やかさが少し減りました。

この後も早いんですよー。

またご報告しますね

 


マンション前の公園の桜なので。。

ライトアップはありません。

だから夜は真っ暗。。

友達に「桜見えるお家でライトアップ基金募ったら?」と言われるほど。。

たしかに夜桜見えたら最高なんですけどねぇ。

それはちょっとやりすぎかなとも。。(笑)

 

 

さて、昨日の話です

駅前を歩いていたら、

ベンチの前にお爺さんが倒れていて、

横で若い男の人が声を掛けています。

 

知り合い?転んだのかな?

と思って、通りすぎようとしたら、

というか通り過ぎたんですけど💦

 

後ろから

「大丈夫ですか?酷かったら救急車呼びますけど。。」

と、お兄さんが言ってるのが聞こえて。

人通りがそれなりにあるところだけど、お兄さん以外誰も立ち止まってないから。

 

やっぱり行くべきだなと思って、

そばに行きました。

どうしたの?

と聞くと、

お兄さんがこっちを見て

「なんか血を出して倒れてたんですよー。多分倒れたときにどこかぶつけたんだと思うんですけど。。」

と、困った顔。

お爺さんの顔を見ると血だらけ。

頭に大きなたんこぶが。

手も怪我してる。

そばにベンチがあって、持ち主不明の飲み物の袋がある。

お酒なのかは確認してない

話しかけてるお兄さんは大学生くらい。もしかしたら高校生かもしれない。もちろんお爺さんとは知り合いじゃなくて、通りがかって声をかけた様子。

 

お爺さんは、浮浪者じゃなさそうだけど、そんなに身なりはよくない。

地べたに座っていて落ち着いているんだけど、なんか言ってることが要領を得ない。

酔っぱらってる?

意識はあるけど、頭打ってるし、他に怪我してるし、知り合いいないみたいだし、話もよくわからないし。。

このままほっておく訳にもいかないし。

交番もないし。。

 

「これ救急車じゃないかな?」

と、お兄さんに言ったら、

「えーそうですかね。その方がいいですかね」

と、事は大ごとなんだとびっくりした様子。

 

「電話かけてもらってもいいですかね?」

と私に電話を頼んだ。

 

救急車に電話って初めて。

えっ?って思ったけど、119に電話した。

 

向こうは正確な情報を得ようと、質問攻め。

こっちは、それに応えようとあわあわする。

場所を正確に伝えなくちゃだめだし、お爺さんの怪我の様子も結構詳しく聞かれる、そして私は「通りがかりの人」か、とにかく同じことを何度も聞かれて

話が変わらないか、試されてるような気がした。

最後に名前(苗字)も聞かれた。

 

かたや、若いお兄さん。

ずっと穏やかにお爺さんに話しかけてる。

「どっか痛くないですか?」とか

「寒くないですか?」とか

ちゃんとお爺さんに寄り添ってて。

お爺さんも落ち着いて

「起きたらこんなになっちゃって、訳わかんない」と、穏やかにお兄さんに答えてる。

 

見ていて、なんか良い光景。。

 

救急車は、10分以内にきてくれるとのこと。

まずは応急処置の小さな救急車を寄越すから、それまで付き添っていて欲しいと言われた。

もちろん、こちらはそのつもりで。

お兄さんにも、その旨伝えて、

「それまで一緒にいてくれる?」

とお願いしたら、お兄さん

「もちろんですよー」

と穏やかに応えてくれた。

お兄さんは、お爺さんと世間話をしてる。

でもお爺さん、地べたに座ったまま、立ち上がろうともしないし、口の中も切ったみたいでぺっと吐いた唾も血の塊だった。

 

そんな事故現場なんだけど、穏やかな風が流れてた。お兄さんのおかげ。

いやぁ、良い子だわぁ。と母目線になる私。

 

そしたら、また見知らぬおじさまが通りかかった。

私やお兄さんには目もくれず、お爺さんに近づいて、お爺さんの頭を触った。

突然、お爺さんは知らない人に触られてびっくりというか、気分を害してる。

おじさまは、お爺さんを質問ぜめにした。

お酒飲みました?

頭打ちました?

どこが痛い?

 

私は突然登場したおじさまに、???と思いながら。

「今救急車呼んだので」

と、伝えたのだけど。

おじさま無反応。

お爺さんの身体をチェックしてる。

そして、ポケットからカード入れを出して、お爺さんに

「私は救命士の資格持っているので」

と、見せてる。

そんなカードがあるなんて初めて知ったし、

救命士の資格ってなんだ?と思いながら。

さっきの私の話聞こえなかった?

と思いながら、もう一度

「救急車もうすぐ来ますから」

と、言ったけど。

おじさま完全に無視(笑)

そして、お爺さんを質問攻め。。

お爺さん、お兄さんに対する笑顔とは違って、ブツブツ言い始めた。

 

お爺さんがぶつぶつ言い始めたら、おじさまは初めて私に

「救急車来るんですか?」

と、話しかけてきた。

 

聞こえてるんじゃん!反応しろよ!

と思ったけど、面倒なんで

「応急処置の救急車がもうすぐ来るそうです」と、状況を伝えた。

 

おじさまは、お名前は?

と私に聞いてきた。

なんで、名前を聞かれる??

 

何も言えずにいると、

さっきお爺さんにみせた救命士のカードを見せてきた。

「あとは私がやりますのでお引き取りください。救急車の人には私が引き継いで伝えます」

と。

119の電話で、救急車が着くまで待っていて欲しいと言われたときに、電話で名前を聞かれた。多分、救急隊員に、私の名前が伝わっていて到着したときに、私から事情を聞くようにと指示がでているはず。

その救命士のおじさまはそれを知っているから、名前を聞いたのだろうなと思った。

 

救命士のカードは、まんざら偽物でもないみたい、面倒だから任せるか。

元々私も通りがかりだからお爺さんに未練はないし。

 

と、思って、名前を告げて帰宅した。

 

お兄さんにも、

「じゃあ」

と言って、さっさと帰ってきた。

お兄さんは、ちょっと不満そうだった。

わかる、わかるよ。

私もなんか、釈然としなかった。

 

救命士という、おじさまのやってることは正しいし、理にかなってるのだけど。

なんかこちらは、適当にあしらわれて、

まあ、通りすがりだからそれでも良いのだけど、でも、なんか気分がスッキリしない。

 

おじさまの私達に対する態度もそうだし、お爺さんに対する態度も

「上から」という感じで、

それまで、お兄さんと穏やかに笑顔まで見せていたお爺さんが、おじさまに対しては、瞬時に壁を作っていた。

 

「ったく、あのおじさま気に食わない。救命士なら、もっと寄り添えよ」

と、ぶつぶつ言ってたんだけど。。

 

よく考えて見ると、わたしは??

 

ひと言もお爺さんに声かけてない!!!

お兄さんには、状況を聞いて、やりとりしたけど、お爺さんには

「大丈夫ですか?」の一言もしなかった!

119に電話かけて、かけおわってもお兄さんに伝えるだけで目の前にいるお爺さんに伝えることもしなかった。。。

 

やだ私、救命士のおじさまより態度悪い!

 

結局、1番凄かったのはお兄さん。

あの状況で、お爺さんの心を掴んでいた。

多分、お兄さんは無意識だったのだろうけど

お爺さんには1番ありがたいことだったろう。

 

私は、頭打ってるみたいだし、重症だといけないからと、効率的なことを優先した。

お爺さんの身なりもあった。

なんかよくわからないことをぶつぶつ言ってるから話しかけても仕方ないだろうと勝手に思ってた。コロナだから人に近づかない癖もついてたし。。

でもねぇ。困ってる人をみたら

まずその人の不安に寄り添わないとねぇ。

ちょっと冷たすぎたわねぇ。

 

せめて、お兄さんに

「グッドジョブ!」

と、素晴らしさを誉めたたえれは良かった。

 

いつものことながら、つめが足りない私である。

 

 

昨日の夕食

ほうとうなべ

 

夫と息子のスキー旅行(一泊)のお土産

野菜を沢山いれて作りました。

ごぼうを入れればよかった。。。