チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

逆パワハラ

DVの相談が増え続けているらしい。

DVの数が増えているのか、数は変わらないけど相談する数が増えたのか。

おそらくどちらもあるのだろうけど。

 

4人に1人は男性とか。。

どんなDVかわからないけど。

DVは、表面ではわからないことも多いから、当人からの申し出で初めてわかることも多いらしい。相談出来る環境がどんどん増えていって欲しいと思う。

 

昔、市民オケにいた時、オーケストラ内でカップルができて結婚した。

どちらも穏やかな人で素敵な2人だったので、みな祝福した。

遠くに引っ越すとのことだったので2人とも退団したのだけど、しばらくして奥さんが自動車事故にあったと聞いた。

頭を打って、意識不明が何日も続いたらしい。

でも、良くなって普通の生活に戻ったということだった。

しばらくして奥さんがオーケストラに復帰した。元のままの明るい彼女で、元気そうだった。遠いけど、やっぱりこのオーケストラが忘れられないからと、頑張って通うんだと言っていた。

 

それからまもなく、オーケストラの合宿があった。

合宿は一泊で、まとめて練習出来るし、団員同士の交流も深まる。

修学旅行のように10人くらいが一部屋に布団を敷いて、夜遅くまで喋っていた。

すると、復帰した奥さんが

「実は離婚した」

という。。

平和に暮らしていると思っていただけに、皆びっくりした。(もちろん知っていた人もいたけど、ほとんどが知らなかった。)

原因はDV

子どもが出来ないことで殴られるとか。

しかも、奥さんは交通事故で頭を打っていて、とにかく静かに過ごしてくださいと医者に厳命されているのに。

それをわかっているのに、旦那は頭を殴る。

このままじゃ死んじゃうから、離婚した。

と。。。

 

夫婦どちらも知ってるだけに信じられなかった。特に、殴るという旦那は、物凄く穏やかで、オーケストラ内で揉めても冷静に対応してくれた「人格者」

それが、好きで結婚した奥さんを殴る??

 

奥さんも知っている。のほほんとした、天然の正直な女性だ。

嘘を言うことはない。。

 

DVの複雑さを思い知った。

 

虐待にしてもパワハラにしても、まさか

という人が引き起こすこともある。

そんな時は周りは全然気がつかない。

(相談されても信じられないこともあると思うし)

三者に相談できる環境を作ることは本当に大切。

 

ちょっと話が重くなったので。

 

同じハラスメントだけど。

軽い話。

 

まだ20代で若かったころ。

私はいつも遅刻ギリギリで会社に飛び込んでいた。

ギリギリの人は私だけでなく、固定メンバーが何人かいて、運命共同体のようになっていた(笑)

会社までは駅からバスに乗り、降りてもまた歩きで結構時間がかかる。

本当にギリギリのときは、運命共同体みんなで、ダッシュ。結構長い距離なので、到着した時はヘトヘトだった。

だから、人数が揃うとタクシーを拾った。

タクシーだと門の前までつけてくれるので、早くて楽だ。

4人で乗れば、バスより安い。

良いこと尽くめ(笑)

 

バス停近くに、タクシーが通ると、1人が手を上げて、タクシーを停める。するとパパッと3人が駆け寄ってタクシーに乗る。余ってしまう人も出るけど、早い者順で決まった。役職の上下などない、極めて平等なルールのもとに行われていた。

 

ギリギリグループには、ちょっと変わってるけど、面白いおじさんがいた。

そのおじさんが私の課の課長になった。

ところが、課長になった途端に、いばり始めた。ちょっと変わった面白いおじさんが豹変したので皆、狼狽えていたが、しばらく威張れば気が済まんじゃない?くらいに考えていて。

 

ある日、タクシーが来たので停めた。3人が近づいてきたので、いつものように乗ろうとしたら、くだんの課長が向こうから走ってきた。

このタクシーのシステムは早い者順なので、諦めるだろうと思って乗ろうとしたら、

課長は「譲って!」と言って、私を押し退けてタクシーに乗った。

「???」

と思っているうちに、タクシーは行ってしまった。

悪いことに、タクシーでぐたぐたしているうちにバスは行ってしまって、遅刻した。

朝のミーティングが始まるときに不在であれば遅刻になる。

部屋に着いたら、さっき押し退けた課長が司会でミーティングは始まっていた。

遅刻したときはミーティングが終わった後に、課長に謝りに行くのが慣例だった。

なんでこいつに謝るんだ!と思いながら

「すいません。遅刻しました」

と、言った。

課長は平然と、

「気をつけてね」

と言ってきた。

あんたが押し退けたんだろと、むっとして

「ずるくないですか?」

と言った。

私は自分の立場をすぐ忘れる

 

課長は、

「上司に譲るのは当たり前だ。俺は遅刻出来ないんだから」

と、ポーカーフェイス。

 

「へぇーそうなんですか。」

と言って、仕事に入ったけれど。

 

女性社員を敵にまわすと怖い。

自分でも思う

 

課の中で触れて回った(笑)

 

皆、爆笑。

誰も私を慰めてはくれないが

そもそもギリギリに来るのがよくないので

話は課の外まで広まった。

 

社内を歩いていると

「タクシー乗れなかったんだって?」

と、他の課の人からも言われるほど。

 

研究所のせいか、上下関係はそれほど厳しくなかったせいもあるのだろう。役職名で呼ぶこともなく、自由な会社だった。

それでもパワハラやいじめはあったけど

 

気の毒なことに

それだけでは終わらず、課長は朝のタクシーにも乗れなくなった。

面と向かって

「〇〇さんは乗せません」

と、断るひとがでて、課長はタクシーに乗れなくなった。。。

 

ちょっとざまみろ

と、思ったけれど、

逆に逆恨みされて、

パワハラに合わないかしら?と不安になった。

その頃はまだパワハラという言葉はなかったけど。

直属の課長なので、それこそなんでも出来る。

それはそれで面倒だなと思ってたら。

 

その課長。物凄く私に親切になった。

怒らせたら怖い。

と、思ったらしい。

 

パワハラを怖がっていたけど、

自分が逆パワハラをやっていた。

 

タクシーに乗れなくなった(笑)課長は、少し早く会社に来るようになったけど、それは少しの期間だけで、またギリギリになった(笑)

さすがに周りも大人なので、ルールを守るならOKとタクシーに乗れるようになった。

タクシーのルールはわかったようだが課長のいばり癖はずっと変わらなかった

 

押し退けられても、ぐっと我慢している方が大人かもしれないけれど、結果を見るといいふらしたのは正解かなと思う。

言いふらせる環境だったことも大きいけど。

 

トラブルは、小さい時に出来るだけ潰しておくのは大切だ。

あの時は言いふらした私でも、ぐっと我慢することが沢山あって。

後々爆発しておおごとになることも度々。

最後まで我慢出来る忍耐がある人なら良いけれど、私はそんな忍耐力はないので、小さいトラブルの時に処理しておかないと後々大変。

 

そうだ。トラブルはその都度処理しなくては。

プログを書きながら、決心した。

書くって本当にありがたい。

 

昨日の夕食

ちらし寿司

味噌汁

とりの煮物(前日の残り)

 

ひな祭りなので、ちらし寿司にしました。

いくらを奮発。

コハダの酢じめとサバの酢締めのどちらにしようと迷って、コハダにしました。(アニサキスが怖かった)

本来なら蛤の御汁なのでしょうが、蛤の値段の高さに閉口して随分前から買っていません。

昨日のスーパーの魚売り場も、蛤が売れないのか買いすぎたのか山積みでした(笑)