チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

大人の最後のあがき(笑)は意味ないような

昨日の「試験の思い出」を書いていて。

 

学生時代は、とにかく最後まで詰め込んで、ついさっき覚えたばかりのものが出題されて

「ラッキー!」と思ったことは多い。

思わなかったことも多いけど

 

そういうものは、大概暗記科目で、覚えれば覚えるほど点数に結びつきやすいので、当たり前なんだけど。

 

逆に数学とかは、試験前日に頑張ったところで時すでに遅し、という感じで。

それでも焦りまくって、遅くまでがんばっても何の効果もなく、睡眠不足で計算ミスが頻発して、あり得ない結果になることが多かった。

だから、数学の前は、早く寝る。

を信条にして、早く寝てた。

もう諦めろって感じ

 

オーケストラの演奏会も、数学と同じ感じ。

最後のあがきは通用しない。

 

大体、背伸びした曲ばかりなので、

全部バッチリ!なんてことは絶対にない。

山のように弾けないところを抱えて演奏会に臨む。

 

だから、あがいても仕方ないのに。。

 

それなのに、ここだけは本番弾きたい!

と、訳の分からない欲望が出てしまうことがあって。。

かなり頻繁

まあ、そんな欲望が出るところから、まともな精神状態じゃないんでしょうけど。

 

たとえそこが弾けるようになったところで、オーケストラ全体の演奏のレベルがあがる訳でなし、完全な自己満足なんだけど。

でも、何故かこだわって。

 

前の日はもちろん、当日もむやみに練習してる。

それこそ、ステリハ終わって、もうお客さま入ってくるから下がって!と言われるまで弾いてて。

 

そんな、粘り(あがき)を見せても、一度として上手くいったことはない。

頭が全体を見なくなってるから、こだわった場所はやっぱり弾けないし、間違えたことがないところまで間違えたり、一番酷いのは、テンポが妙に早くなって、周りに影響させて、オーケストラ全体に影響しちゃったり。

もうごめんなさいって感じで。。

 

私のような下手者だけでなく、プロの指揮者もそういうことがある。

出来上がりが悪いとき、指揮者は焦る。

みんなで焦るなら良いんだけど、指揮者だけ焦ってて。

出来が悪いならもう諦めて、出来る範囲で曲をまとめていけばいいじゃないかと思うんだけど

私でも冷静なときはそう思う

指揮者の精神も冷静でなくなっていて、なんとかまともな出来にしようと、あがいてくださる。

1か月くらい前ならよいんだけど、前日くらいにあがいて、怒って、「もう一回!」と叫ばれると、帰宅したときはヘトヘト。

次の日も朝から出かける(演奏会の日の朝は準備があるから寝坊できない)のに、疲れが取れない。

リハーサルまで、「もう一回!」を連発され、そこでちゃんと弾かないとまた怒るから(笑)必死に弾いて。まあ、まとまりませんわな。そんなことやっても。。

 

ステリハ終了が予定より遅れて、お昼ご飯も凄い勢いで食べて、本番。

本番始まったときから、疲れてて(笑)

あと怒られてるから思いっきり音だすのも怖くって。

ビクビクした演奏になっちゃう。

終わったときは疲れ果ててるわ、気分は悪いわで最悪。

 

でも、そんなとき、物凄く元気に陽気な人がいる。

大概が年配の方。

若い人は、疲れ果ててるのに

 

なんで?

 

と聞いたら、演奏会1週間まえくらいからは、何があってもペースを変えないんだそうだ。

指揮者が怒っても、頑張って弾かない。

みんなが必死に弾いてても、本番に備えて力抜く。

 

そうすれば、本番バッチリよー!

 

と、涼しい顔して言ってた。

 

感動したけど、

凄いと思ったけど。。

 

私にはちょっと無理かも。。

 

怒ってる人を前にして、頑張らないのは人道的(大袈裟(笑))に躊躇する。

 

でも、本番まで力を残しておきたい。

 

ちゃんと音楽としてまとめたい。

 

学生時代の最後の試験で、

「最後までちゃんと試験準備が出来なかった」

と、寂しい気持ちになったのだけど。

 

多分いつかやってくる

人生最後の演奏会で、やっぱり足掻いて

「やっぱり上手くコントロール出来なかった」

と寂しい気持ちになるのだろうな。

 

歴史は繰り返す。

断言できる(笑)

 

昨日の夕食

鶏の蒸し煮

春巻き

しゅうまい

キャベツのサラダ

 

春巻きとしゅうまいは、母が買ってきたもの。

それに合うのは何かな?と考えたのだけど、鶏肉が余ってて、またとり料理(前日鶏鍋だったのに。。)