毎週金曜日の夜の番組
「ざわつく金曜日」
https://www.tv-asahi.co.jp/zawatsukufriday/
石原良純、長嶋一茂、高嶋ちさ子
そして、司会に高橋茂雄(サバンナ)
が好き勝手に喋る番組です。
物凄く軽い番組なんですが、出演者の年齢と同じ頃なのか妙に楽しくて。
毎週見ています。
最近の大企画として、出ているのが
楽器経験の全くない、石原良純、長嶋一茂、高橋茂雄が楽器を選んで、4ヶ月半で、「ボレロ」のメインフレーズを演奏する。演奏する場所が、大阪城ホール、日本武道館という、大ホールでソロで弾くという企画です。
あり得ない企画なんですが。
その中で長嶋一茂さんはチェロを選んで。。
弾いたんです。
途中で止まるは、リズムは狂うわでまあ褒められた出来では無かったんですけど。
ひとつ凄いなと思ったのが
「音程」
これが物凄く正確。
少なくとも一茂さんよりは練習してる私としては、信じられなくて。
それほどばっちりの音程なんです。
弦楽器の発表会、チェロの発表会は年に一回くらいやりますが。
凄いです。
悪い意味で。
とにかく、音程が悪い。
もう最初の頃から中盤までは、音程が全然なくて。。。
段々とレベルが上がってきて、音程が落ち着いたレベルの演奏になると、物凄くホッとします。
「やっぱり、音程が1番大事よねぇ」
と、聞きにきてくれた友達に言われたほど。
逆に言えば、それだけ音程とるのが難しい楽器なんです。
ピアノが伴奏についてくれるから、音わかるでしょうと思うけど、もうそんなもの飛んでしまって、ぐちゃぐちゃになる。
今回の一茂さんの演奏もそうなるだろうと予想していました。
ただ、公共の電波で、ワンフレーズ弾くのに音程なしは、酷いだろうと、密かに心配していて。
案の定、一茂さんは4ヶ月半の練習期間で2ヶ月半。全く楽器に触らなかったそうです。練習開始しても、1週間に2回とか、1時間ずつとか。
大変失礼なんですけど、何考えてるんや!とテレビの前で叫びたくなるほどの練習量。
どうなるかと思ったら。
想像を遥かに超えて
音程ばっちり。
なんで?なんで?と一茂さんのチェロを見ると、指板にガイドがついてました。
指板にゴムのようなものを巻いて、その上を押さえれば正確な音が出るようになってる。
押さえる場所さえわかれば、正確な音が出るんです。
初心者の人が指板に線を書くことはあるのですけど、目立たないように自分だけに解るようにひっそり(笑)書きます。
こんなに、ばっちりとガイドしてあるのは初めて見ました。
なるほどなぁ。。
チェロの補助輪かぁ。。
初めて弾く方は、色んなことを考えなくてはいけないので大変です。
左手は指板を押さえ、右手は弓で弦を押さえる。
両手の動きが全然違うし、それに音程考えろと言われたら大体パニックになる。
でも、その中のひとつでも楽にセッティングしてあげれば、弾く人の負担は格段に下がります。
今回は、音程を合わせる仕事をなくした。
音楽的には無茶苦茶でしょうけど。
初心者にとっては、手っ取り早く曲が弾けるので、ありがたいことでしょう。
これ、いいんじゃない??
年をとってからチェロを始める方、始めたい方って結構いらっしゃいます。
で、決心して始めてみても、大概挫折していらっしゃいます。
難しいのと全然進まないので。
せめて、簡単な曲くらい弾けてから挫折した方が良いんじゃないかと思うんだけど、音程めちゃくちゃだから、そこまでも行かないで挫折してる。
もったいないなぁ。
と、思ってたんですけど。
この、ガイドつければ、進むじゃない!
楽しくなれば続けられるかもしれないし。
自分で使う気は全くないのですけど。
でも、何も苦労してプロの真似することはないと言うことを気づかせてもらえました。
簡単に出来るように、私も工夫してみよっと。
まずは、明日のレッスンで先生に話して見ようかなぁ。
また、訳のわからないこと言い出したと思われるだろうなぁ。。