チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

チェロ も無理のない弾き方で

久しぶりの個人レッスン。

先週のレッスンが先生の体調不良(コロナではない)で、「念のため」キャンセルになったので、結局3週間ぶり。

ご家族4人が同じ症状だったので、もしや!と思われたそうだけど、結局問題なかったようでひとまず安心。

最近はほんの少しの体調不良もドキドキになるので困る。。

 

レッスンの合間のおしゃべりが楽しい。

特に「音楽」の話になると、プロの音楽に対する考えが聞けて、いつもアマチュアの「ほんわか」した話しかしていない私にはかなりの刺激。楽しい。

 

今日のメインのお話は

アンチエイジングの弾き方。。

 

先生の生徒さんの1人が指が痛くなって、しばらくお休みになったとかで。。

医師に診てもらったところ、女性ホルモンが少なくなったことによる、関節の痛み。ということで。

年をとると、色んな支障はでてくるけれど、やはり指をよく使うひとは指に支障が出やすいとか。

先生はまだ40前半だけど、やはり指が痛くなって、整形外科に行ったら「歳のせい」と言われて帰ってきた経験もあるので。。

 

やっぱり、長く弾くためには、無理なチカラを入れないで弾くことは必要だと思うんです!

 

と、力を込めておっしゃる。

 

 

チェロ は、ヨーロッパの体格の良いおじさん向けにできていて、力のある人が弾く楽器なので、日本人の女性が、しかもアマチュアが弾きこなせる楽器ではない。

あんな太い指と太い腕で弾いてる人と同じ弾き方なんて無理だし、やったとしても、必ず故障する。

 

加えて、チェロ という楽器は、何故か世界みんな同じ大きさで。。

小柄でも大柄でも同じ大きさの楽器を持つ。。

その大きさでないと音が響かないから。と言われているらしい。。ほんとか?

 

ますます、小柄な日本人の女性には弾きにくい。

 

じゃあどうすれば?

先生は言う。

 

今まで「正当な」弾き方として言われてきた

 

左手は、腕の重さを指に伝えて弾く!

とか

右手(弓)は、腕の重さを弓にのっけて弾く。

ということは、辞めましょう!

必ず、身体が壊れます!

 

それは、当たり前のこと。だと思って来たから、ちょっとびっくり。。

 

先生曰く、

左手は、指のチカラで弦を抑える。

今まで、肘で引っ張っているような弾き方をしていました!

肘は絶対下げない。

引っ張っていたから、どうしても肘が下がってしまっていました。

ポジション移動は膝を使う。

これは今までも言われててできてなかったところ

 

感覚で言うと、ピアノを弾くような感覚で。。

 

そうやると音が擦れるような気がするのですが。

それは右手(弓)とのバランスで。

それよりも指に負担をかけて、痛みが出る方が問題とのこと。

確かにね。

 

右手も、腕の重さを弓にかけると。

親指にチカラが入る。

親指を痛めて、チェロ が弾けなくなるプロの方々は沢山いらっしゃいます。

親指に負担をかけないように弓を構えて。

 

何より、体幹を鍛えて。

ここがぐにゃぐにゃだと、他に負担がかかるから。

 

水泳でも、トップスイマーの泳ぎ方をマネしても、おばさんには無理な話で。

長く、楽に泳げる方法を教えてもらっています。

 

チェロ もガンガン弾ける弾き方を習得しても。

長く弾けるとは思えない。

先生もまだ試行錯誤中で、絶対これ!というものはまだないのだけれど。

少なくとも身体に負担の出る弾き方をすると、直ぐに影響が出てしまうから。

長く弾ける、身体に負担のない弾き方を試してみようと思います。

 

弾き方も大切なのですが、楽器重くて。。

私のハードケースは、世の中では1番軽い(3キロ)はずなのですけど。

これで先生のお宅までの急坂はかなりきついのです。

真剣にソフトケースに変えようかなあ。

 

アンチエイジングは色々なところで、出てきます。