寝室に置いてあるチェロが突然、真夜中に「コキっ」と小さな音を立てました。。
それだけですが。。
「あー!」と私はため息。。
弦が緩んだ音なんです。
面倒な季節がやってきた。。。
季節の変わり目は、弦が弛みます。
結構頻繁に。緩むのは4本のうちの一本ですが、直し始めると大概他の弦も緩んで。つまり全部ゆるゆるに。
イラつきます。
ちゃっちゃと回して元に戻せば良いのだけど。普段は簡単なのにこの季節は、直したと思うとまた「カタッ」と小さな音を立てて元にもどる。。さっき直したところまでまた緩んだりして。。
せっかく弾こうと思ってるのに、イライラ。
弦楽器の構造というのは結構シンプルです。
このコックの部分に弦が巻き付いていて、コックを手で回して音を合わせるんですけど。コックが回らないように固定するものは、何もなく。
穴に突っ込んであるだけです。
糊もなにもついてない。
穴とコックがぴったり合っているから動かないんです。
でも、弦を引っ張っているので、ものすごい
力がかかっているはず。だからちょっとのことで動きます。
楽器が乾燥するこの季節は、この穴の大きさが変わり(ものすごくちょっとだと思う。。)コックが動いちゃうらしいのです。そして弦がゆるゆるに。。。
但し季節の変わり目だけです。
しばらくたつと楽器も慣れるらしく、そうするとともう緩まない。
でも、11月は演奏会のシーズンで。
困るんです。
演奏会場が乾燥するらしく
ライトも当たるので、楽器にとってはとても辛いらしい。
ガンガン緩みます。
午前中のステリハなんて、チェロパートは、入れ替わり立ち替わり弦が緩んで、退場しています(笑)
ステリハで緊張してるときに、弦が緩むと泣きたくなる。。
本番も緩むんじゃないかと思うとまた不安になり。
もう神頼み
でも、不思議と本番ではあまり緩むことがないのです。
朝のうちに緩むだけ緩んでなじむから本番は乗り切れるのではと思います。
ただいま湿度42パーセント。
今月は演奏会も無いし、問題ないのですが
やっぱり緩むのはイヤ。
大学生の時は、季節の変わり目もそうだし、移動が多かったせいかその衝撃で弦が緩んで、よく弦を直していました。
直すだけならいいんですけど。
落ち着いてやらないと、弦が切れる。。
切れたら。
新しい弦を張り替えるところからやり直さないといけないし。
弦は高いし(安くて1500円)
だから、落ち着いてやらないといけない。
何年やってもこの作業は嫌いです。
ついでに。。
私の肌は結構乾燥に強いと思っていたのですが、なんか今年は、肌がザラザラします。
乾燥が強いのでしょうか?
それとも年齢のせいでしょうか?