チェロとセミリタイア生活

趣味のチェロとか お気に入りとか日々の発見とかアラ還女の視線でお届けします

ペレーニと浜離宮ホールの椅子

2年くらい前、突然夫と息子がスキーに行くと言い出して、突然のことに大慌て。
何故かというと。
「1人で夜お出かけ」ができるので。
普段は、あまり夜の外出はしないのですが、泊まりで息子が出かけるときは、出かけます。。喜んで。
まあ、行き先は、飲み会とかコンサートなんですけど。
どこに行こうかかなり前から予定を立てるのですが、その時は、突然だったので、何の予定もなく。それでもあっちこっち探して、チェリストのペレーニのコンサートを見つけました。
本番3日前にも関わらず、ほぼ満席の予約の中にステキな席がぽこっと1席空いていて。
運命感じる!ともう、何でもポジティブに(笑)
予約!

と言うと、ペレーニの昔からの大ファン!
に見えますが。。
全然違って。
ペレーニさんを知ったのはその1か月前。
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1か月前に、YouTube見てて
「わー。このおじさん(失礼!)上手!」
と、なんとなく顔と名前覚えて。

そしたら、「1人でお出かけ」の夜に、あのおじさんの(失礼!)コンサートがあった!
おっ面白そう!と予約したという経緯で。
かなりの偶然が重なった予約だったのです。

そして「1人でお出かけ」の当日

たまたま、午前中チェロのレッスンが入ってました。
レッスンの終わりに
「今日、ペレーニとかいう人のコンサートに行くんです❤️」
と言ったら。
先生、目が❤️。。
それでもアホな私は、空気を読まず、そのまま話を続ける。
YouTube見てたらなんかこの人上手って思ってたんですけど。たまたま時間が空いて、そしたらコンサート見つけて、席も丁度良い席が空いてて。。」
と、自分の幸運を喋ってたら。

もう、先生は、
もうこの人全然わかってない!
とものすごく、困ったというか、げんなりしながら、でも教師として伝えなくてはと(勝手な憶測)ペレーニの凄さを語ってくださいました。

ハンガリーチェリスト
地味だけどもの凄い技術を持ってる人で
70歳になってもその技術を今も進化させている凄い人なんですよ!
と。
ブダペスト音楽院の教授で、何でも先生のお友達がペレーニに学びたいとブダペスト音楽院の留学を希望した。でも、残念ながら選ばれなかったけど、それでもペレーニがいるからと、ブダペスト音楽院に留学したとか。。音楽家にとっても憧れの技術を持った人なんです!
と。先生熱弁。

そこで初めて、ペレーニの凄さを認識。
いやぁ、演奏会前にわかって良かった!と
凄い演奏会に行かれるんだ!と益々気持ちは、上がって。。
そして、先生に感謝して、演奏会へ

その演奏会は2晩でベートーベンのチェロソナタを全曲弾くという、体力も気力も必要で、70歳のペレーニにはちょっと負担が重そうなプログラム。

ちなみに
ベートーベンチェロソナタって全部で5曲あり。
5曲の中で3番と5番が群を抜いて難しい(らしい)。そして、人気があります。

ベートーベンソナタ全曲演奏会!という演奏会の場合は、2日あると
トリ(メイン)の曲は、人気の3番か5番。
前プロとして、あとの3曲(1番、2番、4番)のどれかを入れてプログラムを作っています。

今回も、そんな感じで。
私は2日目の演奏会。
メイン(トリ)は、ベートーベンの5番

浜離宮朝日ホールは初めてでした。
駅の上にあって、便利だし、こじんまりとして、落ち着いた雰囲気で、気持ちがよいホール。
それだけでも素晴らしいけれど
椅子が広くて。座り心地がステキ❤️
しかも席が丁度内側の通路沿いだったので、圧迫感が少なく、しかも前から7番目で❤️ペレーニと目が合うんじゃないかってくらいよく見える。

実は
そのちょっと前に、新歌舞伎座に行って。
3階席という安い席に座ったのですが、
無茶苦茶狭くて。。心地わるい。
建て替えて、広くしたという話だったけど。歌舞伎を知っている方にはこの狭さがカイカンなのかもしれないけれど。わたしにはダメ。
もう歌舞伎は結構。。と思っていた後だったので。

浜離宮の席は、夢のような空間でした。

70歳のペレーニが、どんな演奏?
と思ったら。
前半はものすごく、力を抜いた、かなりあっさりした演奏であれ?と思ったのだけど
後半から力が入ってきて。。。
最後の5番が始まるときは、もうやるぞ!という感じが伝わるほどの力の入れ方で、
そして演奏もすごかった。。。
何度も繰り返されるメロディが、同じように何度繰り返されても新鮮で。
もう一回、もう一回!とこちらがリクエストしたくなるほどステキで。
しかも、広い椅子のおかげで、自分の空間を沢山独り占めできるので、自分の世界に入ることができて。
加えて、周りには、自分と同じでうっとりしている、共感できる「仲間」もいて。なんか幸せ。。。
終わったときは、みな立ち上がっての拍手。。

いやぁ。ステキでした。

ヨーヨーマーやミッシャマイスキーというような、華のあるチェリストではないけれど。そして、全く愛想の無い方だけど。
この技術を見せられると、魅せられて。
ファンになってしまいますねぇ。

次のレッスンの時。
先生のお家に到着したとたん。
「ペレーニどうでした?」と聞かれました。
待ってましたとばかりに、素晴らしさを伝えました。
1週間前は「YouTubeで見つけた上手なおじさん」と言ってたのに、今度は、素晴らしさをプロの先生にえらそーに熱弁(笑)

やっとわかったか。やれやれ
って思われたと思います。

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