30年前のウィーン話の続編。。
学友協会のコンサートは、昼間(15時くらいかな)だったので、夕食は近くで豪華に行こうかと。
ホテルザッハーに。
ホテルザッハーは、チョコレートケーキのザッハトルテを作り出したホテル。
チョコレートケーキということから近づきやすいホテルかと思ったら、ものすごい高級ホテルで。。
ちょっとどうしようかと思ったけれど。
もう行ってしまえと、入っていき。
若い女の子(笑)2人でもホテルの方は親切で。
注文は、もう前から決めていて
「ウィーン風仔牛のカツレツ」
友達も私も同じ。
それと白ワイン。
フルボトルは、飲みきれないから、ハーフボトルお願い!って言ったら、
フルボトルしかないと言われ。
「持って帰ってホテルの部屋で飲めば良いじゃない!」
っ言われて、フルボトル。
それともちろんザッハトルテ。
ウィーン風仔牛のカツレツにしたのは
もとはと言えば
学生時代のドイツ語の教科書。
それも入門クラスの教科書で、
そこの一文が忘れられ無かったので。。
お父さんと息子がレストランに行って
「お父さん、僕はウィーン風仔牛のカツレツにするよ」
「良いねえ」
「お父さん、すごく美味しいよ」
お父さんが何を注文したのか、全く覚えていないのですが。この息子が注文したウィーン風仔牛のカツレツ。
つまり、ドイツ語は頭に残っていないけど、このウィーン風カツレツだけが、2人とも妙に残っていて。
せっかくウィーンに行くのなら体験したいと。。。
思考が極めて単純なんですけど。
それで、ホテルザッハーのオーストリア料理店へ、行ったのです。
運ばれてきたウィーン風仔牛のカツレツ。
衣が柔らかくて、ホワホワしていて、
本当に美味しかった。。。
あー。来てよかったと思う瞬間でした。
それ以来、ウィーン風仔牛のカツレツがとても好きになったのですが。
日本で食べるものは、ペタッとした、貧相なカツレツで。。
本当に残念なものばかりなのです。
ホテルザッハーだから、あんなに美味しくて、一般的には、大したものじゃないのかもしれないけれど。。。
美味しいウィーン風仔牛のカツレツを食べたいと思うのです。
ザッハトルテは、いまも通販で売ってるみたいです。でも、かなり重いです。甘すぎて。。
ヨーロッパの方々の甘さの感覚がわかります。
あの時、友達と
「やっぱり、ヨーロッパの高級ホテルのレストランって、カップルでくるもんなんだねぇ」と、周りのお客さん見ながら話していたんですけど。
だからって、躊躇した方が、マナーとしては、良かったのかもしれないけど。
カップルでヨーロッパのレストランなんて、そんなの待ってたら、ホテルザッハーなんて行かれなかったですからね。
あの時無理しても行って良かったと思います。