学生時代の夢は
「ハードケースを持って、車を運転して練習に通う」
ことでした。
ハードケースになったのは15年ほど前。
それまではずっとソフトケースで過ごしていました。
2000年くらいまでは、アマチュアの学生も社会人もソフトケースが当たり前。アマチュアでハードケースを持っている人は、社会人でもごくわずかでした。
↑ソフトケース
学生時代(1985年ごろ)のハードケースは、とても重いハードケースしかなかったです。
今の超軽いハードケースでも3キロ弱ありますが、その頃は10キロくらいありました。
楽器が3.5キロくらいですから。楽譜とか小物とか入れると15キロくらいになります。
しかも、大きくて扱いにくい。
そして、どんなに安くても10万円して、普通と言われるものでは20万位したんじゃないでしょうか。(しかもよく壊れたらしい)
それでも、ハードケースに憧れました。
何でそんなものが欲しいの?と言われそうですが。
でもね、やっぱりハードケース持って颯爽と練習に来られるOBの方々を見ると、かっこよくて。。 憧れるのです。
ついでに、
ハードケースは、上手な人が持てるもの。
という、よくわからない「おきて」があり。
社会人になり、ハードケースを買うお金ができても、次なる関門が抜けられず。。
なかなか買えませんでした。。
今はハードケースは、とても安くなり
学生さんでも皆ハードケース。
というか、ソフトケースを見ることが無くなりました。
そして私も。
上手になってないものの、時代は変わったと
結婚10周年記念!
にハードケースを買ってもらい。
やっと、ハードケースユーザーになりました。
↑ハードケース
実は、ハードケースはソフトケースに比べて
全てが良い!
という訳ではないんです。
むしろ、ソフトケースは、軽いし持ち運びしやすい。ポケットが沢山あって楽譜とか小物とか色々入れられるので便利なんです。
ハードケースの良いところは、
楽器にとって「安全、安心」なところですが、 結構事故もあるようで。
立たせていたら倒してしまい、ネックが折れたとか。持っててバランス崩して階段から落ちたとか転んだとか。
ずっとソフトケース使ってきて、一度も事故に会ってない私としては、ハードケースって本当に安全か?とも思ってしまいます。
でも、使うんです。
憧れだから。やっぱりカッコいいし、
ソフトケースには戻れない。。。
ハードケースも手に入れて、運転も始め
夢叶い。幸せの日々。
若い方々からすれば
そんなに嬉しい?
と思われそうですが。
チェロ を乗せて運転しているときは
今でもニマニマしています。