チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

自律神経のメカニズムの本とPK戦

ワールドカップサッカー魅せてくれましたねえ。

「にわか」ファンの私も本当に楽しませていただいて感謝感謝。

「にわか」ファンでも、ドーハの悲劇の時の日本チーム(生放送で見た)と今のチームが全然違うことがわかります。

前回準優勝のクロアチア相手にそれほど見劣りしなかったし。

でも、最後のPK戦はものすごい差を感じました。

こんなに違うのかあ。何が違うかわからないけど、全然違うことはわかった。

技術の差が違うのかと思ったら。

 

今日のイタリア対モロッコの試合。

絶対イタリアが勝つもんだと思ったら、延長でも決まらず。こちらもPK戦

優勝経験のあるチームですよ。完全にイタリア優勢かと思いきや。

ロッコが3ー0で勝利。

ロッコが3というより、イタリアが0というのがびっくりした。

新聞情報だと、イタリアはPK戦がものすごく苦手らしいのです。

だから、今回イタリアはものすごくPK戦の練習をしたらしい。

1000回(球?)も練習して、臨んだのに。。。

3人中1人も入らなかったなんて。。。。

 

不思議だなあと思いながらちょっと前に買った本を読み直していたら。

 

お医者さんが書いたよく出てるハウツー本ですが。

気持ちの持ち方を気持ちで解決しよう!という本ではなく、自律神経を研究した医者が体の機能を理解した上で、「どうすると気持ちがリセットしやすい体の状態になるか」を例を挙げてわかりやすく書いた本です。つまり、気持ちではなく「体の状態」の整え方を書いた本。

 

短い文章で完結するので何処からでも読めて、読みやすい!

 

話が逸れましたが、PK戦の話。こんなことが書いてありました。

 

「自信がない」状況は確かにミスが起こりやすくなります。

しかし、本書でも取り上げているように、「自信を持つためにメンタルを鍛えよう」というアプローチはあまり現実的ではありません。

起こりそうな状況を徹底的に想定して、「120%の準備」をするとか、「心、技、体」の「技」の部分を向上させる練習をするなど、メンタル以外の部分にアプローチする方が効果的です。

 中略

以前、サッカーのPK戦のとき「どうしたら選手のミスを減らせるか」と聞かれたことがあるのですが、私の答えは「監督が蹴る方向を決めてしまう」です。

 キーパーと駆け引きをして、自分の実力で決められる選手は問題ありません。いわゆる「自信のある選手」です。

 しかし、自信のない選手は蹴る直前まで「どっちに蹴ろうかな」「ミスしたらどうしよう」「自分のせいで負けてしまうかも」などいろんなことを考えてしまいます。結果、集中力も下がり、ミスをしてしまいます。

 その点監督から「お前は右、お前は左、お前は真ん中に思い切り蹴れ」と言われていれば、迷わず蹴ることができます。

 自信のない人に責任を負わせすぎると、確実に自律神経は乱れ、ミスの確率は上がります。仕事の場面でも自信がない部下には「あなたの責任ではないから、思い切りやればいい」と責任のなさを伝えてあげることが効果的です。

 よく「失敗してもいいから」と伝える人がいますが「失敗はあなたのせいじゃない」の部分を伝えてあげなければ気持ちは楽になりません。

もちろん、今回のPKをやった選手は、激戦で選ばれたワールドカップの選手。しかも決勝リーグです。

自信がないわけないんだろうけど。

でも怖いですよねえ。

 

クロアチアやモロッコの選手はどんな精神状態だったんでしょうか?

本当に聞いてみたい。

 

昭和41年12月6日(火)

鯛のお刺身

むしがれい

きゅうり、赤貝の酢の物

しじみの味噌汁