チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

老いの支度は何をすればいいのかしら?

今日のニュースで。

NHKのニュースよりお借りしました。

19日夜、福島市で軽乗用車が歩行者をはねたあと信号待ちの車3台に衝突し、はねられた女性が死亡したほか5人がけがをした事故で、車が数十メートルにわたって歩道を走る様子が目撃されていることから、警察は、軽乗用車の97歳のドライバーを過失運転致死の疑いで逮捕し、当時のいきさつを調べています。

19日午後4時50分ごろ、福島市南矢野目の市道で、軽乗用車が歩道にいた女性をはね、さらに信号待ちの車3台に次々に衝突して車と街路樹の間に挟まって止まりました。

この事故で、歩道にいた近くに住む調理員の川村ひとみさん(42)が、全身を強く打ち、およそ2時間後に死亡しました。

97歳の方は近くに住む一人暮らしの方だそうで。数年前に奥様を亡くされたけれど、元気に過ごしていらっしゃったとか。

でも、車庫入れで、手間取っていて、近所の方は「危ないなあ」と思っていたとか。

 

私の叔母が80歳になり、免許返納した。

この叔母も、かなり前から危ない運転していて、気が気ではなかった。

子供がいないからきつく言う人もいなくて、私もそれとなく、免許返納を勧めていたのだけど。全然相手にされなかった。大事故起こしたらどうしようと気が気ではなかったのだけど。

原因がわからないのだけど、車を擦って、パンクしたとかで。

それを契機に免許を返納したそうだ。

免許を返納したと聞いたときは、夫も私も本当にホッとした。

 

ところが、免許を返納したものの、生活が変わらないので大変らしい。

近所のスーパーも閉店してしまい、バスも少ないから、出かけるのに往生する。タクシー乗ると高いから、バスに乗るようにしてるんだけど、荷物が多いと本当に疲れて疲れて。

と、嘆き通しだった。

車でずっと生活していたのに、突然車がない生活になったら、そりゃ大変ですよねぇ。返納は素晴らしかったけれど、つらいわなぁと同情していた。(同情するだけで何もしなかった)

つい先日、その叔母に久々に会ったら、あれ?と思うほど足取りが軽かった。

どうしたんだろう?と考えてみたら、「歩く」生活になって、足腰が強くなったらしい。

ずっと車生活で、歩かない生活から、歩かざるを得ない生活になって、80歳にして鍛えられたようだ。体も心なしか締まって見える。

 

口では大変!と言ってるけど、体にとってはいいことだったのかなあと思った。

ところが。。

「この前、すってんころりと転んだのよ」と。。

幸い、大事にはならなかったようで、打身だけですんだみたいだけど。

80歳は80歳で、やっぱり不便な生活は無理なんじゃないかとまた心配になった。

(心配するだけで何もしてあげられないのだけど)

 

最近よく、50代のリフォームとかの宣伝を見る。

子供も巣立って、夫婦2人の生活になったら、家の使い方も変わるからリフォームしましょう!ということらしいのだけど。

夫婦2人の快適な生活!と書いてあって、それはそれで素敵だなと思うのだけど。

その先のことは全然企業は語らない。

人間、いつまでも元気じゃないんだから、その家で大丈夫なの?

狭くても、便利な家に引っ越すという選択肢はないのかしら?

 

どうもその先は「介護付きマンション」とか「老人ホーム」とかを企業は考えてるみたい。

宣伝に入ってくる、そんなマンションは、入居金をものすごい金額払った上で、月に20万円の管理費が必要と書いてある。

多分、食事代は含まれていないだろうから、食事代を含むと。友好費とか色々含むとものすごい金額になる。

そういうマンションは、大概大きなお風呂とか、レストラン(食堂?)がついていて、娯楽室もありで、そういうものの管理で管理費がかかっているのだろうけど。。。。

ここに住んだら、節約、節約の日々で、今やっている趣味はきっと出来なくなるだろう。

それは嫌だ!(笑)

 

お風呂は、自宅の狭いお風呂で十分。

1人で入るのが危ないなら、ヘルパーさんをお願いする。

母は、1人でお風呂に入ることができないので入浴ヘルパーをお願いしたら一回500円くらいだ。(1割負担だから)

髪の毛まで乾かしてもらえて、本当にありがたいらしい。

 

車は使えなくなるだろうから(自動運転の時代が来ると変わるのかもしれないけど。いつになるのかわからないから、考えないことにする)便利な場所で。

家は狭くていいと思う。まあ、今もそんなに広くないけど。

荷物をとことん減らして、小さい家で過ごすのが理想的だと思ってる。

自炊がメインだけど、外食もお惣菜を買ってくるのももちろんあり。

それができる場所に住みたい。

 

と考えていたけど。そういえば。。。。夫はその時どこにいるのだろう。。。。

夫と一緒だっったら、荷物を減らすのは無理だ。捨てるのが本当に嫌いな人だから。

便利なところに引っ越そう!なんて言ったら、「自然の多いところなら引っ越す」ともっと不便なところに行きそう。

免許返納なんて、抵抗するだろうなあ。

色々考えたのだけど。。

結局。今住んでいるところを便利にするしか方法はないのかも。。。

免許返納の前にお引越し!どこがいいかな?なんてちょっとウキウキしていたのだけど。現実は厳しそう。

気持ちが暗くなってきたので(笑)、また時期をおいて考えるとしよう。

わたしの献立日記 (中公文庫)

昭和41年11月20日(日)

鳥肉のすきやき

たらこ

豆腐と油揚げの味噌汁