チェロ レッスンに向けて。。
Dotzauerというエチュード(練習曲)の一曲
2ページに渡る曲だけど、途中で緊張が途切れて。何の変化もない演奏になってしまう。
「これでは聞いてる人も辛くなります!」
と先生に言われて。
何とか緊張を、集中力を続けようと練習してみたのだけど。
なかなか上手くいかない。
何度も弾いていると、弾けないところが少なくなってきて、楽になり。その分演奏に集中できる。
それで乗り切っていこう、と、思ったけど。
でも、これは
なんか疲れるわねぇ。。
緊張して、集中して、5分って、弾いてる方も、聴いてる方も辛くないかしら?
音楽よ。音楽!
いくら5分でもずっと緊張って違うと思う。。
と思っていたら。
またヒントが降りてきた。
最近大好きになっている作家の1人。
小川糸さん
今49歳(わたしより10年近くお若い!)
その方が10年くらい前に書かれたエッセイ。
物語。特に長編を書くことはよくマラソンに例えられるけど、少し前だと、42.195キロを走らなくちゃいけないのに、まるで100メートル走の勢いでスタートして途中でダウンしたり、がむしゃらに突っ走ることががんばることだと思い込んでいた。
でも、42キロを走りきって笑顔で気持ちよくゴールするにはどうすればいいのか?良く考えながら走れるようになった。
このあたりで疲れそうだなと思ったら、自分の体が1番悦びそうな栄養ドリンクを自分で前もって用意しておくことができるようになったし、あそこまで行ったら、まだ走れそうだけど、あえてペースダウンしてラストに備えようかと、いろいろ想像して計画できるようになってきた。
私のエチュードは、5分程度。
つまり、そんなに長編ではないけれど。
私にとっては長編で。弾き終わると結構疲れる。
そんな長編を、
がむしゃらに突っ走るのはダメだわねぇ。
当たり前なんだけど、アホな私はわかって無かった。
私も考えてみた。
曲の終わりに、楽しく演奏を終えられるようにするためには?
楽譜と鉛筆を持ち出して、
フレーズごとに、楽譜に線を引く。
それが終わったら、ここのフレーズは
どんな風に弾くのか。考える。
軽く?重く? 盛り上げるの? 淡々と弾くの?
そして問題の、「力を緩めるところ」は何処だろう?
弱く弾くところを「力を緩める」に、選びがちだけど、それは違うと思う。
むしろ、柔らかい音が出せるように緊張しないといけない。。
じゃあ、フォルテf のところ?
大きな音を出しながら力を緩めるのは、出来ないなぁ。。
じゃあ mf のところかな?
いやいや、力を入れた後に、緩めるんじゃないのかな?
1人で悩んでいるうちに訳が分からなくなってきた(笑)
今度のレッスンは木曜日。
それまで、悩んでみよう。
きっと「違います!」と言われるだろうけど、この「悩む」ことが楽しいので、
急ぐ訳でもないしね。
それにしても、この小川糸さん。
人生をキチンと計画して生きていらっしゃる。
大きなことをやり遂げる方は 違う。。
私の場合、大きく1年で弛む時期と息む時期を想定して、その中でも、月ごと、週ごと、1日の中にもそのゆったりとした波を作るように心がけている。
肩がパンパンで動けない、っていう状況になってから針や整体にいくのでは遅いので、最近は前もって体ケアの日を決めて、酷使した分だけ、体にご褒美をあげる。
そうすると、だんだん走っているのが気持ち良くなってきて、ますます長い距離を走れるようにする。
昔はもちろん、今も
やり過ぎては、その後の数日を無駄にして、反省することもなく、またやり過ぎる。
無理も効かなくなってるし、無理した後のリカバリーも時間がかかるようになっている。
バランスをとって、先をみて、行動しないと辛いよなぁ。見習おう!
昭和41年9月18日(日)
生姜入り酢ばすご飯
かぼちゃ甘煮
さんま塩焼き
しじみの味噌汁