チェロの先生主催するジュニアオーケストラの演奏会で、演奏のお手伝いに出ることになったのだけど。。
かなり甘くみていて、練習しないで、合奏練習に出たら、もうめちゃくちゃ。
それが先週の土曜日。
弾けなくて恥ずかしいのもあるけど、疲れ果てて。。虚しい気持ちの疲れはもうコリゴリと思い、ちゃんと練習しよう!とスイッチが入った。
とは言っても、1日の練習量なんてたかが知れてる。
若いなら、それこそ朝からひきこもって練習するという方法もあるのだろうけど。。
私には無理(笑)
集中力もないし、体力もない。
チェロも弾きすぎると、身体の方が悲鳴を上げるのはわかっているから。
いかに効率的に、やっていくか、悩めるところ。
最初にYouTubeで音楽聴きながら、楽譜を見て大事そうなところを抜き出して練習しようかと思ったけど。
それほど有名でない曲のせいか、単に頭が悪いせいか(笑)曲が頭に入らなくて、何回聴いても重要ポイントがわからない。
早くもこの方法は諦めた(笑)
もうヤケだ!と思って、一曲目の最初からひとつひとつ音を拾って、指の使い方(左手)を決めて、指番号を楽譜に書いていくことにした。時間かかりそう。と思うけど、仕方ない。出来ないんだから。。(笑)
チェロを抱えて、一音一音弾いて、この指の使い方がいいかなぁ?いやこっち?と考えて、番号を楽譜に書いては消して、書いては消して。。
かなり進んだ!と思っても、音符の読み方を間違ってることに気がついて、せっかく書いた番号を、大量に消すはめになったりして、
「もう!やってられないよ!」と怒ることもしょっちゅう(笑)
在宅ワークしている夫や、受験勉強している息子は、怒り声を聴いて、さぞや怖いだろうと思うけど。。(笑)
怒りながらも、私は結構この時間が好きで。
確かに一音一音は時間がかかり、早く、伸び伸びと弾きたいなぁとも思うけど、指番号を探す作業はパズルを解いているようで、なかなか気持ちがよい。凄く弾きやすい指遣いを見つけたときには、「あたしって凄い!」と、1人でニンマリしてしまう。
一曲全部番号が決まると、通して弾いてみる。
もちろん、つっかえつっかえだけど、弾いてるうちに、何となく曲の雰囲気がわかってきて、
そこで再びYouTube。
あーそうか!とわかる時もあるけど、大概、???という感じ。
その時は「また後でね」
と、諦める。
不思議なもんで、数日後にまた聴いてみると、数日前全然わからなかったものが、すーっと頭に入ってきてわかることがよくある。
知らないうちに、脳みその中が整理されてるのかな?と思ってる。
これまで何度もあるので、偶然ではないと思う。
まあ、頭にすーっと入ってきても、だから弾けるかっていうとそれはまた違う話で(笑)
それから、長い練習が必要なのだけど。
でも、頭にすーっと入った曲は練習するとどんどん楽しくなるから、この儀式は大事だと思ってる。
プロは、最初に譜面を見た途端、理解出来るらしい。そうじゃないと商売として成り立たないらしい。
凄いと思うし、羨ましいと思うけど、私は
このゆっくりだけど、ひとつひとつ固めながら進んでいく作業が好きなので。
この環境にいられることで充分満足で幸せだと思う。