チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

息子の洋服

我が息子は、高3。

洒落っ気というものは皆無。

タンスに入れてある洋服の上から順番に取って着るタイプ。

だから、途中で洗ったものを上に重ねると1番下にあるものは永遠に着られることはないだろう。

母の私も、息子の洋服はあまり気にしていない。下着とかは着心地の良いものを切らさないようにする(破れたら補充)するくらい。あとは、制服だし、普段着は休日くらいしか着ないしあまり、というか全く気にしなかった。

しかし、この夏休み。

出かける姿を見て、

何とも言えない侘しい気持ちになることが多くて。

あり得ない取り合わせ、サイズが合ってない(小さい)服、それで出かけるんかい!

と、何度も止めた(笑)

もちろん、息子は

うるせーなーという顔している。

しかし、それで諦める母でないことはよくわかっているらしい。

これにして!

と、差し出す母の洋服に着替えてくれる。

でも、こんな素直にやってくれることもそう長くないだろうし、何より面倒。。

 

どうにかしよう。。

 

久しぶりに息子のタンスの中を見た。

冬物から夏物に取り替えた時以来だから、4ヶ月ぶり?

 

まず、ヘロヘロになってるズボン。

メーカーを見ると全てUNIQLO

へぇーと思う。

私はUNIQLO愛用者で自分のズボンも買うけど。何年履いてもヘロヘロにならない。

同じように洗濯しても、息子のズボンはヘロヘロ。しかも息子は伸び盛りなので、最近買ったものばかり。

違いは、「履き方」か。。

履き方まで指導できないので、息子のズボンはUNIQLOは辞めておこうと決意した。

いくら安くても、これじゃもったいない。

 

何故か、夫が着ていたはずのTシャツもある。

夫は捨てるのが嫌いなタイプで物持ちがよい。それでも、合わなくなったシャツもある(大きさとか色とか)それを息子にお下がりで渡してるのは知っていた。息子も何の躊躇もなく受け取って。。でもこんなに渡しているとは。。。

しかも、夫が散々着古したシャツだから、よく見ると(よく見なくても)ものすごくヘロヘロなものばかり。

物凄く着こなしの上手なボーイなら、カッコよく着こなすのだろうけど、息子は違う。

息子はヘロヘロのものは、ヘロヘロにしか着れない。

UNIQLOのズボンと夫のお下がりは削除した。

あと、サイズの小さなもの。

この半年で、体型が変わってるにも関わらず、タンスにはSサイズが何枚も入ってた。

削除、削除。。

 

タンスの中はかなりというかガラガラになった。

さてこれからどうするか。

 

追加のものを買いにいくか。

 

子どもを育てるまで知らなかったのだけど。

男の子の洋服というものは、女の子に比べて信じられないほど少ない。

多分、10分の1位。

女の子は色とりどり、色んな形の洋服がこれでもかというほどあるのに、男の子の服は信じられないほど少ない。シャツとズボン。あと上着

よく言えば、悩むことなく選べる。

普通に言うと、全然面白くない。

それでも、楽しみたいからと頑張って選んでいたが、中学で制服になり、服の数が必要なくなると共に買う気が失せた。

そのまま現在に至る。

 

でも、今の状況はよくない。

何と言っても、来年から何があろうと制服はなくなる。(受験はともかく、卒業くらいはできるだろうから)

毎日私服の生活になる。

おしゃれ になる必要はないし、期待していないけど、「えー!」と言う服は見たくないから。

どうにかせねば。。

 

どうにかせねばと言っても、どうすればいいかわからない。

この5年ほど、全く考えていなかったことを突然考えようとしても無理だし。。

 

プロに聞こう。

 

デパートに出かけた。

 

デパートは大好きで行くとなかなか帰れない。

婦人服もアクセサリーも食器も家具も。

とにかく何でも楽しい。

 

でも、今日は真っ直ぐ紳士服のフロアーに。

いつも通り過ぎるフロアだけど。

今日はここがメイン。

婦人服を見たいけど、今日は行かない。ガマンガマン。

 

紳士服のフロアに降り立ったけど、どこに行けばよいのかわからない。

ブランドは素通り。

おじさんぽいのもパス。

 

なんかないかな?

おっ!綺麗な服が沢山!というお店があった。

知らないブランド。

ステキ!と思って、近づくと店員さん親切。

ステキですねぇ、と値段をみたら、あらあらあら。別次元。。

ごめんなさい、レベルが違いましたと謝って退散。

 

色々見ていると目が慣れてくる。

買えるレベルの服とそうじゃない服。

まずはアイロンの要らない(サッカー地)シャツを色も綺麗(黄色 息子黄色好き)だったので購入。

タオル地のシャツも欲しかったけど、無かった。来年だ。

 

あとズボンが欲しいなと思って見ていたら、親切そうなお姉さんが声をかけてくれた。

思い切って事情を話すと、お姉さんは買うポイントを教えてくれた。

 

水色のシャツはダメ

 ズボンの色が白しか合わない。爽やかそうで買う方多いので、お店に置いてありますが、辞めた方が良いです。

 

柄のズボンはダメ

 上が無地でも、サッカー地などデコボコした生地だとうるさくなります。ズボンは無地をオススメします。

 

我が家にあるシャツの色を伝えると(黄色と赤と黒)お姉さんはニッコリ笑って

 ベージュとネイビーとカーキ色をオススメします。

 

とのこと。

 

素晴らしい!

 

早速カーキの長ズボンを購入。


結局、息子のタンスには
Tシャツ 赤、黄色、黒
衿付きシャツ 黄色、

半ズボン ベージュ 青のシマシマ
長ズボン カーキ、黒、ベージュ

が揃った。

元々家にあったものもあるので、お姉さんの推薦通りにはなっていないけど、
これならどの取り合わせでも、大丈夫。

断捨離にもなった。


息子は文句も言わない。

というか、タンスの中身が変わったことも気づいていないかも。

ただ、今日出かけるときは、この前買った黄色のサッカー地のシャツを着ていた。

1番上には無かったような気がするけど、黄色が好きだから選んだのかもしれない。

まあ、私はそれだけで満足。

母親というのは因果な役割だ(笑)