チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

当たり前だけどチェロを持って映画館はやめた方がいい

アカデミー作品賞にノミネートされた

「ドライバーズマイカー」

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見たいなと思っていたのだけど。

なかなかチャンスが無くて。

 

そうしたら、

息子が見たいと言うので、

「行こう!行こう!」と言う話になり。

でも、予定をすり合わせたら、

発表会のピアノ合わせの日しかなくて。

割引も無いし。えーっと思ったけど。

行かれるときに行かないと。。。

と、行くことにした。

当たり前のことが突然出来なくなる世の中ですから。。

 

 

発表会のピアノ合わせは、午前中に終わるから。

お昼待ち合わせして、ご飯食べて、映画見よ!

と計画したんですけど。

 

映画を予約しようとしたら、

日本初アカデミー作品賞候補なのに。

どこの映画館も、一日一回しか上映していない。

横浜なのに。。期間がながいからかな?

昼を食べる時間がない。。

じゃあ、昼食持ち込みで

と思ったら、

「映画館で買ったもの以外は食べちゃだめ」

と書いてある。

 

ありえん。。

 

仕方なく、映画館の売店で、ホットドックと飲み物を買って、シアタールームに向かう

 

そうしたら、係員の人が、

「お荷物お預かりしますけど」

と言ってきてくれた。

私のチェロが大きいので、申し出てくれたらしい。

 

話は変わるけど。

コンサートホールのクロークのあるところは

楽器を預かってくれる。

もちろんチェロも。

そして預けるひとは結構いる。

クラシックのコンサートなので、練習の後にホールに来るひとが多いのだと思う。

クロークを覗くと楽器置き場みたいなところがあって、そこに集めて置いてある。

係員の人も運び慣れてて、安心して預けられる。

 

それは本当にありがたい。

チェロケースは高さも幅も奥行きもあって、しかも畳めないから。

会場に持っていくと、邪魔だし迷惑なので。

チェロを持って出かけると、置き場に苦労する。

タクシーも中型以上じゃないと横に置けない。

レストランに行っても、まず良さそうな置き場を探す。お店の方はもちろんチェロには慣れてないから、どこに置いてよいのかわからないから、こちらでぐるっと適当な場所を見つけて、

「ここ良いですかね?」

と聞いて、良ければ置く。

他人にぶつかるのが1番怖いので、とにかく端っこ。何なら、角に置いてある机の下でもよい。というかそれが1番安全。

ハードケースなので、その上に荷物を置かれても大丈夫だし。。

 

 

話は映画館に戻って。

映画館は預かるのは無理だろうなぁと思ってた。

でも、空いてるから空いている席に置かせてもらえばいいやと思ってた。

コンサートホールの席に比べると映画館はゆったりしてるから、バッチリじゃない!と。

 

そしたら、

映画館もチェロを預かってくれる!って。

それはありがたい。

じゃあお願いします!

と、言おうとしたら、係員のお兄さん

「破損、紛失してもこちらは責任負いません。保険もかけていないので、何も出来ませんのでご了承ください。」

と。。

まあ、そうだろうとは思うけど、お兄さんが

しっかりこちらの目を見て、責任、責任と言われるとちょっと心配になってきた。

「でも、置いておくだけですよね。部屋に。」

どこかの部屋の片隅に置いてくれれば問題ない。多少転がっても大丈夫だし。(笑)

お兄さんは、首を振った

「そこの廊下に置いて置くだけなので、誰かが持っていく危険もあります」

 

そこの廊下〜!??

 

スタッフルームの片隅に置かせてもらえるんじゃなくて、お客さんが通る廊下。。

それって預かるというより、置くということじゃないだろうか???

 

危険すぎる!

 

廊下じゃなくて、部屋の片隅にお願い!

と交渉しようかとも思ったけど。

係のお兄さんの顔を見てると、無理そうなので交渉は辞めた。

 

「危なそうなので、いいです。持って入ります。」と言うと。

 

お兄さんムツとした様子。

迷惑なんだよ。こんな荷物!って顔に書いてあった

 

「通路には絶対に置かないでください。絶対に」

と何度も、絶対に!を連呼する。

 

「端っこの席だから、席の足元に置きますから大丈夫です。」

 

と、こちらは笑顔で答える。

平和に平和に。

 

ホットドックと飲み物のプレートを持ち、背中にチェロ(笑)変なおばさん。。

 

席はかなり広くて、足元も広い。

チェロを横にすると2つの席の幅と同じくらい。息子と私の席で足りる。他の席には迷惑がかからない。

でも、私たち、足元が狭い。

息子の方はチェロの頭の部分なので、まだ空間があるけど私の足元は全く余裕がない。

足は置けるけど動かせない。。

足痺れそう。

辛いなあ。。まあ仕方ないか。

 

映画の宣伝が始まると、

「すいません」

と、奥の席を予約したひとがやってきた。

足元にあったチェロをえいや!と通路に引き出して、私も通路に出て、入ってもらう。

「すいませんねぇ」

と恐縮されるけど、こっちが悪いから仕方ない。というか、こっちがごめんなさい!という感じ。

 

映画が始まった。

もうこれで大丈夫。ホットドックを食べたら、冷たかった。。。

ありえん!と思ったが。もう、諦めて食べる(笑)

 

映画は、よく出来てる。

映像も綺麗だし、展開も面白い。

でも、やたらとセリフが多くて長くて、

ピアノ合わせで、頭が疲れ果ててる私には

ちとキツイ。

見せ場の長い語りのところで、意識がなくなるほど。。(笑)

 

映画が後半に差し掛かったときに、奥の席に座ってるおばさまが、

「すいません、トイレに行きたいんです」

と言ってきた。

また、チェロをずずっと、通路に引きずり出して、私も通路に出る。

上映中だから、後ろの人に邪魔になってはいけないので、腰をかがめて。。

何とか通ってもらって、これで終わりかと思ったら、トイレが終わったおばさまが、戻ってきた。

人は多いけど、映画ももう少しで終わるから、戻ってこないで、端っこの席で見てくれればよいのにと思いながら、そうも言えないので、また、チェロを通路にずずっと引きずり出して、私も腰をかがめて通路に出て、通ってもらう。

 

終わったときは、なんかホッとした。

話の展開にホッとしたんではなくて、この辛い体勢から解放されるというホッとした気持ち。

 

もう疲れたから、さっさと帰ろうと思ったら、

「腹減った!」

と、息子。

確かにホットドックひとつは足りないわね。

 

上の階のレストランで、食事をする。

「焼肉!」

と叫ばれて、焼肉屋に入り、ランチを頼もうとすると。

「ランチは終わりました」

と。。。

 

焼肉屋さんは、ランチが無いと凄く高いのに。

でも、食べる気満々の息子に店を変えよう!とも言えず、焼肉を注文。

黙々と食べる息子を前に私は控えめ(笑)

値段のせいです

 

はらいっぱーい!

と、ご機嫌の息子と、重いチェロを抱えて疲れ果ててる私と。。。

 

映画は余裕のある時に、手軽な格好で、気持ちよく見なくてはだめと思いました。

 

昨日の夕食

鶏肉とパイナップルの煮込み

じゃがバター

ジーザスサラダ

 

母が解凍した鶏肉を持ってきました。

期限も切れてるし、冷凍してるから美味しそうでもないし。

パイナップルを丸ごと買って、切ったのに何故か残っていて。

どちらも消化したいと、メニューを検索して、作ってみました。

ものすごく簡単でしたし、まあまあの味でしたけど、かなりの大味。

他のものも大雑把。

アメリカンな夕食になりました。