チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

新型ビブラート

昨日の続き。。
オーケストラを辞めて、基礎練習の時間が取れるようになってきた。

それは結構なことなんだけど。

なかなか身につかない。。
特に新しいこと。。

例えば、ビブラート

何種類もあるらしく。。
今までやってたのは1種類だけ。ゆっくり大きくかけることしか考えてなかった。。ちなみにそれも上手じゃない。。

でも、フレーズによって色々なビブラートがあるらしい。

「そこは小さく細かく」
「そこは大きくゆっくり」

へぇ。。。と思いながら。
とにかく指示通りに、まずは楽譜に書き込む
何故ここは小さくビブラートをかけるのか?なんでここはゆっくりかけるのか?
さっぱりわからないんだけど。
とにかく書く。。
なんで?は後から考えよう。

でも、やっぱり理解したくて。。
「先生、ビブラートって何種類あるんですか?」
と聞くと。

先生は、ちょっと残念!と言う顔をしながら
「その場その場でビブラートは違うんです。何種類というものは無いです」
同じビブラートはないみたい。
何より、聞いてはいけない質問だったらしい(笑)

とは言え。。
素直でない私は、まずは頭を整理するために、練習しやすくする為に密かに(笑)分類

今日の先生の指示は

  1. 指の振幅は大きく動きは早く→聴かせどころ
  2. 指の振幅は大きく動きはゆっくり
  3. 指の振幅は小さく動きは早く
  4. 指の振幅は小さく動きはゆっくり→なんとなく響く感じ

4種類しかなかった。

多分。。。


大きな音の時は、振幅は大きく
小さな音の時は、振幅は小さく

早い動きは、目立たせたいとき
ゆっくりの動きは、響けばよいとき

なんじゃないだろうか?
と今は思っている。

まずはその4種のビブラートを練習しようと。。

しかし。。
瞬間は、かけられるけれど、なが〜く続けることができない。。

ビブラートをかけてるとき途中で止まると響かなくなるかというとそうでもなく。
ビブラートの響きとは違う「別の響き方」になってしまって、音色が変わる。。そしてなんか目立つ。悪い意味で。

真っ白な紙に、墨汁を一滴たらされたような感じになって、それはこの世界ではちょっとカッコ悪いので。。
ビブラートをかけるなら、かけ続けないとダメ。。

ということで。

まずは同じ音をずっーとビブラート(同じ種類の)をかける練習始めてる。

まだ全然出来てないけど。。

それができるようになったら、場面場面でどんなビブラートをかければよいか、考えてみようと思う。

道のりは長い。。




ところで

今の楽器に変えてからもうすぐ2年になるけれど。
買った楽器は、新作ではなく中古。
新作は鳴るまでにかなりの時間がかかる。

だから、簡単に鳴る楽器が欲しくて、中古(100年以上前。詳細は不明)の楽器を買った。
思った通り、
鳴るし響くし、とご機嫌だったんだけど。
弾いてる人間のほうが響きに慣れなくて(笑)身体に痺れと疲れが出るようになってしまった。
長時間練習すると、後の痺れが酷くなって困ったなぁと思っていたのだけど。
騙し騙し使ってきて、身体がやっと慣れたなあと思ったら。
それは違って。。
恐る恐る使っていたせいか、楽器が鳴らなくなっていたことが判明。楽器が私に合わせてくれて、痺れの出ない響きになってくれただけで。弾きやすくはなったのだけど、鳴らなくなった。(でも昔の楽器に比べると物凄く鳴ってる)
いやぁ、それはもったいないよなぁ。と思いながら、でも弾いてたら。
最近、響きが戻ってきた。

身体が慣れたのに合わせて、楽器も響きを出すようになってくれたみたいで。
気のせいかと思ってたけど、先生も「音出るようになりましたねぇ」と認めてくださるので確かだと思う。

中古を買ってもやっぱり慣れるまでには2年はかかる。
新作なら20年くらいかかるだろうから早いけど。
でも、ようやく楽器がこっちを向いてくれたようで、ますます楽器が愛おしくなっている。

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