チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

今年も去年も一昨年も。。

年賀状のおかげで慌ただしい年末を過ごします。

夫と息子が共作で干支の絵を描いて、仕上げの文、構成、印刷、宛名の印刷は私の当番なのですが。

絵を描くまでに時間がかかり(なかなか取り掛からないから)その後の私の仕上げで必ず機械トラブルが生じます。

今年は、とにかく機械トラブルが無いようにと、宛名を先に印刷し終え、インクも買い、機械の調子が良いことを確かめて、絵の出来上がりを待ち、さて印刷!と思ったら。

30枚ほど(全部で110枚印刷予定)印刷したところで

「メンテナンスボックスを交換してください」とプリンターに表示されて、印刷が止まりました。

メンテナンスボックス??

何でも排インクを溜めるボックスだそうで、いっぱいになると取り替えなくてはいけなくて。。

購入しなくてはいけないらしいのです。

購入って、今12/30日の夜ですよー。

Amazonで注文すると1/2に到着とか。。

いくらなんでもダメです。

慌てるというか、絶望感の中、ビックカメラのサイトを調べたら、近所のビックカメラに在庫があることが判明。。

というか、今の世の中、在庫をそんなに簡単に調べられるなんて知らなかった。。

取り置きを申し込んで、明日朝ビックカメラに買いに行くことにしました。

年賀状を出すのは、大晦日の夜になりそうです。

 

毎年思うのですが。。

なんでこんなイライラすることを毎年やっているのでしょう??

 

さりとて、近況を伝え合うことはしたいし。。

メールで、というのもなぁ。。

 

来年は、ハガキも22円値上がりするらしいし。

お金をかけてこんなにイライラするのは卒業したい。。

来年こそ。。

 

皆さま良い年をお迎えください。

私はイライラしながら年を越します(笑)

 

藤田真央くんとピアノを弾こう

思えば、私にとってピアノの練習は暗黒の時間でした。

本当に嫌いだったのです。

嫌いなので練習せず、前の日に焦って必死に練習して当日暗澹たる気持ちで先生の家に向かう。

昔のピアノの先生はとても怖くて

「毎日練習しないと弾けませんよ!」とたくさん叱られて、

でも嫌だから練習しないでまた叱られる。

そんな日々をよくもまあ、高校生まで続けたもんだと思います。

何回も何十回も「やめたい!」と母に懇願したものの、怒鳴りつけられて続けさせられて。

でも、唯一の救いは「ソナタアルバムが終わったらグランドピアノを買ってあげる」という母の言葉で。

物欲の強い私は、とにかくグランドピアノ欲しさに辛い辛いピアノ生活を続けたのですが。

ソナタアルバムが終わった日。母に「約束通りグランドピアノ買って」と言ったところ。

「家が広くなったら買ってあげる。今は無理!」と言われて。

やっと、騙されて続けさせられていたことに気がついたのです。

そこで、すっぱりやめました。母はどなりちらしましたが、もう聞く耳持たず。

 

嫌々ながら続けていた私ですが、不思議だったのが「ピアノを弾くのが好きな人がいる」ということ。

こんな面倒なものなんで弾いてて楽しいんだ?と不思議に思っていました。

でも友人の中には「ピアノを弾いてる時間が一番幸せなの」という人がいるのです。

 

それから40年ほど経った今。チェロを弾くのが楽しい日々を送っていますが。

ピアノはいまだに抵抗があったのです。

 

最近の若い音楽家の活躍はすごいものがあります。

特にピアノ。。

個性豊かなピアニストが世界で活躍してる。

コンサートチケットなんて、全然取れません!

大人気。

その人気者の1人が

藤田真央くん

数年前、真央くんが出したCDがまた話題になりました。

 

 



モーツァルトソナタ全曲。

上手、というより「素敵!」なのです。

 

モーツアルトソナタってこんなに素敵だったんだ!」

と。今まで思っていた、弾いていたモーツァルトはなんだったんだろう?と思うほど、気持ちのよい、素敵なピアノなんです。

でも、それと同時に思ったことがあります。

「子供の頃この演奏を聴いていたら、もう少しはピアノが好きになったかもしれない」

 

昔の私は、Beethovenもモーツアルトハイドンも一緒くた。

さっぱり違いはわかりませんでした。

先生もお手本を弾いてくださるのですが、「よく指が回るなあ」くらいにしか見ていなくて。

プロならもっと上手かと、その曲のレコードを探してきて聴いても、「???」

失礼な言い方ですが「私、上手でしょ。こんなに早く弾けるのよ!」とレコードの向こうから聞こえているような気がして(笑)全く興味がわかず。

音符とリズムだけを考えて(だいたいレッスンの前の日しか練習しないから、深く練習できない)なんとか弾きこなすという日々を過ごしてきたんですけど。

 

この真央くんのモーツアルト。 素敵すぎる。。。。

あーモーツアルトはこうやって、弾くものなんだ。こうやって弾いたら、素敵な音楽になるんだ!と本当にしみじみと身体中に染み渡り。。。。

 

このアルバムでは全曲のソナタが収録されています。

もちろん難しい曲が多いのですが、その中の数曲はあの「暗黒時代」に音符とリズムだけを合わせて弾いていた曲も含まれていて。

真央くんが弾くと、「えーーーー」と思うほどあの曲が素敵な曲に変身している。

「あー。こうやって弾けばいいんだ」と40年経って理解する私。

遅すぎたわなあ。。。と思っていたんだけど。

いやいや。 遅すぎってことはないわよ。

とふと思いつき。。。。

せっかく素敵な演奏を聴いて、それが毎日でも聴ける状態にあるんだから。

お手本が手元にあるなら、昔弾いた曲を引き直せばいい。

新しい曲を弾くというなら、かなり大変そうですが。

40年以上前といえども、レッスンの前の日に必死になってさらった曲は結構覚えてます。

しかも、3曲くらい。ちょうどいい。

期限はないので、楽しみながら弾けば、暗黒の歴史が少しは薄くなるかも。。。。

 

早速、家にある楽譜を探してみました。

学生時代に使った本は実家に置いたままだし、多分処分されているでしょう。

家にあるのは、「ソナチネアルバム1」だけ。

コロナの頃に、あまりに暇で、ちょっと弾いてみるかと購入したものです。

その中を見てみると、ありました!

モーツアルトソナタ!!!

 

もちろん真央くんのアルバムにも入っている曲です。

 

さあ、真央くんと一緒に弾こう!と弾いてみたものの。

当たり前ですが、つっかえ、つっかえ。。。。

ご一緒は当分無理です。

でも、結構覚えているもので、つっかえつっかえながらも3楽章(最終章)まで続けられ。

最後のページだ!と思ったら。

左手がつった!!

ピアノを弾いていて、腕がつったのは生まれて初めてです。

弾いていたら治るかと思い、続けたものの、全然治らない。

えー。腕痛めたのかなあ。これでチェロ弾けなくなったらどうしよう!

と思い、恐る恐るチェロを弾いてみたら。

全然問題なし。

どうも、ピアノだけで使う筋肉があるらしい。

久しぶりに弾いて、筋肉がびっくりしたのでしょうねえ。

 

筋肉は少しずつ戻していくことにして。

ちょっと楽しみが増えました。

この本に載っているモーツアルトソナタは1曲だけ。

モーツアルトソナタは3曲くらい弾けるものがあるはずなので、早速楽譜をメルカリで調達しました。

真央くんの演奏を聴きながら、モーツアルト

まさかまたピアノを弾き始める(と言っても電子ピアノですが)とは思っていなかったのですが、来年に向けて楽しみが増えました。

 

65歳になると届くもの

うちの夫。もうすぐ65歳になります。

フツーに健康です。仕事は昨年定年を迎えましたが、嘱託で延長しています。

嘱託になったらどんなに暇になるのかと思ったら、全然変わらない。

変わったのは給料だけ(ぐーんと安くなった)

まあ、食べることには問題ないので、それなりに平和に問題なく暮らしていたのですが。

 

突然、書留が届きました、

???

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介護保険被保険者証

介護というと親の世代のもので、自分たちはまだまだ先と思っていたのですけど。

我が夫に来るとは。。。

 

中身は、

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世の中では、65歳というと介護の年齢に入るのですね。

中身を読むと、介護の申込の時に必要なので、大切に保管して置いてください。

と書いてありますが。

私の母が介護の申請をしたのは86歳くらいの時です。

夫がいつから介護のお世話になるかわかりませんが、母と同じとすると、21年!保存する計算になります。

いやいや、無理です。絶対無くします!

とにかく年金手帳と一緒のところに入れましたが。。。

使う時は、全く覚えてないでしょうねえ(笑)

 

今は全く必要のないものですが、この手紙で、

「世の中の判断ではあなたは年寄り!!」

と教えてもらえる良い刺激材になりました。

 

昨日はクリスマス。

浪人中の息子もいて、母を連れて人混みは無理なので家で静かにクリスマス。

ケーキは大好きな霧笛楼(横浜では有名なレストラン)のケーキ

写真を撮り忘れましたが、パエリアと豚の塊肉をトマトと一緒にオーブンで焼いて

豚耳と安売りになっていた刺身と シャンパンでお祝いしました。

思えば クリスマス料理!と思うだけで緊張してしまい、朝から黙々と作っていたものですが、今は、前の日に買い物をして、朝に仕込みをして、夕食の2時間前くらいから(オーブン料理なので時間がかかるのです。)作ってささっと出来上がりました。

昔は間に合わない!とイライラしながら作ったもんですが。

経験ってすごいもんです。

介護保険証がくる年齢ですものねえ。(私は6年後ですが)

 

 

流行りのヘアブラシ

クリスマスですねえ。いまだに12月23日は休日だと、間違える私。

クリスマス前の休暇って感じで30年以上慣れ親しんだだけに、なかなか抜け出せません。

 

でも世の中はどんどん年末に向かっています。

毎週通っている水泳教室も年内終了。

「辛い辛い」と言いながら、通っていた水泳教室ですが(別に誰に強制された訳でもないのにね)少しずつ楽になってきました。体力ついてきたかな?

体力も大切ですが、楽に泳げるように工夫しなくては。

チェロも同じですが、長く泳ぎたいので。

来年も頑張ります。

 

さて、良いお年を!とご挨拶して、シャワーを浴びて着替えて、鏡の前で髪を乾かしていると。隣の若い女の子が不思議な形のブラシで髪をとかしています。

そのときかたの丁寧なこと。

おばさんの「早さが命!」みたいな乾かし方とは全然違います。

娘さんがいらっしゃるお家なら、普通の光景なのかもしれませんが、我が家は男ばかりの世帯なので、丁寧に髪を梳かしている女の子なんてあまり見られる光景ではありません。

しかも、変わったブラシで。。。。

どうもこうも我慢出来なくなって。。(笑)

びっくりされるかな?と思いながら、聞いてみました。

「そのブラシ面白そうね」

すると女の子。

ニコッと笑って(怖がられなかった!)

「流行ってるんですよ!そんなに高くないし、めっちゃおすすめです!」

と教えてくれました。

なんでも、そのブラシで髪をとくとサラサラになるんだそうです。

特にプールに入るとゴワゴワになるので、そのブラシは必須だとか。。。。

ふーん。

ヘアブラシ。。。。

髪につける化粧料みたいなものはいろいろ試したけれど、ブラシを考えたことはなかったです。

思えば毎日使っているブラシなんて。息子が生まれる前、いやもしかしたら結婚前?

それもどこかのドラックストアで購入したものをずっと使ってました。

ブラシで髪の毛が変わる。それも大した値段じゃない。

私にとってはかなりの革命で。。。。。

女の子には深く深くお礼を言って(試しに使ってみたかったんだけど、さすがにやめた)

家に帰ると早速ネット検索。

 

女の子から聞いたメーカーのブラシ。

ありましたありました。

しかもいろいろな種類があります。

値段も2000円ほど。

しかも色がたくさんあって、選べます。

うわー。

 

家用とかいろいろ考えたのですが、まずは携帯用(水泳の時にも使えるし)のものを購入してみました。

水泳に合わせて、水色に近いものを選択。

Tangle Teezer タングルティーザー ザ・オリジナル ミニ ミント [国内正規品]

Tangle Teezer タングルティーザー ザ・オリジナル ミニ ミント

1536 円でした。

 

プールで会った女の子が使っていたブラシはちょっと大きめそうだったので(ロングヘアには良いかもしれませんが、私はショートヘアなので)ミニサイズを選択。

 

到着したブラシは、ミニサイズというけれどそれなりの大きさでした。

髪を梳かしてみると、おー!と思うほど違います。

地肌にも刺激があって、髪の毛が落ち着く。

濡れていなくても、外出先で髪の毛がバサバサになった時も効果がありそうです。

世の中こんなに発達してるんだ。。。。。

 

前回の譜面台に続き、ヘアブラシでも感動しました。

世の中進んでます。でも何より、若者からの情報に乗れたこと。これがすごく嬉しいです。

軽く、小さく、世の中進化してる。

趣味のチェロ。

初めてチェロを触ってから、もう40年!

素晴らしい楽器と思うのだけど、なんせ大きい! 重い!

特にここ5年ほど重さが堪えるようになりました。

若い頃は、全く気にならなかったのに。

重さだけだと10キロに満たないし、背中に背負うんだし、大したことないんじゃない?と自分でも思いますが、問題は「大きさ」で。。

昭和世代の方ならわかると思いますが、このまま下から噴射して、鉄腕アトムのように空を飛べるんじゃないかと言われるほど。

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下村楽器ホームページより

私ではありません

 

 

飛べるなら飛びたい。

 

よく考えると、私がチェロを選んだ動機はものすごく軽くて。。。

 

はるか、昭和の昔、昔、

大学に入学して、オーケストラ部の門をたたいた時、私のやりたい楽器は「クラリネット」でした。

まあ、これも強い思いの「クラリネットやりたい!」って感じではなく、「なんとなく、好き」と言う程度だったんですけどね。(学校で習った縦笛が吹けるから、クラリネットも吹けるんじゃないかというものすごく訳のわからない理由)

でも、「木管楽器は経験者」と言われて、瞬間に諦めて。。

金管楽器は、なんかうるさい感じがして、じゃあ弦楽器?

どれにしようかな?

と思っていたら、チェロの先輩が飴持ってやってきて、「チェロやらない?おばあさんになってもできるわよ」と、言われて、なぜか「チェロやります」と答えてしまい、そして今も弾く。。。

余談ですが、その先輩、大学卒業と同時にチェロを後輩に売ってしまいました。お婆さんになっても、、、どころかおばさんになる前に辞めてる。。。

もちろん、先輩には感謝していますが。。

でも、時々思うのです。

ビオラだったら、運ぶのどんなに楽だったろう。。」

こんなに重くて嵩張る楽器、何歳まで運べるのか、一日でも長く続けるためには、作戦が必要です。

 

どうにかして、楽にチェロを運びたい。

わたしだけではありません。

これはチェロを弾く人みんなの願いです。

車で移動できるところは、それなりに楽にはこべますが。。

車で移動できないところに行く時は本当に疲れるんです。

なんせ、運ぶのは楽器だけではなくて。。

練習にはいろいろな付属物が必要なのです。

楽譜はもちろん、筆記用具、チェロのエンドピンを支えるもの、弓の引っ掛かりをよくする松脂、水筒、飴とか。。。(笑)

でも、一番の問題は譜面台

マチュアの場合、各自一つずつ持ってくるのは必須です。

昔はステンレス製で、ものすごく重かったのですが、今はアルミ製で600グラムほど。

 

ヤマハ YAMAHA 軽量 譜面台 MS-260AL アルミ製 折りたたみ式 持ち運びに便利 ソフトケース付

それじゃあ、大したことないでしょう。と言われそうですが、なんかこれが使いにくいのです。

折りたたんで収納するのですが、入れ物に入れるためにはバラバラに分解しなくてはいけない。これがかなりしちめんどくさいのです。

ゆったりとした時ならまだしも(笑)大概、練習が始まる前と後は慌ただしくて。

バラバラになってるものをこっちだっけ?あっちだっけ?と思いながら(いつまで経っても覚えないのが問題なんですけどね)組み立てるのはイラつきます。

じゃあ分解するのを最小限にして、入れ物に入れないでそのままカバンに詰め込むという手もやったんですけど、この譜面台ゴツゴツしていて、しかも結構長さがあるのでカバンの中で邪魔なんです。大きなカバンじゃないと入らなくて、大きなカバンはまた荷物になって。

 

若いうちなら、どうってことはないのでしょうが、

歳のせいか、ここ数年妙にイラついていました。譜面台邪魔!って。

 

そう思っていたら。見つけた。

 

 

 

 

コンパクトな譜面台!

 

ただ、それを見て、簡単にポチ!としてはいけません。

今まで、同じことを考えた友人は結構いました。

目的は「軽さ」で、

軽いから!と購入して、怒ってる人結構いるんです。

軽さを追求して、安定性が悪くなるらしい。

演奏中に倒れちゃって、演奏中断。

それも何度も倒れるので、「もう使わない!」と怒っていた友達を何人も見たので。

簡単にポチッとしてはいけないのです。

 

だから、しっかり確認しなくては。

ネットはこういうところが怖いんですよね。

 

この譜面台。数年前に発売されたようです。

売りは「小さく折りたためる」そして、組み立てが簡単。(分解しなくていいらしい)

あと、譜面を置く場所が広いとか、これはありがたいです。

今までの譜面台は2ページ乗せるように作られていて、3ページ乗せるとはみ出てしまい

見にくくなるんです。

でも、ほんのちょっとでも広くなると、ものすごく便利になる。

 

で、安定性は?

購入者のコメントを見ると

「屋外では倒れやすい」とか「重い楽譜を乗せるとダメ」と書いてあります。

でも、「軽い楽譜なら問題なし」とも書いてあるので。

私が使う場面(アンサンブルとかオーケストラとか)なら大丈夫かも。

 

ネットのレビューなので全部信じてはいけないのでしょうが、もうこれ以上考えられない!とポチっとしました。

 

そして程なく商品到着。。。

 

重さ 前の譜面台よりも100グラムだけ軽くなっただけ。それほど変わりません。

   ちょっと残念

 

丈夫さ 結構しっかりしてる。

 

使いやすさ 

  組み立て、片付けがものすごく簡単です。

というか、なんで今までの譜面台はこういう努力をしなかったのか?と思うほど、使いやすくなった。

 

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左は新しい、一体型

右は今まで使っていた 解体型

 

そして大きさ

   見たところ、前の譜面台とそれほど変わらないんです。ちょっと短いだけ。

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左が今までの

右が新しいもの

   えー失敗?と一瞬思ったのですが。

   このほんのちょっとの差で、使い勝手が全然違う。

   普段使っているカバンの底に真っ直ぐ入るんです。

   今までのはちょっと大きいだけで、斜めに入れるか 大きなバックに入れなくてはいけ  なかったのが、普段使いのバックの底に真っ直ぐ入る。これだけで本当に便利

 

結果的にものすごく楽になりました。

まだ合奏練習に持って行っていないのですが、いろんなストレスから解放されそう。

 

今まで使っていた譜面台。15年ほど前に購入したものです。

その前に持っていたのは1キロ以上あるステンレスの重ーい譜面台で、600グラムのアルミの譜面台を手に入れた時は本当に楽になったと喜んだもんです。

でも、その譜面台、今も「軽いです!」と言って、何のバージョンアップもせずに売っている。

 

 

クラシックの世界、音楽の世界の方々はあまり世の中の発展に興味がないのか、古いものを大事に使っているかたが多いようで。

それに便利さを追求するのはあまり歓迎されません。

だから、便利なものができても浸透するまでにかなりの時間がかかるんです。

 

まあ、私の楽器も100年以上前のもので、大事に大事に使っていますけど。。。

でも、使い手はどんどん歳をとりますからねえ。

1日でも長く楽器を弾きたい私としては、便利なものを追求していきたいです。

 

早く使いたいなあ。。。

   

 

終活 は、まだ新時代

私も還暦間近になってきて、先のことを本式に考えなくてはと思うようになってきた。

きっかけは88歳の母。そして母の世代のお年寄りの生活を見ていて、どんよりとしてしまうことが多いこと。

確かに母の母、明治時代終盤生まれの世代に終活というものはなかった。

祖父母たちの終活はせいぜい財産をどうしたいかという希望を書き残すくらいで、家もそのまま、介護も子供たち任せ。

亡くなった後の整理は子供がやるものというルールがあったと思う。

 

それはそれで大変だったろうし、苦労も多かっただから。

母たちの世代は「終活」という言葉を作り、死ぬまで、死んだ後の段取りを考えるようになった。

しかし。。。

その次の世代の私が、母の世代の終活を見ていると

「???」という終活が結構ある。というか、「お手本にしたい!」という方にほとんど巡り合わない。

 

家を小さくしようと、退職後夫婦でマンションに引っ越す。

これはよく聞く話だけど。

私の知り合いのご夫婦は、エレベーターを降りて、また階段(それも結構急な階段)を登らなければ部屋に辿り着かない部屋を購入した。

「足腰鍛えるためにいいと思って」とおっしゃっていたが、80歳を過ぎた今、ご主人が足が弱ってきて、家から出るのを渋るようになってきた。

足が鍛えられるうちはまだいいのだけど、歳を取れば大半の方は足が弱る。せっかく退職してからの引越しなら、なぜ動きやすい部屋を選ばなかったのだろう・・・・

 

80歳を過ぎた叔母夫婦は今から地方から東京に引っ越すという。

80歳になって免許を返納したが、近くにはスーパーがなく、生活にものすごく不便なことがわかったので、都会に住みたいとのこと。

子供はいない。今住んでいる広い一軒家を片付けていくというが、数年前に行った時は、全くそんな雰囲気はなかった。そして、叔母が片付けをしようとシャカリキになった途端、膝を壊した。引越しは夢に終わりそうだが、だからと言って、どうやって人生の終わりを迎えるのだろうか。。。。

 

 

母については、家の断捨離はうまくいって、今のマンションに移る時は小さい荷物になっていた。

しかし、それ以外は、はっきり言って全く考えていない。

預金の整理はめちゃくちゃ。そしてこの先、どういう希望があるのか、さっぱり考えていない。

多分、動けなくなるまで今の家にいて、動けなくなったら入院。と浅く考えているのだろうが。

どのくらい動けなくなるまで、家にいたいのか。(寝たきりになっても家にいたいのか。下の処理ができなくなった時点で施設に動きたいのか)わからない。(いくら親子でもこちらから相談できない)

そして動けなくなって、どこまで生命維持をしてもらいたいのか。

胃瘻をしてもいいのか。それは拒否するのか。

今の母は全く考えていない。

そして、

今後の母の生き方について、母の意志は聞くことができず、全て私が1人で決めるのだろう。

ものすごく重い。

 

こんな重いことを、私は息子に託したくはないし。

勝手に考えてもらいたくもない。自分のことは自分で決めたい。

自分で生活できるように、環境を整え(住居環境を終活仕様にする)、動けなくなってからどうしたいのかの決定をあらかじめ決めておこうと思う。

 

どんなことを決めなくてはいけないか、先例があまりに少な過ぎて、自分の想像力を頼りにするしかないのだけど。でも時代は確実に新しい「終活」を求めているので、そのうち時代も追いついてくるに違いない。

できるだけ、死ぬ時にあたふたしないように。それが人生最後の目標になりそうだ。

 

第九は大人気らしい

第九の合唱を経験して。

1番びっくりしたのが、観客数の多さ。

今回の合唱の発表会(?)は2回あった。

1度目は、ちょっと昭和の雰囲気のする地域の体育館、2回目は横浜の港を見ながらの観光地。

2回目の港は、観光客も通りかかるだろうし、ちょっと立ち止まって聴いていってくださるかたもいるだろうが、体育館は、来場者いないんじゃないかと密かに(勝手に)心配していた。

 

アマオケの演奏会は集客に苦労する。

五百人程度のホールをいっぱいにするのにチラシを配ったり、sns でお知らせしたり。メールしたり郵便だしたり。

それでも、人気のない時は200人ちょっととか。。

ガラガラの演奏会になって、あーダメだぁ。とガッカリすることは多い。

少ないときは、大抵、曲が人気がない時。

ドボルザークの「新世界」なんて、本当に人気で。

えー!と思うほどお客様がいらっしゃる。

 

だから。

 

今回は、人気の第九。しかも年末。

そうは言っても。

いくら第九でも、

体育館にクラシック聴きに来たい人なんてそうそういないだろうと思っていたら。

700人近く入場者がいた!

席は300人ちょっとしかなくて、あとは立ち見。

あまりの多さに諦めて帰られるかたもいたらしい。

久しぶりにぎっちぎっちに詰まっている状態をみた。

コロナは下火とはいえ、インフルエンザも流行ってるし、観客はお年寄りが多くて💦

ここで大地震とか起きたらパニックだよねぇと。合唱団から声が出るほど、体育館はギッチギチだった。(演奏会ホールは消防法で立ち見禁止だけど、体育館は法律がないのでいくらでも入れられるらしい💦)

港の方も、大盛況。午前中にリハーサルをしたのだけど、それでも何十人もじっと聴いてくださるかたがいて、午後の本番は400の席は取り合いになり、立ち見も沢山。

会場の方のカウントでは800人はいたとのこと。

 

友人の話では、世の中には第九を聴いてまわる

「第九フリーク」

の人が結構いるとか。

第九の演奏会があると、せっせと出かけて聴きに行くのだそうだ。

 

確かに、高揚感はでるし、めでたそうで気持ちの良い曲ではあるけれど、私はそんなに「大好き」ではないので、その気持ちはわからないけど。

本当に人気なのだなぁと実感した。

 

合唱団の人たちも、あちこちで第九を歌っている人がいる。

一度暗譜すればあとはそれほど大変ではないので(暗譜するまでが大変だけど)観光がてら全国、中には海外まで歌いに行く人たちもいるらしいので(ツアーまであるみたい)

そこで仲間ができて、また広がってと、第九で人生を楽しんでいる人も多いらしい。

 

楽器だと、そんなにフットワーク軽く広がっていかれないので、合唱に比べると世界はかなり狭くなる。

しかし、私はなんだかんだで楽器の方が楽しいなぁと思っている。

来年の8月に大きな、立派なホールで第九を歌うんだけど、それで合唱は最後でよいかな?と思ってる。

歌と楽器。同じ音楽だけど2足のわらしば私にはきつい。

ひとつ出来るだけでも幸せなので、来年の8月が終わったらしばらく合唱は封印しようと思う。