チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

よくなればよくなったで問題は出てくる

同じマンションに住んでいる87歳の母が腕を骨折して、1ヶ月半。

このままどんどん動けなくなるんじゃないか?と言う予想を大きく裏切って、むしろ前よりも筋肉がついて動けるようになった。

動けるようになったと言っても、「前より」動けるようになったのであって。

側から見たら、ヨロヨロと歩いている老人。

しゃべっていてもしっかりしているようだけどしばらく喋ると「あれ?」という感じになる認知症も入っている年相応(?)の老人だ。

骨折したときは、家の外に出られないので、こちらが気を使って外に連れ出していた。

そして、骨折が治っても1人では出かけられないだろうから。。

と、同情していたのだけど。

知らぬ間に出掛けているらしい。。

この1週間で2回の目撃情報が入ってきた。

目撃者はどちらも、我が夫。。

タクシーを呼んで出かけているらしい。。

1回目は出かける前に目撃されて、しかし、夫は見送ったらしい。。

その報告を受けて、私は母はもちろん、夫にも怒った。

「知ってると思ったんだよー。まさか密かに出かけるとは思わなかったし。。」と夫は弁解するが、「出かけられるかどうかくらい判断してよ!」とプンプン怒りまくった。

 

しかし。母はひるまない。

 

2回目は、スーパーから帰ってきた(タクシーで)ところをまた夫が目撃した。 

 

きっともっと出かけているな違いない。。

 

「もう、何を言っても出かけるよ。お母さんは」と、夫は諦めろと言う。

 

出かけられないのは気の毒だから、せっせと連れ出していた私の気遣いはなんだったのだろう?

と思うが。家に閉じこもってひたすら誘われるのを待っている姿は母には似合わない。というか、無理だ。。

でも、こんなことをやっていたらそれほど遠くない将来また、転ぶだろう。。

腕ならよいが(良くないけど)足だったら完全に入院になる。大腿骨を折ったら寝たきりになると言われている。

 

でも、それは仕方ないか。と思うことにした。

今のところ認知機能としては時間の感覚がおかしくなるくらいで場所の感覚は問題ない(多分。。)だから、怪我をしない限り、出かければどうにかして戻ってくる。

それなら、良しとしよう。

 

何かあれば連絡できるように携帯(ALSOKのまもるくん)は持っているし。

 

家から出ないように見張るのは無理だし、

 

私は出来る範囲で買い物に連れ出すことにする。

出来ないことは、無理だからやらない。 

 

今の落ち着いた日は、あとどのくらい続くのだろう?

ドキドキするが、どーんと構えて生きていこう。。

ふー。

 

 

昭和41年12月14日(水)

鯛、マグロのお刺身

湯豆腐

ほうれん草のおひたし