今日はチェロのレッスン日。
昨日も寒かったけれど今日はもっと寒い。風も吹いていて、一層寒く感じる。
朝から布団を厚くして、寒さに備え、
出かける服も冬仕様。
冬仕様は大変と思いながらも、なぜか私はこの準備が好きだ。久しぶりの暖かい服、久しぶりと言ってもたかだか半年前なのに、何を着ていたのかすっかり忘れていて。
どんな組み合わせだったっけ?と悩む。
組み合わせは簡単にしようと、数年前からワンピース主体にしようと思って進めているのだけど、今までの服もあるし、そんなにすぐにはワンピース中心のコーディネートにはならない。ワンピースなら、コーディネートが簡単になるだろうから、めんどくさがりの私にはぴったりだと思うが、あと数年は悩む生活が続くのだろう。
チェロの先生のお宅は我が家から歩いて15分くらい。ものすごく近い。でも、大きな山をひと超えしなくてはいけなくて。チェロを背負っての山越えは一苦労だ。特に暑い夏は辛かった。
涼しくなって、かなり楽になったが、今日は風が吹き付けてきて、それはそれで辛い。
ガードレール付きの細い歩道を黙々と歩き、登っていく。途中で、男子高校生が1人歩道に座りこみ、足を伸ばして、ガードレールに寄りかかっている。つまり、歩道を塞いでいる(笑)
近くの高校の生徒だ。学校に行く途中、行くのが面倒になったのだろうか?音楽を聴きながらメールを打っていて、こちらには全く気がつかない。
「通りますよー」と声をかけるが、聞こえないのか反応がない。
ガードレールがあるので車道に移動する訳にもいかない。
もういいや、と思いながら、伸ばしている足のうえを跨いで通る。
跨いだところで、高校生も気がついて、足を引っ込めた(笑)
サボるならもう少し場所を選んで、座りなよ、と言おうかとも思ったけど。。
きっと何事も面倒なのだろうなと思い、無言で通り過ぎた。
頑張れ高校生!
今日は、エチュードとバッハの無伴奏。エチュードは色々考えながら練習したけど、宿題として練習した、弦の扱い方が思うように出来なかった。
バッハの方は、今日初めての曲なんだけど、それほど難しくなくて(1番のメヌエット)弾けているような気がする。バッハは苦労しているけど雰囲気掴めてきたし、今日はなんとなく良い感じじゃないかと思ってる。
まず、エチュード。「うまく行かないんですよねえ」
と前置きしてから、弾き始めた。
しばらく弾くと「それなりにできてますよ」とのこと。ちょっとホッとする。
でも、と先生の言葉は続く
「クレッシェンドデクレッシェンド(段々大きな音になったり、小さくなって行ったりすること)が全然表現できてません。」とのこと。
あー。それは次の段階で、今回はきちんと練習できなかったから。。。
と、思うのだけど、先生の言葉は続く。
「何となく、雰囲気で弾くんじゃなくて、頭使って練習しましょう。効率的に」
いや、だからそこはまだ練習できてなくて。。。って言えばいいものなんだけど、何となく言えなかった。何となく練習 はしてないんだけどなあ。。。。
とにかく、「頭を使った練習」をするようにとポイントを教えてもらって、宿題となった。
次はバッハ
エチュードはダメだったけど。バッハは弾けるし!と勢いよく弾き出した。
ちょっと弾いたところで、ストップが。。。。
「バッハのメヌエット初めてですか?」
もちろんチェロでは初めてだ。でもピアノでは、小学生の時にメヌエット(教科書にも出てる有名な曲)をやった。
「あー。その影響がモロに出てます。」
「????」
「もう少し大人っぽく弾きましょう。これでは子供っぽすぎる。」
もうバッハはわかってきたから、大丈夫。いやぁ成長したなぁ。なんて思ってたら。
「子どもっぽい」と言われた。。
ちょっと自信があったけど、それは全く違うものだったらしい。。。
どうやったら大人のメヌエットになるのか。
細かく先生は説明して下さった。ただし、2小節だけ。まずは次回までにそれができるようにとのこと。。。。
簡単だと思ったのに。
弾けてると思ったのに。。
全くダメだった。。
帰りの道は、足どりも重く。
さっきいた高校生はもういなくなっていた。
このメヌエットも時間かかるのだろなぁ。
この曲は一曲が7つに分かれていて、それぞれ弾き方が違う。いま、三曲目で、あと四曲ある。全曲終わるまで、私はなんど落ち込むのだろう。。すぐに天狗になって、鼻を折られる繰り返しが、何回起こるのだろう。。
道は長い。頑張ろう。。
昭和41年10月25日(火)
いわし丸干し
枝豆ご飯
輪切り大根の煮もの
しじみの味噌汁