チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

手を抜くとレパートリーがひろがった

数年前、日本料理の教室に通っていた。

先生は80歳を超えたおばあさま。

茶道の造形も深く、料理は「本物」を追求するタイプ。魚も築地に買い付けに行って、魚の捌き方から教えて下さった。

とにかく、料理は「丁寧に」がモットー

その方に何年も教えていただくと、当然頑張って料理をするようになるのだけど。

大変なんです(笑)

ひとつひとつが。

ちゃっちゃとやる料理なんて無いので、とにかく時間がかかるんです。

でも、「丁寧に」料理をしなくてはいけないと思ってるので、かなり頑張ったのですけど。

 

そこの料理教室を辞めて、数年。

段々とその呪縛が解けてきて。

「簡単に」やってもよいのではないか?

と、思うようになってきた。

 

世の中便利なものがあるんです。

胡麻和えも、胡麻ペーストを使ってやれば、すぐできる。胡麻を30分くらい擦り続けるのも確かに美味しいけど、それをやらなくてはと思うと自然と胡麻和えが食卓に出なくなってきて。。

 

天ぷらも、冷たいお水を作って、小麦粉を入れて卵も冷やして。なんてやってると台所は粉で凄いことになるし、とにかく面倒。

 

で、色々手抜きさせていただくことに。

 

世の中便利なものが色々あって。

 

まず。寿司酢を買ってみた。

 

そしたら、しょっちゅうバラ寿司とか、稲荷寿司とか寿司メニューが簡単に出来ることが判明して。

 

今日は、バラ寿司と天ぷら

 

天ぷらは、レンコンと茗荷と大葉。

今はレンコンの季節なのかしら?

安く売っていたので購入。

茗荷も「秋茗荷」とかいう、小さめの茗荷が特売で

卵の要らない天ぷら粉を買って、作ってみると本当に手軽。

野菜天ぷら、好評でした。

 

親世代は手をかけることが美徳という信念の人が多いのだけど。

それを信じて私もやってきたけど、

ちょっと手軽にすると世界も広がることがわかって。ちょっと嬉しくなっています。

 

わたしの献立日記 (中公文庫)

昭和41年10月2日(日)

栗ご飯

野菜のごま煮

なめこ、豆腐の味噌汁