昨日、整形外科のリハビリが終わり、車に乗ると「これから美容院にいくの。送って行ってくれる?」と母が言う。
もう時間は夕方5時過ぎ。
「今から?火曜日はリハビリなのになんでこんな時間に予約?」と、私はびっくりして叫ぶのだけど。。
母は悠然と
「随分前に予約したんだけど全然取れなくて。この時間しか無かったのよ。最近の美容院は混むのねぇ。」
いやいや、超有名美容院ならともかく、ふつーの美容院は全然混んでいないはず。
しかも、母が予約した美容院は、行ったことはないけれど、前を通るといつも空いてる。。
担当も決まってないとか。
母は平日も日中もOKなのに、なんで?
母は、87歳。
同じマンションの斜め下の部屋に住んでいて、「1人暮らし」をしている。
父は30年以上前に亡くなっているので、筋金いりの未亡人。
家族から見ると足はかなり弱っているものの、全部自分でやりたがる「元気」な年寄りだ。
でも、ちょっと前に、病院から「付き添いをつけて欲しい」と要請があり、つい数週間前は午前2時に「ごはん食べたっけ?」と笑顔で我が家にやってきて。
外から見るとかなり「認知症」が入っている年寄りなのかもしれない。
そうは言っても、まだ身の回りは自分で出来るので、できる範囲で好きに動いて貰えばよいと思って、病院と食事については我が家が面倒みる(朝晩、我が家で食事をとりにくる)がその他は自分で。というスタンスでやってきた。
あとは、歩けなくなってきたら、買い物は車椅子で回るかなぁなどと考えていたら。
美容院!!
多分、よくわからないおばあさんが乱暴に予約の電話をしてきて、店の方も困惑し、さりとて拒否もできないから、日程を随分先にしたり、時間を遅くしたりと、それなりの「戦法」を使って、来ないように工夫していたのだろう。
まあ、わかるのだけど。
そりゃそうだとは思うけれど。。
何故か私は悔しい気持ちでいっぱいだ。
そして、かなり、ガッカリした。
知らないうちに母がそんなに迷惑がられて、拒否されてるとは。娘として、何ともやるせない思いで。。。
それと、年をとるというのは、こうやって世間から阻害されていくのか、と思うとゾッとした。
落ち込んでばかりではいられない。
とにかく、母の美容院は付き添うことにした。
でも、拒否られた(確定した訳ではないが多分そう。)美容院は、もうやめよう。
美容院としては当然の動きかもしれないが、やっぱり粗雑に扱われたというところには行きたくない。
申し訳ないが、勝手に静かに逆ギレ。。
まずは美容院探し。
私が通っているところなら、気心も知れているので、お願いしやすいのだけど。
車ではちょっと遠いし、長い階段があるので膝の悪い母には無理だ。
車で行かれるところ。
担当さんが変わらずにわかってくださるところ。
出来れば、母が「行く行く!」と乗り気になってくれるようなところならなお良いのだけど。。
あるだろうか。。
とにかく探そう。
昭和41年9月28日(水)
牛肉とさやいんげんのバタ焼き
さつま芋甘煮
油揚げ、わけぎの味噌汁