チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

練習中止になってはぶててる。。

明日は、お手伝いで参加するジュニアオーケストラの本番。

今日は最後の練習で。

雨だから、ちょっと面倒だなと思ったけど、いやいや、そんな弱気でどうする!と自分を励ましていたら。

今朝早く、練習中止の連絡が。

明日頑張りましょう!

と、のこと。

 

息子は普通に学校に行き、夫は普通に合気道の練習に出かけた。

私だけ、居残り。

普段なら、伸び伸びと1人時間を楽しむのだけど、今日は、なんか機嫌が悪い。

しかも9時からの練習で9時20分には雨は止んでいて。。

「できるじゃん!」

と、子どものように空を見上げて、ぶつぶつ言う。

練習中止は、もっともなことで、しかもジュニアオーケストラだから小さい子どもが、事故に巻き込まれたら大変だ。

だから、演奏会前日だろうと、お休みにするのは英断だ。

それはわかってるけどねぇ。

 

もともとオーケストラをやる人は、合奏というと見境がなくなる。

 

数年前、大雪警報がでた。

 

土曜日は、朝から雪で電車も計画運休すると、前日からニュースではアナウンサーが叫んでいた。

その時在籍していたオーケストラの練習は土曜日の朝9時からの練習で、ニュースを見ながら、当然練習は休みだと思っていた。

なのに、連絡が来ない。

どうなってるんだろう?とチェロ だけでグループ化しているLINEで、メールが飛び回った。

チェロ のメンバーは、明日は休み!、と決めてかかっていて、なんで連絡来ないのよ!はっきりさせてよ!と怒ってる。(笑)

そのうち、情報が入ってきた

「指揮者がホテルとって待機してくれてるから、予定通りやるらしい」

チェロ メンバーは、休みだと思っていたので、「えー!何考えてるの!」

と、怒るが、とにかくやるらしい。

「こんな時に絶対危ないから行かない!」

という人たちと

「やるっていうなら、まあ行くか」

というメンバーの二手にわかれた。

丁度半分半分。

 

私は、休む気満々だったけど、指揮者もいらっしゃってるなら、頑張って行くかと、「行くグループに入った」

当日は息子の学校は雪で休校になり、夫の合気道教室も早々と休みになった。

そんな中で、1人私は、チェロ を抱えて、長靴履いて、防寒体制万全で、出かけて行った。

家族は「信じられない」と口々に言っていたけど、とにかく行くの!ともの凄い覚悟をして、出発した。

計画運休で電車は、少なくなっていたけど、お客さんも少ないし、大体土曜日の朝は空いてる。

駅からの道は雪で大変だったけど、どうにか練習開始時間ギリギリに到着した。

ちゃんと時間通りに到着した私って凄い!

と、きっとみんな来てないだろうな

と思いながら、会場のドアを開けたら、

 

沢山人がいた。

チェロ のお休み以外は、みんな来ていた。

コントラバスも、ティンパニももうスタンバイできていて、

80過ぎたお爺さまもお婆さまも普通に練習していた。

「ギリギリ」の私は、「すいませーん」と言いながら、急いで楽器の準備をする始末。

全く普通の練習と変わりなかった。

途中、吹雪のように雪が降ることがあっても、みな動ずることなく(チェロ のメンバーだけ動揺してた(笑))3時間の練習を終えた。

練習が終わると、雪は降り止んで、お日さまが見えていた。

皆、練習は休みになるとは思わなかったそうだ。

連絡ないから、来た。

皆に聞くと、笑顔でそう答えた。

むしろ、雪だからお休みという方が、「怠け者」みたいで、休んだチェロ の人たちは、休んだことを後悔していた。

 

凄いと言えばそうだけど。

私は「この人たち危ない」と思った。

まあ、私も参加したから同じだけど、

みんな世間常識はそれなりに持ち合わせている人たちなのに。

合奏となると、たかが趣味の話で、一回休んだところで世の中何が起こることもないのに、頑張ってしまう。

事故に巻き込まれるとか、出歩くのは良くないとか、常識が吹っ飛んでしまう。。みたい。

 

オーケストラの首脳陣も、ちょっと怖くなったらしい(笑)

それから、ちょっとのことでも大事をとって練習中止にするようにした。

休みにしたものの、当日全然酷くないこともあってぶつぶつ言う人もいたけど、まあ仕方ないことだと思う。

趣味なんだから。

 

だから、今日の練習も仕方ないと思うけど。

つまんない(笑)

休みになったら、別のことをすれば良いと思うけど、全然やる気にならずはぶててる。

私も充分病気だと思う(笑)

わたしの献立日記 (中公文庫)

ひらめのムニエル

大根のそぼろ煮

セロリ、油揚げの味噌汁

昭和41年9月24日(土)