1ヶ月に1回くらい、コーヒー屋さんで豆を買う。
母の膝のリハビリの病院の近くなので、最近は買うのは私が担当している。
もともと郵便局だった建物をリフォームして使っているので、中はとても広い。
駅からちょっと離れていて、公園の隣。
いつも小さな子どもやお年寄りがのんびりと過ごしている公園で、春にはそれはそれは綺麗な桜が咲く。
通りの向こうには、夏だけオープンする屋外の市民プールがあって大賑わいする。子ども専用の浅めのプールだけど、安いし、息子が小さい時によく利用させてもらった。
そんなところに数年前にひっそりとオープンした。
ひっそりとしたお店にはあまり似合わない、大きな豆を炒るお釜がある。(動かしているところは見たことがない)
お店に入ると大概お客さんはいなくて、ゆっくり豆を選べる。
店員さんも、丁寧に説明してくれる。
苦味があったほうがよいのか?コクがあった方がよいのか?
ホットで飲む?それともアイス?
柑橘類の香りは好き?
こにらの希望を聞いて、おススメをいくつか出してくれて、それぞれの特徴を説明してくれるのだけど。
最初の20秒ほどで、理解不能になる(笑)
炒り方とか、豆の処理の方法とか、原産国とかあまりに知らない単語が並びすぎて、???になって、「どれになさいますか?」と最後に聞かれた時は、頭の中はごちゃごちゃでもう何でもいいわ!と思っている。
結局、最初に勧めてくださったものをお願いするのだけど、結局どんな豆なのかわからないまま(笑)
家に帰って、夫に豆の説明を求められても、何も説明出来ない(笑)
「なんか、沢山説明してくれたけど、わからなかった」
確か、エチオピアの豆だったはず。。としどろもどろに答えたが、袋の外には「シベリア」とマジックで書かれていた。
エチオピア産のシベリアという品種の豆なのか、それともシベリア産のものなのか、真偽は不明だ。。
ワインの説明の時も同じようなことが起こる。
どこで作ったワインで葡萄はなんで、こくがあって、何年産で、とか説明が長くなるほど分からなくなり。
結局、何の情報も頭に残らず、ぼーっと飲んでしまう。
不思議なもので、国名とどのくらい前に出来たものだけの説明とラベルの絵の簡単な説明してもらっただけの方が印象に残る。
「あのワイン美味しかったなぁ」と思い出したりする。
私に、詳しい説明は不要、いや、してはいけないらしい(笑)
コーヒー豆屋さんのお兄さんが嬉しそうにコーヒーの素晴らしさを話してくれるので、何も言えないけど。
私の頭に残るように、説明してくれないかなぁと聞きながら思う。
とは言え、いつも???で帰るのだけど、あののんびりとしたコーヒー屋さんの雰囲気が好きで、通っている。
通い続けているうちに、少しはお兄さんの話も理解出来るかも。。とも思うけど。期待はしないでおこう。
昭和41年9月15日(木)
鳥のひと口カツ
きゅうり、麩の酢の物(ごま酢)
納豆汁(大根、ネギ)