チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

今日は親切にしてもらえる日らしい。

ここ1ヶ月で、

チェロケースが倒れること3回。。

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もちろん中にはチェロが入ってます。

3回ともベッドに向けて倒れたので、被害はありませんでしたが。。

というか、最初2回倒れたときは、「置き方悪かったのかなぁ。。」などと呑気なことを考えていて。。

3回目に倒れたとき、やっと「ケースがおかしい」ことに気がついたという、お粗末な話で。

ベッドに倒れたから良いようなものの、コンクリートの上にまともに倒れたら、楽器は大変なことになります。

 

ケースがおかしいとわかったものの。

ケースの修理というのはなかなかやってくれないと聞いていたので、もう買い替えかと💦

えー高かったのに、大事にしてたのにーと、落ち込んでいたのですが。。

結婚10周年で買ってもらった上等なケースだったので。。

 

今日レッスンに行って相談したら。

先生。

「直せますよーきっと。」

と、簡単におっしゃる。

 

それより、3回倒れるまでほっといたということに、呆れてらした(笑)

こいつ、何考えてるんだ!って、口には出さないけど、顔はかなり怒ってた💦

 

 

〇〇商会ってところがあって、私の友達もみんな直してもらってますから。

 

なんせ、楽器屋さんから「ケースは7年くらいで買い換えるものだから、直さないのが普通」と言われていたのを間に受けて。。

 

まさかの買い替えか!と落ち込んでいたのですが。。

 

先生はあっさりと「直せる」と。。。

 

なんだぁと思いながら、帰宅して、先生紹介の楽器屋さんに電話してみました。

 

受付の人がでて、内容を告げると

「職人に代わります」とのこと。

しばらくして明るい声の中年男性の職人さんが出ていらっしゃいました。

内容を告げると

「あー。うちGEWAのケース扱ってないので部品ないんですよー。」

つまり、直せないということ。

がっくりきました。

「あーそうですか。。ダメですか。。」

と、落ち込む私に、職人さんは

「ケース買ったところとかに聞いてみるとか、あと旅行のトランク扱ってるところで直してくれるって聞いたことあります。」

と、色々例を挙げてくださいます。

そして最後に「もしどこもダメならまた連絡ください。出来るかどうかわからないけどやってみるので」

と。。信じられない親切なお言葉まで。

見ず知らずの客にこんなに親切に。。。

感動しながら、お礼を言って電話を切りました。

 

それから色々調べて、私のケースを扱っているお店を見つけて。。

電話をしたところ、ケースの写メを送ってくれとのこと。

送るとすぐに電話がきて、

「部品ありますので、修理しますよ」

とのこと。

しかも。

「部品交換じゃなくて、どこか削るだけで、バランスが戻ると思います。安くすむし。。」

と、素晴らしい言葉。。

前の楽器屋さんといい、今回の楽器屋さんと言い、信じられないほど親切な対応です。

 

明日伺いますと、修理の予約をして、良かった良かったと電話を切ったとたん。

電話が鳴りました。

さっき、「GEWAは扱ってないから。」と、断りながらも「どこも断られたら持っていらっしゃい」と言ってくれた楽器屋さんです。

何だろう?と思いながら対応すると

「GEWA扱ってるお店見つけました。」

とのこと。。

もちろん、探してくれとお願いしていません。

困ってるだろうと探してくださったようです。

話を聞いていると、わざわざそのお店に電話してくださった様子。

「多分、修理できると思いますよ」

とのコメントまで。。

 

とてもありがたかったのですが。。

もう予約してしまったので、

修理出来るところが見つかったから大丈夫ですとお伝えし、お礼を伝えました。

 

かなりびっくりしました。

本当にびっくりしました。

何故なら

チェロを初めて触った大学生のときから、37年。楽器屋さんにはいつも腹が立っていましたから。。(笑)

弓の毛を替えるときも、楽器を調整してもらうときも、どこの楽器屋さんに行っても、かなりつっけんどん。

理由は、「安い楽器だから」

楽器をみたとたん、弓をみたとたん、楽器屋さんはふーんという、何とも言えない表情で、

まあ、やってあげるけど。。。

という態度にでます。

こちらからすると、成人式の着物の代わりに買ってもらった、学生としてはちょっと奮発した(10万円くらい奮発)楽器なのに、何がふーんだ!とプリプリ怒っていたのですが。

 そんな訳で今メンテナンスをしてくれている楽器屋さんに出会うまで、まともに楽器をメンテナンスすることはありませんでした。楽器屋さんは取り合ってくれませんから。。行けば腹立つだけですから。。

 

 

でも、今回なんでそんなに親切にしてくれたのでしょう?

ちょっと考えたら、すぐ答えがでました。

多分。。GEWA というメーカーのケースだったから。。高級メーカーだったからです。

 

チェロのケースもピンからキリまで。

下は一万円から上は50万円ほどのものが。。

私のケースは、中よりもかなり上の方の値段でした。

楽器のレベルを考えるともっと安くて良かったのですが、「せっかく買うなら良いもの買えば?」と夫が言ってくれたので、そうですか。と遠慮することなく(笑)上等なものを買わせていただき。。。

でも、あまりに中の楽器と格差がありすぎて、「欲張ったなぁ」と反省していたのですが。。

 

今回電話した楽器屋さん。2件とも私の情報は

GEWAのケースを持ってる。

ということだけ。

ケースとしては「上等」の部類ですから、

「客として合格」だったんじゃないかと思います。

親切にしていただいて、姑息な考えと言われそうですが、今までの楽器屋さんとの付き合いから考えると、失礼ながらその考えは間違ってないかと。。。

 

合格になると、こんなに親切にしてもらえるんだ。。。

 

初めて知りました。

 

それと、楽器ケースは6、7年で使い捨てと言われてますけど。。

高いものを買えば、直せることも知りました。

安いと相手にされないのでしょうね。

 

私はモノは新しいものよりも、直して使うのが好きなので、背伸びしても高いもの買って(もらって)良かったとは思いますが。

 

こんなに扱いが違うのか。。

親切にしてもらって不満を言うのも、罰当たりとは思いますが。

弦楽器の楽器屋さんに「普通に扱ってもらう客」になるのは、大変です。